旅行のお土産は買わなくてもいい
熊本城を見学後、鉄子の当初の予定では、くまモンビレッジのお土産品コーナーに立ち寄るつもりでいたが、また雪がパラついてきたこともあり、とりあえず天草方面に向かうことにした。
世間では道の駅とか各地のアンテナショップなどが人気のようだが、きょうさんと鉄子的にはわざわざ立ち寄るほどでもないというのが正直なところ。もちろん最低限のお土産は買うが、有名どころは最終日に空港のJAL PLAZAでささっとまとめ買いすればいいかと(笑)
旅の目的って人それぞれだと思うが、きょうさんは旅行でお土産を買うことをさほど重要視していない。
たとえば職場に戻り『ご自由にどうぞ』とディスクに並べられた定番のお菓子やチョコレート、微妙な味の現地スナック…本当に喜ばれているかしら?正直なところ、「義理で食べている」人が大半ではないかしら。特に海外旅行のお土産などは味のクセが強いものが多くて、興味本位で手を伸ばしても「うーん」となることが多々ある。
ハワイ土産の定番のマカダミアナッツチョコとか、いかにも身体に悪そうな着色料てんこ盛りなどぎつい色のキャンディーとか、謎フレバーのクッキーとか。でもそれでも一応「ありがとうございます」と言って手に取らなければ感じ悪い人と思われそうだし…なんて複雑な気分になることも。それなら最初からお土産なんか買わなければいいと思いませんか。
人によっては貴重な有給とお金を使って行く場合もある。それなのに、ややもすれば“ありがた迷惑“と思われるようなお土産探しに時間を割くなんて愚の骨頂じゃないですか。
観光地の割高なお土産屋さんで、「これなら無難かな……?」「上司は甘いもの好きだったっけ?」「○○さんはアレルギーあったよな……」などと悩んでいる間に貴重な旅行時間がどんどん削られていく。
その時間を、その土地のグルメを楽しんだり、映えスポットを巡ってみたり、アクティビティをしてみたり、逆に何もしないで目の前の絶景をぼーっと眺めたり…自分の為だけに使ったほうがどれだけ有意義なことか。
そして飛行機を利用する場合、荷物には重量や個数の制限があったりする。お土産をたくさん買うと、スーツケースがパンパンになって、帰りの移動も大変になるなどデメリットだらけ。どうしてもやむを得ない場合は宅急便で送るという手もあるが送料だって馬鹿にならないので、そうするとお土産のせいで大事な自分用のお土産(自分が本当に欲しいもの)を諦めるなんてことにもなりかねない。そのスペースは、自分の思い出や本当に欲しいもののために確保するべきだろう。
といろいろと挙げてみたが、なかなか厄介だと思うのが、うっかりどこそこに行くと口を滑らせてしまった時、これ幸いとばかりに「どこそこで売っている〇〇買ってきてくれないかな?」とか「免税で〇〇買ってきてー」とか言ってくる図々しい人。
そして、“他人が買ってきたお土産にはあれこれ難癖つける癖に、自分のお土産が微妙と思われていることを1ミリも疑わない人“
こういう人たちにはなるべく旅行することは伏せておくのが賢明だろう(笑)
天草 海のやすらぎ ホテル竜宮で海の幸を堪能
ということで雪の影響で大幅に予定を変更して早めにホテルにチェックイン。
今日のお宿は、上天草にある
海のやすらぎ ホテル竜宮

今回こちらも一休.com経由で予約。
一休.comは、『こころに贅沢させよう』をテーマに主に日本国内のラグジュアリーホテル・高級旅館の予約、厳選されたレストランの予約を通じて「上質なサービス」を提供する予約サイトである。一休.com独自の基準をクリアした厳選された施設のみを掲載することで、その他の予約サイトとの差別化を図っている。そのため、客層は富裕層が多く、サイトの利用者の平均年齢は40代。楽天やじゃらんなど他のサイトに比べて高い数値となっている。
宿泊プランには、タイムセールやサイト限定プランなどがあり、高級ホテルでもホテル公式予約や他のOTAより、割引価格で宿泊することができ、利用者はリピーターが多い。2015年から「Yahoo!トラベル」と連携を開始。2016年には、ヤフー株式会社の完全子会社となることでさらなる成長を遂げている。
とはいえ、きょうさんは決して富裕層ではないと最初に断りを入れておく(笑)
では何が言いたいのかと言えば、一休.comは、目の肥えた富裕層の方々が利用しても十分満足出来るサービスを提供している、ホテルや旅館、レストランに出会える可能性が高いサイト。
こちらに掲載される口コミは、某食レポサイトなどと違って比較的優良な顧客の客観的な評価に基づいてランキング化されているので、ほぼ外れがないという安心感がある。
っと前置きがかなり長くなってしまったが、こちら天草の“ホテル竜宮“さんも、噂に違わぬ宿だった。
このホテルの一番のセールスポイントは、なんといっても“抜群の眺望と夕食で提供される新鮮な海の幸“。今回は堅実な鉄子が望まなかったことと、翌週『乙女寿司』を控えていたこともあり、お料理は“基本コース“を選択したが、これでも十分すぎるぐらいだった。


天草近海は早崎海峡の流れも早く魚の宝庫である。採れる魚の種類も多く、身がしまって、濃厚だ。



とりわけ天草は、車海老養殖発祥の地で、全国的に有名な産地である。それぞれ車海老のおどり食いと、塩焼きを少しずつシェアしていただいた。塩焼きが美味しいのは勿論だが、おどり食いの美味しさと言ったらもう例えようがない。

新鮮さという点でいうなら、釜揚げしらすと地引網に掛かった生きたままのしらすをそのまま食べるぐらいの差がある。
そして黒鮑。鮑といえば高級な貝の代表格だが、一般に流通する鮑(クロアワビ、エゾアワビ、メガイアワビ)の中でも”黒鮑”が最上級とされ、500g近くのものは市場に出回る数も非常に少なく、ごく一部の高級和食店・寿司屋が扱うに留まる。

特に天草の鮑は肉厚で柔らかく、味わいは磯の香りが程よく漂う、他の鮑とは一線を画す食感と旨み。 刺身で頂けば、歯ごたえが心地よく、焼くと程よい弾力ともっちり感が楽しめる。蒸した黒鮑は、刺身よりも濃厚な味わいで、通を唸らせるほどの一品。
確かにこの鮑、数えるほどしか食べたことはないきょうさんの中でも1,2を争うぐらい美味しかった(笑)
りんどうポークは、熊本県内で生産されている豚肉。熊本県の花である「りんどう」の名前にちなんで名付けられた。飼育法としては、熊本の大自然と天然のビタミンやミネラルを含んだ海藻や小麦などで健やかに育てられている。飼料の加熱加工と低タンパク化により消化吸収を高め、チッ素排出量を低減するなどの工夫もされている。
特徴としては、疲労回復や老化防止などに効果があるとされるビタミンも豊富に含まれ、きめ細かな甘みがあり、風味が良い。一般豚と比べて「グルタミン酸」「タウリン」「リノール酸」などの栄養素が多く含まれている。

りんどうポーク…豚肉が苦手なきょうさんだが、大変美味しく頂くこと出来た。良質な豚肉は脂がしつこくないからとても食べやすい。
河豚の天麩羅もありきたりではなく、甘酢仕立てでさっぱり且つ河豚の旨みをぎゅっと閉じ込めたような味わい。




この日は予想外の雪で、鉄子が運転で疲れてしまったので、あえてお酒は飲まず、お茶だけで過ごした(笑)
こちらのホテルでは大浴場のみ利用だったので、当然撮影は不可である。
前日古典神の部屋付き内風呂と、露天風呂が良すぎたこともあり、今回はあえていろいろ言及はしない。
ただ、本当にこの日は寒さと強風で、せっかくの超絶素敵な露天風呂も寒すぎて5分と入っていられなかったのだけが残念だった(^_^;)
ちなみに、料理はどれも美味しくてボリュームもあったので、鯛の炊き込みご飯は、おにぎりしてもらい、部屋に持ち帰って夜食としていただいた。冷めても大変美味しかったのは言うまでもない。
ふぅー大満足(*´ω`*)
もう少し旅は続く。
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