ふりかえってみると、、、この花を咲かせるために、わたしはガーデニングの世界に足を踏み入れたのかもしれない。
バタフライピーとわたしの出会いは、バンコクのとある一軒家スパの待合で。
レモングラスの匂いがする冷たいおしぼりと、あのなんとも魅力的なブルーの飲み物が。
あまりの美しさに、「これは何のお茶ですか?」と聞くと「アンチャン(タイ語)です。このお茶には様々な美容と健康によいとされる効能が詰まっていて、タイの人々は美肌の元として、この花をハーブティーにして楽しんでいるのです」

アンチャン(バタフライピー)にはポリフエノールの一種である「アントシアニン」が多く含まれていて、様々な効能があるのだが、やはり一番心惹かれるのはお茶にした時のビジュアルだと思う。
そして、とうとうこの日がやってきた。
昨日見つけた蕾が、今朝はもう見事に咲いていた。

その名の通り、美しいコバルトブルーの蝶が大きく羽を広げてとまっているようだ。
この鉢以外にも地植えしたもの、プランターで育てているものもあるので、これからたくさんの花が咲いてくれるだろう。
摘みたての花であのブルーのお茶を飲める日も近いだろう。
今朝は、朝から健康診断の予定が入っていて食事を摂れなかったので、完熟トマトとピーマンとバジルの収穫だけして出掛けた。

中玉トマトは贈答用のトマト並みの美しさ。普段食に無関心なじいじをして「このトマトは甘いな」と言わしめる出来映えだ。
このアイコさんと中玉は、自生した松とサツキのすぐ側で育てられたので、おそらく相当なストレスを抱えているに違いない。
トマトは根に水分ストレスを受けることによって果実に蓄える水分が減少し、果実は大玉にならないが、その分糖度が高くなる。
松やサツキといういかにも強そうな樹木の側で必死に水分を蓄えようと頑張っているに違いない。
ここにトマトを植えたのはじいじなので、そんなコトまで計算していないと思うけれど、以前、他の全くストレスのかからない場所で育てられたトマトの味がそれほどでもなかったことを考えると、このストレスを与えられたトマトが甘くなるというのは、本当のことなのではないだろうか。
ちょっと想定外に健康的な生活になりつつある気がしている。やはり美人でない人は長生きしてしまうのかもしれない。
そして、じいじも更に長生きするのではないかと。それってどうなの?と内心、不埒なことを考えたなんてことはここだけのはなし。あはは。
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