子宮動脈塞栓術(UAE)とは

経過順調で朝食も8割ぐらい食べて無事退院しました。

とはいえまだ多少の出血やら腹部の痛みや違和感はつきまといます。

今回なぜこちらの術式を選択したかというと、筋腫には出来た場所より大きく「筋層内筋腫」「漿膜下筋腫」「粘膜下筋腫」というように分けられるのですが、今まで通っていた病院では単に5センチ大の筋腫がとしか言及されておらずただ対処法的に鉄剤やホルモン注射を勧められるままでした。

たまたま今の会社の健康診断の時にお話した保健師さんが、わたしと同じように子宮筋腫による過多月経に悩んでいて、この術式を施したところ出血も減って暫くして月経も終わったということでした。それでこちらも選択肢に入れてはどうでしょう?かと案内されたのです。

以前この術式は自由診療扱いで40万円ほどの費用が掛かっていたのですが、2014年から保険適用になって利用しやすくなったのでお勧めですと。

それでその時に掛かっていた主治医に確認したところ、「それって自由診療ですよね?」と曖昧なお返事でしかもこちらの病院ではこの術式を施す設備が整っていないということだったので、それで一番近隣の湘南鎌倉総合病院に紹介状を書いてもらいました。

それから話はとんとん拍子に進みました。この術式をするにあたっては非適応の場合もあるのでこちらの可能性を潰していくことから始まりました。

まず婦人科の先生が腹部MRIの予約を取ってくれて、それから放射線科の先生のガイダンスをうけることになりました。

そこでわたしは初めてわたしの筋腫が、全種類の筋腫を持っている多発性筋腫だということを知らされたのです。

この状態を解消するには、鉄剤を飲み続け閉経を待つか子宮全摘、若しくはUAEがよろしいのではないかと。もちろんわたしがどうしたいかということを一番優先して下さいというドクターの見解でした。

それから現在わたしのホルモン値を測定すると大雑把ですが、閉経が近づいているかどうか分かるということなのでその数値も測ってみることにしました。

すると、わたしの場合この一年以内に閉経を迎えるような数値にはまだ至っていないということで、ホルモン注射や鉄剤の処方もいつまで続くとは言えないことも分かってきました。

たらればですが、昨年ホルモン注射を勧められた時に、このような方法があることを教えてもらっていたらどれだけ時間や金銭的にも、そして身体的な苦痛も変わっていただろうということです。

ホルモン注射は1回7000円程度を月一で半年間。骨密度も下がり、注射ですからそれなりの痛みも伴います。あと半年休めばまた試せますと言われましたが、こんなゴールの分からない状況で骨がスカスカになるようなことはしたくないと思いました。

そして鉄剤を飲むと具合が悪くなる体質ですし。

さて、UAEの1番の利点は、開腹せずに右脚の付け根に数mm程度の傷で済むこと。全身麻酔や腰椎麻酔が不要でこれらに伴う合併症が筋腫の数や部位に関わらず、全てに対して一度に治療可能であることなど、適応さえすれば身体の負担が低く合併症のリスクも極めて低いということです。

もう子供を産まないから子宮全摘でもいいじゃないかという考えもありますが、少なからずお腹に傷は残るし、良性の腫瘍なのに全摘するのは忍びないなという思いがありました。


今自宅にいてブログを書きながら、多少辛い部分もあるにせよ前向きな辛さだと思っています。

今日も引き続き出来るだけ安静を心がけたいと思います。

ここで改めて子宮動脈塞栓(Uterine Artery Embolization:UAE)について説明したいと思います。

UAEとは、子宮筋腫によって生じる症状(過多月経、月経痛、貧血、腹部腫瘤の自覚など)を開腹せずにカテーテルという細い管を用いて治療する方法です。

入院期間は短くて済み、日常生活にも早く戻れるのが特徴です。
大腿動脈からカテーテルを挿入して、エックス線透視を用い、子宮動脈まで挿入します。
カテーテルは外径がわずか1.3mmです。そこから塞栓物質という細かい粒子を注入します。
塞栓物質は血流にのって子宮筋腫・子宮腺筋症を栄養とする動脈を塞ぎます。
左右の子宮動脈にこの操作を行ったらカテーテルを抜いて終了です。


さてここからはわたしの個人的な感想です。

まず局所麻酔だったので手術中の様子がよく聞こえました。今回は主に放射線科の先生が主導で婦人科の先生と協力して行っていました。看護師さん、放射線技師さん、etcたくさんのひとがひとつのチームになってわたしの筋腫をやっつけてくれていると実感することが出来ました。

2時間の間に何度も息を吸って吐いて止めて等を繰り返さなければいけないのと、身体を絶対に動かしてはいけないので意識をしっかり保っているのがなかなか大変でした。

そしてこれだけ多くの人員と設備を使った手術でも保険適用、高額医療限度額の対象になってくれたコトが本当に素晴らしいコトだと感じました。

もし今、子宮筋腫のさまざまな症状で苦しんでいる方がいて、少しでも興味を持たれたならこちらの療法も選択支に入れてみてはいかがでしょうか?

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