眼福です
皆さまいかがお過ごしかしら。
このところきょうさんは、夫と共に庭木のお手入れに多くの時間を割いている。
今週は天気がとても変わりやすく、晴れていると思ったら急に雨が降ってくるので慌てて道具や解体した土を片付けたりとバタバタだった。
そんな中、先日はコストコの帰りに、オオゼキ中央林間店に寄り、その近所の園芸店で大輪の立派なダリアを見つけて鉢に植え替えた。
今朝庭に出てみると、昨夜降った雨の雫が花弁で煌めいてなんとも美しい。これぞ“眼福を得た“とでもいうのか。

眼福といえば…先日お気に入りのYouTubeを見ようとアプリを立ち上げた際、偶然おすすめにあがってきたこの動画に釘付けになった。
これは、先日五代目尾上菊之助さんが、八代目尾上菊五郎を、その息子七代目尾上丑之助さんが、六代目尾上菊之助襲名を記念し、神田明神で披露された奉納舞踊『七福神』の一コマである。
菊之助改め八代目尾上菊五郎さんは、TVドラマでもお馴染みだが、恥ずかしながらわたし、この時、六代目菊之助さんの舞踊を初めて拝見することとなった。
まだ11歳の彼であるが、お父さん(八代目尾上菊五郎)が出てきても全く見劣りしない。いやむしろ素人目だと、もう彼のほうに圧倒的な華を感じてしまうのだが(^_^;)
特筆すべきは、“手の動きの美しさ。これは訓練のみならず、おそらく天性のものであろう。この動画のタイトルではないが、まさに“眼福すさまじ! “末恐ろしいほどの大器の片鱗を感じさせる舞だ。
もちろんこれは、血筋や才能だけではない、日々の稽古の積み重ねあってこそ。この年齢にして相当な努力をされているに違いない。そして面立ちは、お祖父さま・二代目中村吉右衛門さんそのもの。もう片方のお祖父さま(七代目尾上菊五郎)も人間国宝で、間違いなくサラブレッドには違いないが、この凛とした美しさも天賦の才の内であろう。
何かとドロドロした芸能の世界ではあるが、そんな瑣末なことに惑わされることなく、今の真っ直ぐな心のままに精進していただけたらと願う。
本日のマイガーデン
春は芽吹きの季節。先日草取りをしていたら、こんな可愛らしい芽をみつけた。

おそらく多肉…セダムの一種ではないかと思われる。このままだと夫に片付けられてしまいそうなので、鉢上げしてみた。
こんなふうに、小さくておしゃれな素焼きの鉢に多肉用の土を入れて飾ってみるとなかなか趣きがあっていい感じ♪

芽吹きといえば…夫がお客さんから貰った薔薇の挿し穂がすっかり大きくなり、さらに新芽も出てきたので思い切って鉢増ししてみた。

また庭の様子が気になって出てみたら、朝はまだ蕾だった、ラナンキュラス・ラックスの花がひとつ咲き始めていた。

夫がルーシーグレイからお迎えした、ライムグリーンのセダムもなかなか成育旺盛なのでこちらも鉢増ししてみた。

そしてもうさつきが咲き始めた。

さて、先日あるブログのこんな一節をみて思ったこと。
『人の悪口ばかり発信してるブログをつい気になって見てしまう。たぶん私も同類なのだ。要するに彼女も私も暇なのだ。自分に自信がないから他人の言動が気になるのだ。』
おそらく当ブログも、こういった考え方をする人からみると、“他人の悪口ばかり発信してるブログ“ということになるかもしれない。結果的にそう思われてしまっているなら申し訳ないのだが、自分としては、それは悪口というより、以前も申し上げた通り、“健全な批判“だと思っている。
なぜなら今日の菊之助さんの舞踊の動画を観れば、素直に賞賛することしか出来ないわたしである。しかし時々わたしが引き合いに出すある方のブログをみると、その方の考え方こそひとりよがりで、客観性に欠けると言わざるを得ない。だから“賞賛“ではなく、どうしても“批判“の言葉しか思いつかないのだ。
そしてわたしのように“何かしら批判をする人“を貶める常套句として、“要するに彼女も私も暇なのだ。自分に自信がないから他人の言動が気になるのだ。“のようなフレーズが使用されるのだが…少なくともわたし自身は暇ではないし、残念ながら『自分に自信がない』ということもない(笑)
もちろん一般的に“他人の言動が気になる理由“として、『自分に自信がない』ということもあるだろう。でも、コトはそれほど単純なものではないと思う。
たとえばわたしの場合、割と些細なことが気になる性質で、ちょっとした違和感がきっかけである記事に書かれている事柄の嘘や矛盾に気づいてしまうことがある。もちろん単純な誤字脱字や思い違いは誰にでもあるが、それを差し引いても明らかに間違った見解が発信されていたら、それを看過することは出来ないだろう。
そして“批判“することを“悪口“と捉え、勝手に他人を『暇人で自分に自信がない人』などと言ってのけてしまうほうが、よほど“長い物には巻かれろ“的で、自分の頭で考えることを放棄した“あんぽんたん“ではないのかしら。
なーんて暇人どころか、このところ庭木の手入れで大忙しなわたしは、そんな暇人なあなたには、わが家の庭のお世話を手伝ってもらいたいぐらいだし、もっと人を見る目を養ったらよろしいのでは?とアドバイスしたい気分なのである。
最後に、批判と悪口の定義が曖昧な方のために。
批判とは…物事に検討を加えて、判定・評価すること。 そして、人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること。 哲学で、認識・学説の基盤を原理的に研究し、その成立する条件などを明らかにすることである。
一方悪口とは…人をあしざまに言うこと。また、その罪。 その人の行動など目に見える事柄だけでなく、人格上のことや、直接他人に迷惑な影響を与えていない事柄に関して、その人に対する尊厳を貶めるような口調で話すことと言えるかもしれない。
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