今度は北アルプス方面へ
狙っていた訳でないが、先週南アルプスの白州を訪れ、昨日は鉄道で北アルプス方面へ出掛けてきた。
はっきり言ってこれは完全に鉄子のお陰。日帰り旅にも関わらず1泊2日に匹敵するぐらいのとても内容の濃い旅だった。

そしてママ友と付き合いが長いのも然り…やはり旅は食の好みや価値観が合う人と行くと何倍も楽しくなる。逆に言えば、食の好みや価値観の合わない人と無理して行くぐらいならひとり旅のほうがよほど愉しめるというものだ。
旅のきっかけはこちらのキャンペーン⇩
JR東日本では、7月5日乗車分より、JRE POINTで新幹線や在来線特急列車に利用できる「新幹線eチケット(JRE POINT特典)」「在来線チケットレス特急券(JRE POINT特典)」に、グリーン車・グランクラス・プレミアムグリーン用が新登場となった。
新登場記念として、期間限定でグリーン車・グランクラス(飲料・軽食なし)に、通常の交換ポイント数の50%OFFで乗車出来るキャンペーンを今月一杯開催中なのだ。
実はまだ旅行記も途中のまま放置している北海道最果ての旅の最中(6月下旬)に、六花亭に立ち寄り喫茶コーナーでコーヒーとお菓子を食べながらチケットの予約などもしていた。

旅の最中に次の旅の手配をするって、忙しないながらもなんか楽しい(^^)
でこの時に、鉄子が新幹線のグランクラスとグリーン車のチケットを購入し、わたしは鉄子に促されるままに別の観光列車の予約を担当し無事完了することが出来た。そしてついでに、先日草津のお土産を送ってくれた弟に、夏のギフトセットを手配した。
といった感じで、わたしたちは水面下でチケット争奪戦に参加し、昨日改めて”勝利の美酒”に酔いしれたのであった(笑)
正直、食べ過ぎて腹を壊しながら行く先々でトイレを制覇するよりも、極めて健全な旅だと自負している。腹壊しなんてはっきり言ってヘタレの所業…少なくとも旅人目線で言えばの話だが(^_^;)
ごめんなさい、わたしめちゃくちゃ性格悪いのよ。ぷぷぷ(* ´艸`)
なんーて冗談はさておき…まあそんなこんなでわたしたちは、始発の次の列車に乗って辻堂駅を出発した。今回は東京駅までなので気分を盛り上げる為に当然グリーン車に乗った。ちなみにJR辻堂駅から東京駅までの電車の走行距離は54.8km。毎年正月2日、3日と開催される箱根駅伝の1区(21.3km)、2区(23.1km)に10km弱プラスしたぐらいの距離である。
そういえば〇〇さん
ちょっといい気になっていた。
自転車で隣町へ行っちゃう企画、気温が高くなる前にと思い5月16日石狩市、21日当別町、24日江別市へ行ってきた。
で、27日に往復43㎞の小樽が結構楽勝だったので調子に乗って、翌日往復48㎞の北広島市+恵庭市へ出かけた。
それまでの3市町はほとんど平坦だからあんまりダメージがなかったけれど、今回はアップダウンが多くて太腿が痛い。
二日で100㎞近く激チャリしたものね、そりゃ筋肉痛にもなるよね(笑)
なーんて自らのブログでアピールしていたけど…わが家から車で都内に行くのもなかなかハードルが高く、辻堂から電車で1時間弱立って移動することも結構苦痛を伴う。それなのに、若い頃スポーツでカラダを鍛えた形跡もない普通のアラカン女性がママチャリで連日50kmの道をさしたるダメージもなく走破するって、あり得ないと思った。
だってあの大学駅伝の選手たちは、普通の人の全力疾走以上のスピードで20kmの道のりを走破する訳で、しかもいくら南関地区が温暖だからといっても真冬の道をランニングと短パン姿で走るということは、それだけ体温も高くなるということだ。そして普段から厳しいトレーニングをして鍛えられている選手たちでさえ、時には変調をきたして足取りもおぼつかなくなり、朦朧とした意識の中、タスキを渡すシーンをわたしたちは何度も目にしてきたではないか。
そんなアスリートでさえ命取りになりかねない距離を今年還暦を迎える女性が、ロードバイクでもなく電動自転車でもなく、ママチャリで走破するというのはあまりにも非現実的だ。しかもママチャリのタイヤで連日何十kmも移動していたとしたら、まずタイヤがイカれてしまうだろう。
そして、近頃の〇〇さんのヨーロッパ旅行記における数々の疑惑に満ちた記述を鑑みても、やはりにわかに信じることは出来ないのだ。
しつこいようだが、プラハの旧市街は”市民の生活の場”とは言い難いし、チェスキークルムロフにはクルムロフという領主は存在しない。こういううっかりミスでは片付けられないことを言ってしまう行為を繰り返す人は、最早自分のついた嘘を真実だと思い込んでいる可能性が極めて高い。
なのでその本人はともかく、出来ればその周囲にいる人たちは、イネイブラー(他者の問題行動や依存症などを、無意識のうちに助長してしまう人のことを指す)に陥らないようにしなければならない(とわたしは憂慮している)。
おっと、またあらぬ方向に話が展開してしてしまった(笑)
でそんなことはともかく(笑)…わたしたちは、東京駅で6時52分発の北陸新幹線のあさま601号のグランクラスに乗車した♪( ´▽`)

既に東海道線の車内でサンドイッチをアテにビールで乾杯していた(ご機嫌過ぎて画像撮るのを忘れた)のだが、改めてグランクラスの車内でも乾杯しながら流れる景色などを楽しんだ。

なお今回のグランクラスは軽食付きの設定は選べなかったので、これまた鉄子がいろいろ持ち込んでくれた。手前に写り込んでいる、チーズちくわと、「お豆がおいしい寒天ゼリー」はわたしが持ち込んだもの。チーズちくわはホームのKIOSKで、寒天ゼリーはOisixのお取り寄せで、とろ〜り、ふるふる食感が特徴のお豆を味わうヘルシースイーツで、喉ごしのよい寒天デザート。寒天に甘味のある北海道産小豆を合わせ、有機きび糖と本葛を使用したやさしい甘みで、お酒のアテにしてもいい感じだった。
この後わたしたちは、終点の長野駅まで乗車して、長野電鉄に乗り換え、善光寺下まで移動。

ちなみにこの長野電鉄の車両は、かつて日比谷線で走っていた元東京地下鉄(東京メトロ)03系。03系は日比谷線用車両として、1988年にデビュー。長野電鉄では、2020年に運行が開始され、現在5編成15両を保有している。

藤田九衛門商店
善光寺下で下車して向かったのは…善光寺ではなく、善光寺近くの「藤田九衛門商店」。
こちらでは、たい焼きならぬ「鯉焼き」を販売している。その名のとおり鯉のかたちをした焼き菓子である。

長野・善光寺周辺では、縁起の良い魚として親しまれている鯉のモチーフをよく見かける。池に泳いでいるのはもちろん、お土産や飾り物などにもよく使われている。この「鯉焼き」も、そんな土地の文化を感じられるユニークなお菓子だ。
手頃なおやつでおなじみの鯛焼きは、1909年に東京・麻布十番の浪花家総本店の初代が「めでたい」という縁起物として作ったのが起源と言われている。ところで長野県は海なし県。鯛に限らず海産物が貴重だったこともあり、佐久市を中心に鯉を食する文化が古くからある。
このお店の店主は長く日本料理の世界にいた方で、大阪や海外、軽井沢で料理人をしてきたが、縁あって長野市に移住。1年間暮らしてみて長野という町の特徴を分析した結果、「お客様が望むものを」と、和菓子の店を開いた。
「例えば京都や金沢はきらびやかで洗練されていて、長野は日本の山間部ならではの素朴な田舎らしさがある。でも善光寺のある長野市のこの場所は、ちょうどその中間だと思うんです」と店主の藤田さんは考え、茶席の上生菓子のようなものではなく、かといって囲炉裏で焼くあんこのおやきではない。ちょうどいい感じを求めたところ、鯉焼きというかたちに行き着いたのだという。
鯛焼きの型は市販でもあるが、鯉焼きは一から焼き型を作らなければならなかった。そこで富山県の仏像の彫師・吉川浩市さんに木型を依頼。それをさらに金沢の職人に金型にしてもらった。鯛焼きとの違いは、裏表を合わすと躍動感ある立体の鯉になる点。
包み紙には「垂水」と書かれており、これが商品としての正式名称。垂水とは滝のことで、中国の故事・鯉の滝登り(滝を登り龍門を越えた鯉は龍になる=立身出世の話。登竜門の語源)にちなんだものだ。
どこか懐かしくて、ほんのりと甘酸っぱいフルーツほおずきのアイス最中を食べながら、そんな店主の”こだわり”に思いを馳せれば、より味わい深く感じられるというもの。
もちろん旅はまだ続くが、今日はこの辺で。
編集後記
ところで、善光寺を詠んだ有名な俳句と言えば、
小林一茶の「春風や 牛に引かれて 善光寺」が有名だが、これは、一茶が「牛に引かれて善光寺参り」という昔話を引用して詠んだ句で、思わぬ縁や導きによって良い方向へ進むことを表している。
今回わたしも、何気に鉄子の旅のお供としてついてきただけなのに、たくさんの素敵な場所を訪れることが出来て、これ以上の幸せはないと感じた(^^)
ここで一句。
垂水より 友に引かれて 鯉撥ぬ

コメント