9月に入り息子の夏休みももうすぐ終わるので彼女とわたしと友人と4人でどこか食事に行こうということになり、あの名建築でアフタヌーンティーをすることに。
しかし前々日になって友人が旦那さんから風邪をうつされて寝込んでいるので見合わせたいと連絡があった。それで残念だがせっかく予約を取れたこともあり、3人でアフタヌーンティーに行くことになった。
今回向かった場所は、、、あのホテルニューグランドのフェニックスルーム。
横浜・山下公園通り沿いに位置するホテルニューグランドは、本館2階の「ダイニングルーム フェニックス」にて“幻”のレストランを不定期で開催。
開業当時はメインダイニングとして親しまれていた本ルームだが、現在は宴会場として活用しているため、普段はお目にかかれないお部屋のひとつ。
不定期開催中は、そんな希少なお部屋でクラシカルな雰囲気を感じながらホテル発祥の人気メニューを味わえるということなので是非行かねばと思っていたのだ。
わたしは予約時間より30分くらい早めに到着し館内の写真を撮って回ることに。
このホテルの本館は、1927年開業時に銀座和光などを設計した渡辺仁によるもの。マッカーサー元帥やチャーリー・チャップリン、ベーブ・ルースをはじめ、多くの著名人がここを訪れた。
1992年には横浜市認定歴史的建造物となり、また2007年には、経済産業省が選んだ近代化産業遺産の認定を受け、ヨーロピアンテイストをコンセプトに、横浜・山下公園前のランドマークとして親しまれ続けている。
そんな素晴らしい名建築でアフタヌーンティーをするのに、息子たちは時間ギリギリにやってきた。というのも、今朝まで、辻堂駅前でアフタヌーンティーをすると息子が勘違いしていたらしいのだ。しかも彼女に今日のことも伝えていなかったらしい。まあ間に合ったからいいけれど。
ということで、多少バタバタして肝心のフェニックスルームの写真がおざなりになってしまった。
今回わたしは、シーフードドリアにサラダとドリンクのセットと、ピーチメルバ。息子がハンバーグステーキのセットにプリンアラモード、そして彼女がアフタヌーンティーセットということに。
彼女曰く、この紅あずまのキッシュがめちゃくちゃ美味しかったとか。
それから、スイーツは、サバラン、紫いものモンブラン、かぼちゃのムース、栗のミルフィーユ、タルトタタンで、紫いものモンブランは息子が半分以上奪って食べていたが、かなり美味しかったらしい。
わたしのほうはというと、サラダとアイスティーは普通だったが、このシーフードドリアが、今まで食べてきたシーフードドリアとは次元のちがう濃厚で複雑な味わいだった。
息子と彼女にもシェアしたが、今回はこれが一番当たりだったかもしれない。何度でも食べたくなるような優しい味なのもよかった。
そして息子が食したハンバーグステーキだが、とても柔らかくて胃に優しい味だったとか。
わたしは味を見ていないが彼女の感想と併せて推察するに、ソースは絶品だが、若い2人はもう少し肉が粗挽きのほうがよかったのかもしれない。
そしてデザートたち。まず、プリンアラモードは、プリンとアイスが本当に美味しいと大絶賛。
ピーチメルバ、、、ピーチのコンフィとアイスクリームとラズベリーソースのバランスが絶妙で、とりわけアイスクリームの美味しさといったら、シンプルながら上質な素材が使われているのがよくわかる。口の中ですっと溶ける。
ちなみにこちらはフェニックスルーム限定のメニューだとか。甘すぎないので食後のデザートとしてスイーツ苦手な人でもイケると思う。当然だが生クリームも全く重く感じなかった。
おそらくプリンアラモードのアイスと同じと思われるので、次回はプリンアラモードを食べてみたくなった。
さて、もともと4人で食事をしようと思ったのは、彼女からわたしと友人にご丁寧にもお中元が送られてきたのでそのお礼も兼ねていた。当然今日のお会計はわたし持ちのつもりでいたのだが、息子が半分以上奢ってくれたのでラッキーだった。
明後日はCOSTCOに行くのでまたその時に何かいい食材があるといいのだけど。
食事が終わったあと、彼女が山下公園に行ったことがないというので、2人とはホテル玄関のところで解散。わたしはまた帰り道もひとりで。途中じいに崎陽軒のお弁当を買って帰った。
ほんの束の間だったが、優雅で楽しい時間がすごせてよかった。相変わらず俺様な息子だが彼女はよくやってくれていると思う。今朝はお休みなのでパンを焼いて2人で食べてきたとか。
彼女のつくるパン、インスタに載っているけれど、明日からでもパン屋さんになれるくらいの出来栄え。はっきり言って息子が羨ましくて仕方がない。彼女がわたしのお嫁さんになってくれたらいいのに。あはは。
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