いちごの実が赤く色づいてきました。こうなるといよいよ気をつけなければいけないのは、カラスなどの鳥の被害です。当初は去年活躍した鳥よけネットをとも考えましたが、湿度があがるとそろそろナメクジの被害も心配になってくるので、別なものを使って対策することに。
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それがこれ。ダイソーのストッキングタイプの排水口ネットです。実が大きくなってきたものを中心にまとめてネットがけしていくことにしました。
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ただネットをかけるだけという単純作業ですが数が増えるとなかなか面倒になってきます。しかし、このひと手間でいちごを守ることが出来るならやらない手はないと思います。
そういえば去年の秋、じいが園芸店で入手したベゴニアですが、温室に入れて保存して気を抜いていたら、外気が0度を下回った時に結露が出来てその湿気で溶けてしまいました。それで強剪定を余儀なくされ、その後は室内で養生することに。
その子が今無事に可愛らしい赤い花を咲かせてくれています。
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園芸の醍醐味のひとつとして、園芸店で安い見切り品を購入し、それを切り戻して夏越しや冬越しをさせて大きく育てるということがあります。
林芙美子の「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」という名言がありますが、その短詩の全文は以下の通りになります。
風も吹くなり 雲も光るなり 生きてゐる幸福は 波間の鴎のごとく 漂渺とたゞよひ 生きてゐる幸福は あなたも知ってゐる 私もよく知ってゐる 花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かれど 風も吹くなり 雲も光るなり
生きていることは、ただそれだけでも苦しくもあり、ただそれだけでも幸せなことでもあり。運命という荒波に翻弄されながらも、吹く風に一息つき 、光る雲に明日を夢見ることもできる。苦しいことが多くても、どこかに光は見いだせるもの。というような意味でしょうか。
とかく人は、いま目に見える花だけをみてしまいがちで、一旦花が終わってしまうともう見向きをしないなんてことになりがちです。
桜もつつじも薔薇も紫陽花も…花という花はみなすべからくそういうものなのですが、その植物自体は大切に育てれば人の寿命を超えて生き永らえ、毎年新しい花を咲かせてくれるのです。
それにしても…去年近所の畑で入手したポット苗から、たくさんの苗が出来て、そこにまた別な品種の苗を加えて、たくさんのいちごの実がなっている景色は、スーパーで買ったパック入りのいちごを食べるのとは全く違う次元の感動を運んでくれます。
あの四季なりの白いちご・エンジェルエイトも無事に白い花をつけてくれました。なかなか立派な花を咲かせてくれているので、結実が楽しみです。
いずれはこんなふうに赤いちごとのコラボが楽しめるかもしれません。
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