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夏野菜始まりました

『花より団子』と言うけれど…農作物は“花後につけた実“を食用にするものが多いので、花を咲かせなければ美味しい果実を獲ることは出来ない。

これは今朝の収穫。いよいよ夏野菜が採れ始めている。ピーマンはこれが一番果。ミニトマトの“純あま“は糖度も十分、きゅうりは水分と肥料が過不足ないようで真っ直ぐなものが多く採れるようになってきた。

よく園芸にそれほど関心のない方が誤解されていることが“堆肥“と“肥料“を同一視していること。かく言うわたしもかつてはそうだった(^_^;)

堆肥と肥料はどちらも植物の生育を助けるために使われるが、それぞれ役割が異なる。堆肥は主に土壌改良を目的とするのに対し、肥料は植物に直接栄養を与えることを目的としている。わたしが数年前から取り組んでいるコンポスト堆肥はもちろん全く養分が無い訳ではないがこれだけで十分な栄養とはならない。

以前はこの堆肥だけを市販の培養土に混ぜて使っていたが、最近はこれにマグァンプKなどの元肥(肥料)と赤玉土などの基本用土を用途に応じて加え、オリジナルの配合で使用するようになった。

そして最近では、メインの野菜の側にハーブやネギなどの虫が嫌う香りを発する植物をコンパニオンプランツとして育てるようにしている。

画像の右側のエリアは、今朝のハーブティー。葉に隠れてカモミールの花が見えないが、近頃お気に入りの配合だ(^^)

おそらくこれはこまめな手入れ(花殻摘みや雑草取り)と、コンパニオンプランツ両方の相乗効果だと思われるが、今年はあのウリハムシの被害がほとんどなく、気をよくしている。まあ油断は禁物だが(^_^;)

そういえば先日から咲き始めたスカシユリの花が今最盛期を迎えている。

スカシユリ

高山植物のように、そこにしか咲いていない希少種を除いて、わたしは花を観にいくより、“自ら苦心して花を咲かせること“のほうが好きだ。

よく景勝地を訪れて、花が散ってしまったことをいかにも残念なことのように仰る方がいるけれど、それはある意味、“一見の客“のようなもので、その樹木や草花にしたら知ったことではない話。

わたしのように日々、植物と共に暮らしている人からすれば、むしろ花が咲いていない期間のほうがずっと長いので、花もいいが、花後の青々とした感じや冬の落葉した樹木の様子もまた美しいと感じられる。

また、わたしが敬愛する世阿弥さまはこんなことを仰っている。

されば、時分の花をまことの花と知る心が、真実の花になお遠ざかる心なり。ただ、人ごとに、この時分の花に迷いて、やがて花の失するをも知らず。初心と申すはこのころの事なり

      世阿弥 風姿花伝より

ここでいう「時分の花」とは、能楽における一時的な美しさ、特に若い時期に現れる、年齢や容姿による魅力のこと。これは、一時的なもので、やがて失われるもの。一方、「まことの花」とは、年齢を重ねても失われない、真の実力や芸の深みを指す。世阿弥は、役者は「時分の花」に満足せず、努力を重ねて「真実の花」を目指すべきだと説いている。

われわれも、いつまでも「時分の花」のような一過性のものを追い求めるのではなく、自分自身を含め物事の全体像を見極める「真実の花」に辿り着きたいものだ。

ある人が、「桜の名所は咲いてこそだわ!!」と仰っていたが…

今のわたしはむしろ花を見るより、花を咲かせることのほうに“意義“を見出しているのかもしれない。

最後に。

これは去年園芸店の見切り品コーナーで見つけたエキナセア。わが家で育ててどんどん増えていったので株分けしたうちのひとつ。店頭ではこんな咲き方をしていなかったのだが、見違えるぐらい立派になった。

エキナセア シャイアンスピリット

やっぱりね、花は咲かせてこそだわ!!(笑)

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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