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【完全復興は2052年予定】初めての熊本城

阿蘇の風のテラス 古典神をチェックアウト、途中道の駅や阿蘇神社に立ち寄り熊本市方面に向かった。

2日目は天草に泊まるが、その前に一旦熊本市内に立ち寄ることに。

お目当ては、コロナ禍前2019年の九州周遊時には震災で大きな被害をうけ天守閣にも入れなかった熊本城。今回は入場出来るということで初訪問となった。


リニューアルした展示は、熊本城の「天守」の歴史にクローズアップし、築城から西南戦争での焼失、1960年の天守再建、 2016何熊本地震での被災と復旧までを模型・映像などで分かりやすく解説していた。

現在、熊本城では天守閣全体の復旧が完了し、2021年4月26日から全面リニューアルした展示と、最上階からの眺めを楽しめるようになった。

お城はツートンでとても立派で見応えが有り、中も大変綺麗でパネル展示も多数。エレベーターで最上階に上がれてしまうなど観覧し易い半面、個人的にはもう少し当時のお城の面影を残しておいてほしかった。

またその一方、石垣など地震の爪痕が随所に残り、完全復興までの道のりの厳しさも改めて目の当たりにすることとなる。

ここにもっと多くの観光客が来れば本当の現状を肌で感じることが出来、同時に修繕費用の調達にも繋がるのではないだろうか。

現在、復旧工事は、熊本市が策定した熊本城復旧基本計画に沿って進められているが、これまでに、天守閣と長塀の復旧は済んだものの、復旧はおよそ2割ほどの進捗状況

そしてまた最近になり計画の見直しが行われ、当初20年かかるとされていた工期が15年延長となり、2052年度までかかる見通しとなった。

これまで災害で熊本城ほど大きく被災した城はなく、傷ついた石垣の調査や復旧方法の検討、それに専門性が求められる石工などの技能者の育成には時間を要することが主な理由だ。

熊本城は国の特別史跡に指定されている。特別史跡とは、文化財のなかで学術上の価値が特に高く、日本文化の象徴ともいえるもの。

そのため、石垣復旧は石を元あった場所に、そっくり元通りに戻さなくてはならない。石を積むのは絶妙なバランスが必要で、全国から集められた職人が作業にあたっているが、1日に積める石(築石)は平均で3個ほどと気の遠くなるような時間と労力が費やされている。

この様子を見て、単に素晴らしかったとか感動したなどという感想を述べるにとどまる方がいるとしたら、それは一度眼科で診察を受けてきたほうがいいのではないかと思われるぐらい的外れな意見だ。

熊本の名物といえば、馬刺し、太平燕、からし蓮根、熊本ラーメン、阿蘇高菜漬け、スイカ、デコポン、いきなり団子などが挙げられる。

がしかし今回わたしが訪れた熊本城は、名古屋城、姫路城と並ぶ日本三大名城の一角を担う“日本の宝“であるということも日本人としては是非知っていてほしいこと。

会期が終われば撤去してしまうハリボテのような建物に税金を投入するよりも、国は能登や熊本城の復興にもっと多くの人員や財源を割くべきと改めて考えさせられた熊本城の見学だった。




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