今月は久々に映画館に連続して足を運んでいる。
というか本来なら「国宝」よりも先にこちらを観るべきだったのだが、前回の劇場版が若干期待外れだったこともあって当初の熱量が冷めていた。

なので今回映画館で観るまでもないかと思っていたのだが、同映画を観た娘①が、「ルーヴルより良かった」と言っていたのでメンバーズデイを利用して行ってみることにした。
率直な感想として…これは公開初日に観ても良かったと思えるぐらいの出色の出来栄えだった(^^)
ルーヴルの時は、もう少しパリの街並みがあっても良かったかなとか、全体的に画面が暗すぎて、あまりの暗さに途中何度も睡魔に襲われたが、今回は全編オールヴェネツィアロケということもあり、どのシーンも美しすぎてワンシーンも見逃すまいと必死に喰らいついていった感じだった。
まあとにかくヴェネツィアは何もかも特別すぎて、今でも娘②が「今まで旅行した中で一番のお気に入り」と言うぐらい素敵なところだったので、その懐かしい景色の中に露伴先生が佇んでいる姿を見るだけでも価値があると思った。

ここで簡単にこの映画の概要を。
これは、荒木飛呂彦の人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのスピンオフ「岸辺露伴は動かない」を高橋一生主演で実写化したテレビドラマの映画版第2作。原作漫画「岸辺露伴は動かない」シリーズの最初の作品「懺悔室」を基に、映画オリジナルエピソードを加えながら、邦画初となる全編ヴェネツィアロケで映画化。
あらすじ
人気漫画家の岸辺露伴はヴェネツィアの教会で、仮面をかぶった男の恐ろしい懺悔を聞く。それは、かつて誤って浮浪者を殺した男がかけられた「幸せの絶頂を迎えた時に“絶望”を味わう」という呪いについての告白だった。男は幸福から必死に逃れようとしてきたが、ある日無邪気に遊ぶ娘を見て「心からの幸せ」を感じてしまう。その瞬間、死んだはずの浮浪者が現れ、男はある試練に挑むことになる。そんな男の奇妙な告白にのめりこむ露伴は、相手の心や記憶を本にして読む特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を使用するが、やがて自身にも呪いが襲いかかっていることに気づく。
岸辺露伴役の高橋一生、担当編集者・泉京花役の飯豊まりえらレギュラー陣に加え、井浦新、玉城ティナ、戸次重幸、大東駿介が新たに参加。
残念ながらほとんどの漫画の実写化は原作を上回ることはなく、むしろ原作レイプだと揶揄されてしまう場合が圧倒的に多い。しかしこの岸辺露伴シリーズだけは別格。高橋一生、飯豊まりえというレギュラー陣に加え、毎回登場するゲスト陣に至るまで、原作に対するリスペクトが半端ない。
今回特に象徴的だったのが、ある登場人物が、ポップコーンを全力で投げて口でキャッチするシーン。その生死をかけた緊張感たるや、観ているこちら側まで手に汗握るぐらいの大迫力。
そして何より、ヴェネツィアの景色と露伴(高橋一生)の佇まいが最高にマッチしていた。
あ、そういえば「高橋一生と飯豊まりえが結婚したんだな」と思って見てるとなんだか自然とニヤニヤしてしまう(^^)
この2人はあまりにもお似合いすぎて、たとえどちらかの熱烈なファンであったとしても、心から祝福したくなるような微笑ましいオーラを発している。こういう清々しいカップルは今どき珍しいかもだ。どうぞ末長くお幸せに╰(*´︶`*)╯♡
それにしても、この映画を観ているとまたヴェネツィアに行きたくなる。がしかし、当時でも結構な旅費が掛かったので、今はそう簡単に行けるものでもないだろうなぁ。
なので最近思うことは、どこか行ってみたいとか、食べてみたいとか思ったら、“いつか“と言わずに、無理にでも都合をつけて実現したほうがいいということ。
ところでまた、いついつと言ってしまうと、変な呪いをかけられかねないので(笑)明言はしないけれど、夫が急に思い立って大阪万博に行くことになった。しかも、わたしの北海道旅行よりも先にだ(~_~;)
ちらっと小耳に挟んだところによると、この万博の外国パビリオンの中で一番評価が高いのがイタリア館なんだそうだ。
もちろん、その先の旅行も控えているのだが。でも彼の場合、わたしより年上でしかも、前の大阪万博にも行ったことがあるのだから、おそらく彼が生きてる間にこんな機会はもう二度と巡ってこないのは間違いない。
くどいようだが、もしやりたいことがあるならば、“いつか“ではなく、いますぐにでも行けるように、さっさと手筈を整えたほうがいいと思う。
映画を観たあと…いつもの園芸店を覗いてみたのだが、そこまで食指が動くものにはお目にかかれなかった。
そうだ。この記事を書いている今日は、娘②に美味しいイタリアンをご馳走になる予定。これまたのちほどお伝えしたいと思う。
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