昨日からこちらでもようやく雨が降り、涼しくなっているので、早朝雨が降りだす前にニアの散歩、家庭菜園の野菜の収穫、朝食を出したあとはニアとのんびりダラダラしているU^ェ^U

で昨日の予告通り、昨日の疑惑の検証の続きだ(笑)
そしてモーツアルトの生家。黄色い建物の4階が生家だそうで、2~4階は博物館になっている。
念のため博物館を見るかと夫に尋ねたら不要とのことで、心おきなく1階のスーパーで買い物。
え?変じゃないですか?ウィーンではわざわざメトロに乗って、ブルク庭園のモーツァルト像を観に行った夫さんがモーツァルトの生家に入らないの?(・・?)
このモーツァルトの生家。

一番の見どころは、『モーツァルトの生まれた部屋』で、ここには、モーツァルトが実際に弾いたとされる子供用のヴァイオリンが展示されている。
こちらは、2009年に日本で初披露されたものの画像だが、通常はザルツブルクにあるこちらの生家に展示されているもの。

彼の音楽の才能は、父に見出され、3歳の時にチェンバロから始まり、5歳の時には既に作曲を始めている。
現代の鍵盤楽器のメインであるピアノは、当時まだ存在しておらず、モーツァルトが生きていた時代は、現在のピアノの前身となる、チェンバロ < クラヴィコード < ピアノフォルテがメインに演奏されていたのだとか。

余談だが、わたしの夫はピアノ、亡くなったお兄様はヴァイオリンを習っていて、お兄様は学校の全校集会などでヴァイオリンを演奏したこともあったとか。
〇〇さんの夫さんはお坊ちゃん育ちのようだが、クラッシック好きなら幼少期にピアノなど習わなかったのだろうか?もし習っていたなら、銅像などを観るより、本人が25歳まで生活していた空間で、使用していた楽器や、肉筆の楽譜など是非観たいと思わなかったのだろうか。わたしはクラシック音楽にあまり詳しくはないが、中学の音楽の教科書に登場する程度の作曲家は知っているし、実技や筆記で評定がつくこともあり、基本的なことぐらいはほとんどの方が知っていることではなかろうか。
クラッシックファンならずとも、教科書に出てくるような絵画などの作品、歴史上の人物のゆかりの品々には少なからず興奮を覚えるものではないのか。いわんやクラッシックマニアだとしたら。
しかし、これだけではまだ弱い。ここで今回のツアースケジュールを調べてみることにした。
これは阪急交通社のサイトで見つけた日程表の一部だが注目すべき点は、ピンク色の線を引いた部分。

ミラベル庭園は◎、モーツァルトの生家は◯となっているが、この表示は、

◎は入場観光、◯は下車観光ではあるが施設等への入場はなしとなっているのだ。
つまり最初から施設内に入場する予定は組まれておらず、当然ながら入場するには別途チケットを購入する必要もあり、それほどの自由時間が設けられていたかも不明なのだ。
なので、〇〇さんと夫さんの間に、『念のため博物館を見るかと夫に尋ねたら不要とのことで、』というやり取りがあったのかどうかも定かではない。
ただ普通一般的に考えて、クラッシック音楽愛好家が、わざわざザルツブルクのモーツァルトの生家まで訪れて、入場しない等と思うだろうか?もしわたしがマニアと呼ばれる人ならば、たとえ連れが難色を示したとしても、自分だけでも入場し、クラッシックに興味がない連れにはスーパーで買い物して待っていて貰うけどなあ。
夫婦だって必ずしも趣味が一緒とは限らないし、介護が必要な老人でもない夫さんと〇〇さんが別行動したとして何ら問題はないのではないか?だって、いくら50年前だったとしても、夫さんは一度、ドイツ・オーストリアの旅をしたことがあるのだし、確か学会などに出席されるようなお仕事されていた方でしたよね?
学会といえば、息子もマスターになって研究室の教授に同行して学会に参加した云々言っていたけれど、分野にもよるかもしれないが、論文は英語で発表されることも多いと聞いている。
いずれにせよ、夫さん、会話はともかく、研究者なら英文の読み書きはお手のものだろうから、〇〇さんが居なくても、『ひとりで何でも出来るもん』ではないのだろうか(^^)
それにしても、ハルシュタット観光がたったの30分、ザルツブルク市内観光がたった1時間半で終了でしょ。この間に食事を摂ったりなど考えたら、〇〇さんの大好きなトイレのお時間を確保するのがやっとかもしれない。
でもね阪急さん、モーツァルトの生家なんて庭園の広さに比べたら当時の民家レベルの大きさなんだから、入場ぐらい設定してあげたらいいのにと思う。
とにかく、今回の〇〇さんのお話は、日程表から見ると元々入場予定がなかったことであり、時間的にも厳しく、夫さんが選択する余地もなかったというのが当たらずしも遠からずではないのか。
で、仮に夫さんが心の内では、博物館に行ってみたいと思っていたとしても、『不要』と言わざるを得ない無言の圧力が掛けられていた可能性もある。〇〇さんが、どう言い逃れしようとも、クラッシックマニアがザルツブルクに行ってモーツァルトの生家に入らないのは有り得ない。
そういう意味でいうと、〇〇さんはマニアの何たるかを全く理解していないのではないかと思わざるを得ない。
それにしても、旅人ならではの視点で、他所様の旅行記を見るのはとても興味深いし、いろいろツッコミどころ満載なのでとても面白い。
ちょっとしたミステリー小説を読むぐらいのわくわく感があるものだ。
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