〇〇さんのヨーロッパ3カ国周遊の旅、どうやらチェコ編が終わってしまったようだが、正直あれじゃプラハの印象かなり微妙よね(^_^;)
これ⇩
雲は多いけれど青い空をバックにした中世の色濃い街並みはさすが世界一と言われるだけある。
町全体が世界遺産に登録されているそうで、そのため観光客が非常に多くプラハより密度が高いかもしれない。
こんな風に言われた日には、どうしたってチェスキークルムロフ>プラハって印象になってしまいそう。
そしたら案の定、信者さんの1人がこんなこと仰ってるじゃない∑(゚Д゚)
A : おそらく、一生行かないであろうチェコの話しが聞けて良かったです♪
これで、心置きなく行かなくて済みそうです
旅をしているとよく思うのだが、男性目線と女性目線、食に関する拘りのある無しで大きくその国の印象が変わってくる。
わたしがママ友と旅していると、いつも彼女はその旅先が大のお気に入りになって、「また行きたいわ」と…おそらく忖度でもお世辞でもなく心からそう思って言ってるのが分かる。
だが残念ながら、Aさんのような感想が出てくるってことは、少なくとも〇〇さんの旅行記を見た限り、この旅先は、「行ってみたい」と思うほど魅力的に映っていないということだ。
そうねー確かにヨーロッパのお城や教会に関心の薄い〇〇さん目線でみたプラハは、エアコンもない単なる古めかしくて不便な街にしか感じられないかも。それに日本で当たり前に飲めるアイスコーヒーですら簡単に出てこないし、ビールもキンキンに冷えてなくてヌルいしー、スイーツも甘ったるくてのど詰まり系ばっかりでーなんて、食に保守的で融通の効かない人にしたら、罰ゲームのように感じてしまうところかもしれない。
ここでいつも失礼ながらクスッと笑ってしまうのだけど、〇〇さんってとてもせっかちな方なんですかね。こう見えてわたしも〇〇さんとそう年の違わないおばさんだけど、流石にまだ高齢者ではないので、何を食べても「喉が詰まる」なんて思ったことがなかったりする。そして類は友を呼ぶなのか、わたしより10歳近く年上のママ友と、パリやミラノやヘルシンキ、タリンとかそこそこヨーロッパにいったけれど、「のど詰まり系」だなんて言われたこと一度もないわ。
これって単純にその人が時間に追われてるか、そうじゃないかの違いなんじゃないですかね。どんなものでもゆっくり食べていたら喉に詰まったりしませんよね。もう子供じゃないんだから、特に旅先では食事ぐらいゆったり楽しまなくちゃ(^^)
そして皆さん〇〇さんがスルーしてるから知らないかもだけど(笑)、チェスキークルムロフが世界一美しい街だとしたら、プラハは世界で唯一、全市が世界遺産に登録されている貴重な街。そして、プラハ城は世界でも最も大きい城の一つ(ギネスブックによると、最も古くて大きい城である)。
なので総合的に考えると、プラハ>チェスキークルムロフだと思われる。もちろん、〇〇さんの嗜好が間違っているとは言ってない。ただそれもまた全てではなくひとつの価値観にすぎないというだけの話だ。
それからこれは、〇〇さんというより、〇〇さんが参加したツアー会社さんの問題だと思うけど、〇〇さんは往復JALビジネスクラス利用のツアーなのに、プラハでは割と郊外のカジュアルなホテルに宿泊されてるでしょ。

これじゃせっかくプラハに来ても、繁華街に繰り出すことも出来ないし、なんなら朝早く起きて散歩して、人影もまばらなカレル橋からヴェルタヴァ川やプラハ城にうっすらと”もや”がかかったような景色を眺めることも出来ない。とても残念な立地だと、若干気の毒に思ってしまった。
〇〇さんも仰ってたけれど、ヨーロッパの夏の夜は長い。バルセロナ(スペイン)も20時ぐらいだと普通に明るいから、そのぐらいからご飯を食べてそのあとフラメンコを観に行ったり、バスに乗ってスペイン広場の噴水ショーを観に行ったりした。

せっかく長時間飛行機に乗ってここまで来たのだから、その国でしか観ることの出来ないものをみたり、出来れば観光客だけじゃなく、地元の人が通いつめているような人気店に行ってそのお店の自慢の料理を食べてみたい。
なんなら日本の有名人や芸能人なんか目じゃない、歴史の教科書に出てくるような、著名人がご贔屓にしていたお店とか、ハリウッドスターがお忍びで訪れていたお店でその人のお気に入りのメニューを自分も食べてみたりとか。そんな楽しみ方もアリだと思う。
そういえば〇〇さん、プラハ観光をしたのが日曜でミサがあったので聖ヴィート大聖堂の内部もご覧になっていないんですよね。はっきりいって、これはツアー会社さんの不手際だと思う。プラハに来てこの大聖堂のミュシャのステンドグラスを観られないなんて、教会嫌いな〇〇さんには好都合でも、他のツアー客さんはとってもお気の毒なこと。

一目見れば…わたしたちが普通にイメージする教会のステンドグラスとはあきらかに異なる。これこそ世界にひとつしかない唯一無二のステンドグラスだ。

スラブ人に最初にキリスト教を広めた兄弟、キリルとメトディウス。中央は聖ルドミラとその孫でありチェコ建国の祖といわれるヴァーツラフ1世。これは単に国や教会が権力を誇示する為などというステレオタイプな解釈の枠に納まるシロモノではなく、ミュシャが描きたかったスラブ人の魂そのものを象徴しているかのようだ。
そしてもうひとつ忘れてはならないのが、ミュシャのステンドグラスにも登場したヴァーツラフ1世の礼拝堂である。

ここには、ヴァーツラフ1世の頭蓋骨が聖遺物として保管されている。
そしてこれはわたしの個人的にお気に入りスポット。聖イジー聖堂の内部の画像。聖イジー聖堂は、プラハで2番目に古い教会であり、現存するプラハ城内で最古の教会とされている。

プラハ城はこの他にも見どころがたくさんありすぎて、わたしはここに泊まりこんで見学出来たらいいのにと思ったぐらいだ(笑)
それから、ヨーロッパでアイスコーヒーを飲まない理由だが、特にチェコは国民ひとりあたりのビール消費量が1993年(この年チェコはスロヴァキアと分離し、独立国家としてチェコ共和国が誕生した)から30年以上連続で世界一多い。だからチェコではもはやビールが食文化のひとつとして…老いも若きもビールで喉の渇きを癒す習慣が根付いているからだろう。
わたしはいつもお酒を飲む時、自分はそこそこイケる口で良かったなあと思っている。
コーヒーも紅茶も、ホットもアイスもなんでもござれだが、海外で冷たいソフトドリンクにあまり手を出したくないのが、現地の水で作られた氷が必ずしも日本人に合うとは限らないので、自分的にはアルコール消毒しているような感覚でいたりする。
もちろん普段の生活ではほとんど飲みたいと思わないので、旅行に出掛けた時ぐらいは、思いっきり飲むぞーと気合いが入っているというのもある(笑)
いずれにしても、海外では食事とアルコールは切っても切り離せないものだと思っている。生ハムやソーセージが塩辛いのも、ワインやビールと一緒に摂ると不思議と相殺されるどころかむしろ相乗効果のほうが大きくなる。ブルーチーズや若干獣臭いプロシュートやハモンセラーノは、ワインと一緒に食べるから美味しいと思えるのだ。
マドリードで食べたシャンピニオン… 大きくて肉厚のマッシュルームに ニンニク、レモン、パセリと刻んだ生チョリソーとたっぷりのオイル・・・いくつでも食べられる。

食べ方は、2本のくしを左右の手で持って、中の汁をこぼさないように口に運ぶ。 熱いのでやけどに注意! タラのコロッケもおススメだそう。この時は、子豚の丸焼きで有名なお店に行く予定だったので、さっと飲んでさっと食べて店を出た。
何にせよ、ヨーロッパといっても国によって習慣も違えば料理の美味しいところ、そうじゃないところいろいろだから、ヨーロッパはーなどと一概に決めつけない方が幸せになれる(^^)
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