娘の畑から株分けされてきたワイルドストロベリー。
最初はとても小さな苗だったので、庭の隅の鉢に寄せ植えにしていたのですが、いつのまにか茂ってきて白い花を咲かせ、赤い実をつけていました。
隣に植えていたプリムラジュリアンはいつのまにか消えてしまい、今はラミウムと激しい勢力争いを繰り広げてる最中です。
ワイルドストロベリーといえば、
WEDGWOOD を代表するアイコニックパターンとして、永きに渡り世界中から愛されていることからも分かるように、ヨーロッパでは「Lucky&Love」を、アメリカでは「Miracle」を呼ぶと言われる縁起の良いハーブとして知られていて、贈り物としても使われているそうです。
さて、この赤い実のお味ですが、通常の苺と比べて酸味が強いかと思いきや意外なことに濃厚な香りと甘味があります。
もしたくさん採れたら、ジャムやコンポートにしてパンケーキなどに添えたら映えるに違いありません。
それから、葉は甘い香りのハーブティーになります。整腸作用や利尿作用も期待できるので、味わう楽しさと健康を同時に満たしてくれます。
ここに果実を一粒浮かべれば、香りも引き立ち贅沢なハーブティーが。ただし、フレッシュの葉は若干毒性があると言われているので、しっかり乾燥させたものを頂くのがお勧めです。
そして、女性には更に美容目的の使用法もあるようです。
果実をつぶして肌に塗れば、美白効果やシミ、しわの緩和に効果的と言われています。歯を白くする作用も期待できるとされているので、歯磨きにも利用してみては如何でしょう。
自宅で育てたハーブならではの贅沢な使い方ですが、試してみる価値はあると思います。
なぜワイルドストロベリーが幸運を呼ぶハーブと言われているのか?明確な答えは見つかっていません。
しかし、育てやすい植物だとは言え、水の加減や虫がつかないようになど、いろいろ気配りが大切なります。手塩に掛けて育てる、ではありませんが、一生懸命育て上げることで、運気も良い方向に流れることに繋がるのかもしれません。
そしてここまでお話しの中で、お気づきの方もいるかもしれませんが、植物を育てることで得られることは、実は女子力や母性とも言えます。
土の状態を見ながら水をやり、葉の生い茂り方で肥料を加減する。
植物を育てることというのは、大きく言えば、何かを生み出すことと通じています。
それに、植物と言えども生き物。
植物は、育ててくれている人の悪い気を吸うとされ、身代わりになってくれるとも言われています。
一生懸命自分を世話してくれた人に、無言でありながらちゃんと恩返しをしてくれる、植物とはそんな律儀な存在なのです。
もちろん「恩返しをされたいから育てる」ということではありませんが、我が子を育てる気持ちで育ててみる。それこそが無償の愛を注ぐことなのではないでしょうか。
ワイルドストロベリーを育てて得られるのは幸運だけではなく、むしろ植物を大切に育てることによって自分自身の心や精神を成長させることなのかもしれません。
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