ペスト

現在外出自粛の真っ最中だが、いま静かなブームになっている本を皆さんはご存知だろうか?改めて読んでみようとAmazonをポチっとしたらマーケットプレイスのお世話にならないと手に入らないようで焦った。

そして本日はタイムリーなことに、この本が手に入らなくても、その本の解説してくれるなんとも良心的な番組のアンコール放送がNHK Eテレで放送されるじゃないですか。不測の事態に備え録画予約して、待ち時間の間に記事を書いてしまおう。

カミュといえば、私は「異邦人」かと思っていたが、しかし今は「ペスト」一押しの追い風吹きまくり。まだ読んでいない人の為にネタバレするなんて野暮なことはしない。

ただ今このブームにあたり思うこと。今も昔もそして未来も、人間の本質はそんなに大きく変わらない。だからこそ、この本の中に出てくる様々な登場人物に自分自身を投影して勝手に共感したり憤ったりするのであろう。

そして今なぜこの本を読むべきなのか。細菌とウィルスの違いはあるが感染症のパンデミックに直面した人々が時間の経過によってどのように変遷していくのか?日本式緊急事態宣言が始まったばかりの私たちが、よりリアルに知りたいと思う心理的な状況を感じられると思うからだ。

今、こちらも大ブームになっているらしいが、「どうぶつの森」というゲームもある意味キャラクターと自分自身を連動させて、リアルとバーチャルの間を行き来する面白さがあるのと似ていると思う。

政治家や官僚の人たちと違って、一般の人たちは、一旦コロナに感染してしまったらその瞬間から人生が変わってしまうような感覚に陥るだろう。そしてその気持ちを誰かと共有したいと感じるに違いない。今は世界中の人々が他人事ではない共通の災害に直面して不安で途方に暮れている段階。

でも、あえて能天気と批判されるリスクを恐れずに言うと、日本は感染者は増えているが、死者はそれほど増えていないのは事実だ。恐れるべきは、コロナではなく、世の中の経済活動が停止して、立ち行かなくなる人が増え、自ら命を絶つ人が続出すること。

だから過度に先行きを不安視するより、あえて巣篭り生活をエンジョイするほうに舵をきる方策を考えたほうが幸せになれる。

そんな時間を過ごしたい人たちの為に、この「ペスト」も一役買ってくれるに違いない。

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