昭和の時代、下ネタは、仲間内で笑いを誘い、親近感を高める手段としてよく使われていた。

特に、う◯こネタは、男の子同士で好まれていたけれど、これはいかがなものかと(c” ತ,_ತ)
…またもや〇〇さんの下ネタだ。
観光馬車がたくさんあり、馬車に乗って旧市街地を回るのも人気だった。
馬さん、トイレではなくあちこちで用を足すじゃない、臭いのよ、旧市街地は馬糞の匂い。出ちゃったら水で流してはいるんだけれど、臭い。
地面が濡れているのは打ち水ではなく馬糞を洗い流した跡。
そしてそれに反応したメンバーへのコメント返しで更に畳み掛ける。
〇〇 > Nさん 馬車で巡るのも思い出になって良いよね~。馬糞、出たらすぐ片付けてたけれど、それでも匂いは消えず臭い町~(笑)
旅先で訪れた町を「それでも匂いは消えず臭い町〜(笑)」と言い放つ。はっきり言って、他国の有名観光地を茶化すような発言は見ていて不快でしかないのだが。
だってこれがもし本当だとしたら、旧市街地のカフェやレストランのテラス席で休憩したり食事をしている時に、馬糞臭が漂ってくるんじゃないの?わたしはオーストリアに行ったことがないので詳細は判りかねるが、他の観光地で馬を見かけることはあっても、「臭い町〜(笑)」なんて思った経験がないし、人並みの嗅覚で鼻が効かないという自覚もない。
案の定、盲信した信者のひとりが、
T そうなのね~旧市街地は馬糞の匂い^^;
打ち水ではなく馬糞を洗い流した跡だったのね~
確かに、北海道などで牧場や、牛舎の近くを通りかかった時、そんなニオイが漂ってくることはあるけれど…そんな時わたしは、「あ?田舎の香水の匂いがするわ」と呟くぐらいで、いちいちブログで取り上げたりしない。
だって今、わたしは令和の時代で生きてるいい大人ですから。子供の頃、う◯こを連呼していた息子でさえも、今や立派な社会人になって、コンプラとかハラスメントに煩いご時世で、他人様の前でそんな“下品な話“をしているなどと考えたこともないし…それに個人のウィーン旅行記を読んでも、『旧市街は馬糞の匂い』なんてワードは目につかないけどなあ。
まあ仮にそうだったとして、そんな瑣末なこと、情報として必要なんですかね。
多分いまウィーンを訪れる大多数の人は、その日訪れる音楽会に何を着ていったらいいかとか、そういうことのほうが気になるんじゃないかしら。館内の空調の効きが悪ければ、扇子のひとつでも持って行こうかしらとか。
そういえば以前、メルボルンに訪れた時(2月南半球は夏)に馬に乗った警察官を見かけたことがあった。
これは、「Mounted Police」と呼ばれ、メルボルン中心部で特に目撃情報が多い。

馬に乗ることで、高い視界を確保でき、車では入れない狭い場所にもアクセスできる利点があるのだとか。そして、歩行者や車両に対して一定の威圧感を与えることができ、治安維持に役立ち、市内の観光名所をパトロールすることで、観光客にもアピール出来る。わたしが思わずシャッターを切ったのも、なんか毅然としていてかっこいいわーと思ったから。
そうそう、わたしも釧路湿原で乗馬を体験したことがあるけれど、訓練されたお馬さんはとても賢くて可愛くて、その背中に乗って森の中をゆっくり移動しただけでも大冒険をしたような気分になってとても楽しかった。

そしてどちらの時も、偶々なのかどうなのか。馬糞が臭うなんて思ったことなかったけどなあ。
それから、ずっと以前に、北大キャンパス内を散策した時に、お馬さんの散歩をさせている学生さんとすれ違ったことがある。お馬さん、当然う◯こもしていたけれど、学生さんがその大きな、う◯こを手慣れた感じて片付けていたのがとても印象に残っている。大きさはかなり違うが、わんこの散歩と何ら変わらないなって。
そう言えば、まだ子供が小さかった頃に何度か動物園に連れて行ったことがあったけれど、確かに独特な香ばしいニオイを感じたことはあったけれど、特に気にならなかった。だって自分もそうだが、生き物はみんな何らかの排泄行為をするのは当たり前だから。まあそんなものと思っていればいいんじゃないかと。
だからね、〇〇さんも旭川の貧しい農家のご出身ならば、牛糞や鶏糞の匂いなんて慣れっこだと思うから、いちいち騒ぎ立てなくてもいいんじゃね、と思うのよね。ちなみにわたしも、福島の田舎育ちで祖父の家には田んぼや畑があって、牛も飼っていた。トイレも外にあって、その牛舎の隣に。多分その頃、家も貧しかったと思うけど、それで惨めだなんて特に思いもしなかったなあ。いやむしろ貧しかったんだろうけど、今はそんなふうに懐かしいと思えるから幸せなんじゃないかと思う。だから、いいことも悪いことも結局、喉元過ぎれば全て忘れるでいいんじゃないかと(笑)
うちの娘②は、今月お友達とトルコに行くのだけど、イスタンブールとカッパドギアに行くらしい。カッパドギアといえば、気球ツアーが有名だけれど、娘たちはその他に、美しい渓谷を馬に乗って巡る乗馬ツアーに参加するらしい。サンライズ、サンセット、または日中の時間帯で、様々なツアーが催行されているようだ。
ちなみに、娘の今の趣味は、ピラティスと乗馬なんですよ。いいわね独身貴族って感じで(#^.^#)
あーこんなこと考えていたら、なんだか可愛いお馬さんの顔を思い出しちゃって、〇〇さんのお下品な、『ウィーンの旧市街が馬糞のニオイで臭い』なんて話どーでもよくなっちゃった。
そして、ミュージカル好きなら知らぬ者がいない『エリザベート』。このエリザベートは、オーストリア・ハンガリー帝国の皇后で、愛称シシィとよばれていたのだが、彼女が大の乗馬好きだったことで知られている。

そして現在ウィーンにあるスペイン式宮廷馬術学校は、世界唯一の施設として、ルネサンス時代に集大成された古典馬術の最高技術を保存し、今もなおそのオリジナルな演技を披露している。音楽に乗せて極めて難度の高い技術を完璧に演じる優雅なリピッツァーの白馬は、見る人々に深い感銘を与えている。
こちらは、ガイドツアーの設定などもあるので興味のある方は、参照されてみてはいかがだろう。
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おそらく〇〇さんは、クラッシック音楽もエリザベートにも興味がなさそうだから、こちらの馬術学校のことなんか知る由もないだろう(笑)
彼女の記憶には「ウィーンの旧市街が馬糞臭い」という印象が残り続けるのかと思うと、なんともシュールな話ではある(* ´艸`)
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