スポンサーリンク

風にも負けず、暑さにも負けず

このところ天気は良いのだが、風が強く油断すると鉢が倒れてしまったり、鉢植えの花の水持ちがわるくなったりして急に調子を狂わせてしまう。

とは言え基本的に晴天で気温が高いので、虫たちの活動も活発になり、今まで主役だった耐寒性の強い草花に代わり、耐暑性の強い草花たちが存在感を増してきている。

今日は夫が花壇の中心ある木の剪定をしていたので、一時的に鉢を移動した。わたしはついでに花殻を取りながらひとつひとつの鉢をチェックして、剪定終了後には、花木類にはベニカX、果樹野菜類には、カリグリーンを散布した。これらは、主に病害虫の予防の為に。

カリグリーンは、炭酸水素カリウムが有効成分で、花き類・野菜類などのうどんこ病・灰色かび病・さび病の殺菌剤で、散布後副次的なカリ肥料効果も期待出来る。また有機農産物栽培(有機JAS)に使用できるなかなかの優れもの。

家庭菜園の野菜や果樹など、出来るだけ農薬を使いたくないものにも何度も使える安心感もある。

さて今回は、マイガーデンで今シーズン初開花のクレマチスについて。

柿生は日本で生まれたお花で、世界的にも有名なクレマチスの育種家・小沢一薫さんが1980年に作出した品種。

クレマチス 柿生

花径が12~18cmのパンテス系統で、旧枝咲き(去年伸びたツルに花が咲く)なので、剪定は先端の1~2節程度の弱剪定。鮮やかなピンク色で、欧米では「ピンクシャンパン」とも呼ばれている人気のクレマチス。

パテンス系は春だけの一季咲きが多いが環境と株の状態が良ければ秋にも咲く。この苗は去年の5月頃、通販でお迎えしたものだが、確かに去年の秋にも咲いてくれたので、状態のいい苗を届けていただいたようだ。

そしてこの他にも色とりどりの花たちが元気一杯に咲き乱れていて、別の品種のクレマチスもまもなく開花してくれそうな気配。

そして最近は、朝採りしたレモンバームをハーブティーとして飲んでいるのだが、これが思った以上に癖がなく美味しい。それだけではなく、シトラール、シトロネラールなどの精油成分、タンニン類、フェノール類(ロスマリン酸、カフェ酸)など多くの成分が含まれており、その機能は、精神の高ぶりを鎮めたり、頭痛や腹痛などをやわらげたり、さらには抗アレルギーや抗菌、抗ウイルス、抗酸化、抗うつ、そして美容面へのはたらきなど多岐にわたるという。

?そうすると、きょうさん、夫の健康面で何も特別なことをしているつもりはないが、朝からいかにも身体に良さそうなハーブティーを飲んだり、朝採りのイタリアンパセリやミツバやディルのサラダや、オイシックスでお取り寄せした、オーガニック食材を使った料理を頂いたりして…めちゃオシャレでヘルシーじゃない?(笑)

ちなみに、わたしは公園で木の実を拾ったり、道端の草を取って食べようと思ったことはない。

まず知っておくべきことは、樹木や野草の類いは、落ちた種子や葉の1枚に至るまで所有者がいるということ。採集が禁止されている場合、許可なく採集すると罰則がある場合、許可なく採集できる場合と、いろいろなパターンがある。

なので「落ちているのだから持ち帰っていい」と安易に考えられるものではないし、 公共の場所では、ほかの利用者との調和を大切にし、ルールを守るのが当たり前。特別に許可されている場合を除き、木の実類はスーパーで購入するのが無難だろう。

もちろん公園で銀杏や栗などを拾う者同士がトラブルになるなどもっての外。元々、所有者のご厚意で採らせて頂いてるものを我がもの顔で取りまくるなんていい大人が恥ずかしいにも程がある。

学校の教科書などで誰でも一度くらいはみたことがあるであろう、ミレーの『落穂拾い』。

ミレー: 落穂拾い

これは、収穫が終わった畑で働く農民の女性が描かれた作品だが、なぜここまで広く知られることになったのか。それには、当時のフランスの社会情勢、絵画としての写実的な表現、庶民的な主題、聖書的な含意など、一見シンプルで穏やかな作品の背景に、さまざまな要素が含まれているからだ。

中でもこの作品が名画中の名画される所以は、旧約聖書の一説が含まれているという点にある。

あなたが畑で穀物の刈り入れをして、 束の一つを畑に置き忘れたときは、それを取りに戻ってはならない。それは、在留異国人や、みなしご、やもめのものとしなければならない。あなたの神、主が、あなたのすべての手のわざを祝福してくださるためである。

あなたがオリーブの実を打ち落とすときは、後になってまた枝を打ってはならない。それは、在留異国人や、みなしご、やもめのものとしなければならない。

ぶどう畑のぶどうを収穫するときは、後になってまたそれを摘み取ってはならない。それは、在留異国人や、みなしご、やもめのものとしなければならない。あなたは、自分がエジプトの地で奴隷であったことを思い出しなさい。だから、私はあなたにこのことをせよと命じる。

心ある地主は貧しい農民のためにわざわざ多くの落ち穂を残したという。ミレーはこのことについてただ「見たままを描いた」としか発言していない。
そこにも謙虚で寡黙なミレーの優しさがにじみ出ている。

特に困窮している訳でもない人が、無料の炊き出しに並んだり、無料サンプルの列に何度も並んだり、いくら許可が出ているからと言って、われ先にと争って銀杏や栗を公園で拾ったことを得意げに語る様を見ていると、いったい日本人の美徳はどこに行ってしまったのかと嘆かわしく思うばかりなのである。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

ランキング参加中です。ポチリと応援お願いします。

このエントリーをはてなブックマークに追加にほんブログ村 主婦日記ブログへにほんブログ村 旅行ブログへ
PVアクセスランキング にほんブログ村
幸せのネタ帳 - にほんブログ村

lifestyle
スポンサーリンク
この記事をシェアする
きょうをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました