わたしが最も好まないのは、“知らんクセにテキトーなこと言う輩たち“。

昨日もまた奴がやってくれたよ(笑)
ちょっと先週末、夫の故郷網走に行ってきた。
金曜日の17時いきなり思いついて行こうと言われ、17時間後には高速に向けて車を走らせていたという、なんとも行き当たりばったりな……
あんまり思い付きで行く場所でもないのよ、今は無料の高規格道路が遠軽まで伸びたので旭川まで高速道路を使って4時間ちょい。
あろうことか、今回この方々が訪れたホテル…わたしと鉄子も以前泊まったことがあってね…ちょいと公式サイトで札幌からのアクセスについて調べてみた。
札幌>> サロマ湖 鶴雅リゾート 約310km【約4時間25分】
【ルート例】道央道 札幌IC→旭川紋別道 遠軽IC→国道333号線→佐呂間町→当ホテルへ
サロマ湖 鶴雅リゾート公式サイトより
この方の弁によると、夫さんから17時に網走行きを告げられ、17時間後に自宅を出発したとあるので、当日10時頃に出発したということになる。
ルートは旭川まで高速、そこから高規格道路で遠軽まで行けるのでほぼ高速で行ける。集中力が落ちているから休憩タイム多めで!
(中略)
道の駅遠軽からは一般道で50分ほど、道の駅サロマ湖を目指す。
ここの道の駅はおいしいよ。サロマ湖はホタテや牡蠣が特産物なのでお安くたっぷり食べられる。
でももう14時半、ホテル夕食はバイキングだし、ここからちょっと行ったところの北勝水産でホタテバーガーを食べる予定なので食べない。
公式サイトの情報はあくまで目安にしか過ぎず、途中休憩タイムや一般道に降りて買い物をしたのに、4時間半でホテル近くに到達するのはかなり無理がある。
実際、当時車を運転した鉄子に確認すると
網走まで4時間…無理ではないけれど、休憩しないかつ法定速度+20kmキープしないといけないね。
ということだったし、たまたま同様の質疑応答をYahoo!知恵袋で見かけたので掲載しておく。
札幌から網走まで高速走ると何時間で行けるでしょうか?
ーー雪のない季節で5時間ですね。 地元民は 札幌IC(道央道・有料・4車線)比布JCT(旭川紋別道・無料・2車線)遠軽IC-国道333号(一部高規格道)ー北見市端野町ー国道39号ー網走 というルートを走ります。ーー休まずで最低でも5時間はかかると思ってください。 長距離の運転になるので休憩を挟んで6時間くらいが平均。
これは、鉄子の回答の補足説明にもなるだろう。
輩本人の言にもあるように、体力の衰えが著しいアラ古希の夫さんが、途中休憩も無しで高速を飛ばし現地に向かうとも思えないので、相変わらず輩のテキトーすぎる発言だと言わざるを得ない。
そして輩のテキトー発言はこれだけに止まらない。これは、わたしの友人から聞いた話から気になって公式サイトを確認して気づいた誤認発言だ。
高規格道路に戻り30分ほど走ると道の駅遠軽森のオホーツク。
えんがるロックバレースキー場併設で、夏は土日祝日のみサマーゲレンデが開催される。人工雪降らせてた。
以下はスキースノボ好きの友人の言である。
人工雪をつくる条件は気温が氷点下の時なのでサマーゲレンデの滑走面に敷いたピスラボって白いマットは水を撒かないと滑らない材質です。岐阜県のサマーゲレンデやその他も水を撒きます。
例外でICSという高額な設備で氷を微粉砕したものをゲレンデに撒いて10月から11月に早期オープンするスキー場は富士山、軽井沢、岐阜あたりくらいですね。
北海道でこの時期に人工雪撒いて滑れるなら私含めてスキーヤーやスノーボーダーが一斉に集まってしまいますよ(笑)
この友人の指摘を裏付けるように公式サイトでもこのような記載が。
サマーゲレンデ 6980 Pis Rabbi
コースは長さ300m×幅30m。人工スノーマット「PIS*LAB」(ピスラボ)を敷き詰めたゲレンデです。
PIS*LAB仕様のゲレンデでは、夏でも本物の雪に限りなく近い滑走感とエッジグリップが得られるため、
冬に備えたオフトレにも最適です☆
夏もスキー・スノーボードは、えんがるロックバレースキー場サマーゲレンデ『6980 Pis Rabbi』で!!
皆様のご来場を、スタッフ一同、お待ちしています♪
■営業期間 6月上旬 ~ 10月末
■営業日 土・日曜・祝日のみ営業
■営業時間 10:00~16:00(リフト最終乗車15:45)
道民の輩さんだが、スキー・スノボに関してはあまりご存知ないらしい。
いや、いいのよ。輩さんにその知識がなくても。詳しい人ならすぐその間違いに気づくだけなので(笑)
でも、スキー・スノボにご縁の無い方は、皆さん輩さんの間違った情報を信じてしまうでしょ。それどころか、「〇〇さん、すげ〜、北海道はシーズン前に人工雪降らせて愛好家たちを呼び込んでいるのね。さっすが北海道!!最高っすね♪」ってことになって、その間違った情報が拡散されてしまいかねない。
わたしは、この件を記事にするにあたって、一応、「人工雪」について調べてみた。
「人工雪」を作るスノーマシーンは大きく分けて2種類あるんですね。プラスの気温で氷を砕いてゲレンデに撒く人工造雪機、氷点下で雪を降らせる機械が人工降雪機。
また、近年、プラスの気温で(氷ではなく)直接雪を造る機械も登場。
この装置の納入先として、狭山スキー場(埼玉県)、
スノーパークイエティ(静岡県)、軽井沢プリンスホテルスキー場(長野県)、スノーウェーブパーク白鳥高原(岐阜県)、九重森林公園スキー場(大分県)などが挙げられている。
わたし、スキー・スノボはやらないが、こういったテクノロジーの世界には興味津々である。
ってことで、黙っていても本州に先駆けて嫌というほど雪が降り積もる北海道のゲレンデに、わざわざ高額のスノーマシーンを導入するほどのメリットがあるとも思えない点から言っても、輩が見たゲレンデは、人工雪ではなくピスラボだったということになる。
そしてこれは激しくどうでもいいことかもしれないが、こんな記述も引っかかった。
北海道のご当地ポケモンはキツネのロコンとアローラロコン、なんか知らんけどポケモンコーナーが出来ていた。
これは小さな子供がいたら喜ぶわ!ロコン肉まん&あんまんも販売中。でも高い!!
うーん。この方分かってないなー(笑)
ってか既に自分で「なんか知らんけど」って言ってるので、本当に知らないのだろう。
ポケモンのファン層は非常に幅広く、特定の年齢層に限定されず、小学生から大人まで多様な年齢層に支持されている。輩の息子さんたちはとっくに卒業したのかも知らんけど(笑)、特に幼少期にポケモンを体験した世代が大人になっても支持を続け、25~34歳、35~44歳の層でユーザーが多く見られる。
何を隠そう、わたしの娘①とその夫の世代がその年齢層にあたる。そして、それは国内に止まらず世界中に多くのユーザーが存在する一大コンテンツなのだから、商魂逞しい道民の方々が乗らない訳がないではないか。
あまりこんなことは言いたくはないが、近頃国内各地を旅行して感じることだが、6月に稚内・利尻に行って思ったのが、宿泊施設や外食の値上がりが、北海道は特に酷いということだ。6月の稚内・利尻の宿泊代、素泊まりのビジホレベルで特に週末は3万超えは当たり前。礼文・利尻に至ってはごく普通の旅館レベルでも5万超えだったので、馬鹿馬鹿しいので初めて民宿に泊まったぐらいだ。
どう考えても、サービスやファシリティと価格が見合っていない。
道民の大半は日本人の筈なのに、彼らはインバウンドにかこつけて、観光客から取れるだけ取ろうとする魂胆がアリアリだ。
以前推し活をしていたブロ友に聞いたことがあるが、札幌ドームのツアーなどがある時期は、ホテルの絶対数が少ない為に、ビジホレベルで1泊10万超えなどと都内や大阪、福岡などの大都市など比べても尋常じゃない室料吊り上げがあとをたたないという。
確かに、北海道は自然豊かで農業、畜産、漁業など日本の食糧基地として大きな役割を果たしているのは間違いない。しかしだからと言って、何もかもが内地に勝っているという考えには同意しかねる。
地域住民が地元愛を発信するのは当然としても、輩が方便のように使った「みんなちがって、みんないい」の本来の意味は、人と人が互いに違いを認め合い、それぞれの個性を尊重することであり、手前勝手な他者の価値観の押し付けにより優劣を決める為に利用されてはいけないのだ。
そして何より一番問題なのは、“元々興味もない知らん情報“についてまで、事実を確認もせずあたかも本当のことのように発信してしまうことだ。
札幌から網走までは、高速を使っても途中休憩などを挟めば6時間くらい掛かりそうだし、サマーゲレンデは人工雪ではなくピスラボを敷き詰めるのが一般的だとか、今やポケモンは幼少期にポケモンを体験した世代が大人になっても支持を続け、メインのユーザーになりつつあるとか、時代によって“常識“も変化していることを忘れてはいけないのだ。
たとえそれが個人のブログであったとしても、一旦発信されてしまった情報はひとり歩きしてしまう以上、「知らんけど」なとど責任回避にもならない言い訳する輩は、最終的に信頼を失っても仕方がないのである。
そうそう。先日も輩が書いたブログのタイトルが明らかに間違えていたので、指摘しておこうか(笑)
爆食い一家の夜食 ズッキーニ浅漬け サントアロマのぐるぐるソーセージ 美唄とりめし
そして、ソーセージ好きな息子のために用意しておいたぐるぐるソーセージ。
愛知県のSanto Amaro(サントアロマ)って会社の商品で、近所のスーパーで取り扱っている。
Santo Amaroは、サントアマロですよね。“アマーロ“とは、イタリア語で「苦い」を意味する、ハーブや薬草を漬け込んだリキュールの総称。スピリッツ(中性アルコール)に様々な草根木皮を浸漬または蒸留し、糖分を加えて作られ、食前酒や食後酒、またはカクテルの材料として世界中で愛飲されている。
おそらくこのような語源からして、こだわりのハーブや香辛料で作るソーセージなどの食肉加工食品を扱う企業になぞらえていると想像出来る。
というか、スペル通りに素直に読めば間違えようもないと思うが(^_^;)
いくら個人のブログでもねぇーブログタイトルに間違った企業名入れちゃってるのはいかがなものかと。
って言うか、名前間違えるって、とても失礼なことじゃない。
「知らんクセにテキトーなこといってんじゃねーよ」
といつも偉そうな輩のことだけに、気になって仕方がないのであった(^^)
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