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grace

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藤井風さんの新曲「grace」のミュージックビデオがYouTubeで公開されました。

「grace」はNTTドコモのプロジェクト「KAZE FILMS docomo future project」のテーマソングとしてオンエアされている新曲です。

すべてのひとに、才能がある」という同プロジェクトのメッセージに共感した藤井さんが書き下ろした作品なんだそうです。

MVは在日インド大使館などの協力を得て、インドで撮影されたのだとか。

わたしも一度だけですが、行ったことがあるので、すぐこの景色はインドだと分かりました。

残念ながらわたしはガンジス川には行ったことはありませんが、、、今回のMVで藤井さんがインド北部にあるヒンドゥー教徒の聖地・ハリドワールを流れるガンジス川に入る様子や、街角で大勢のインド人と踊るシーンも収められているので、ファンならずとも必見だと思いました。

そしてなにより今回の楽曲、メロディーから歌詞に至るまで全てが完璧。日本語にしてしまうとなんとなく薄っぺらに響いてしまう気がするので、、、あえて言うなら、まさに、Amazing?!

そしてMVに登場するインドの人たちの本当にキラキラした表情(どこかの誰かさんのエセなキラキラとは大違い)がとても印象的でした。

そういえば、うちのじい、このガンジス川に入り沐浴したにもかかわらず、何事もなく旅を続けたとんでもないおっさんです。あの川に頭までずっぽりつかるなんてわたしには絶対無理です。

ちなみにわたしがインド旅行中は、全て5つ星ホテルに宿泊しましたが、朝食ブッフェのプレートも、除菌シートで拭き、生野菜やフルーツはなるべく口にしないようにしていました。

長期滞在の旅ならいざ知らず、わたしのような短期の旅行者はこれぐらいしないと普通の日本人は間違いなくお腹を壊して、旅を楽しむどころではなくなってしまいます。

クトゥブ・ミナール

ところで日本でインドといえばタージ・マハルが有名ですが、この国にはまだまだとんでもないスケールの遺跡が各地に現存しています。

今回はデリーにあるクトゥブ・ミナールをご紹介させて頂きます。

クトゥブ・ミナール

こちらの天高く聳える約72.5メートルの塔は現存する世界一高いミナレットであり、1993年世界遺産に登録されています。

ミナレットとは、モスクやマドラサなどの宗教施設の一部として設けられる塔のこと。1日5回の礼拝時になると、礼拝の呼びかけであるアザーンがここから流れます。ミナレットとは英語の呼び名で日本では光塔や尖塔、アラビアではマアザナやマナーラと呼ばれています。

遠くからみるとなかなかその大きさを感じることが出来ませんが、写真に写り込んだ人と見比べてみるとそのスケール感に圧倒されます。

こちらは、1200年頃にインド最初のイスラム王朝である奴隷王朝の建国者クトゥブッディーン・アイバクにより、ヒンドゥー教勢力に対する勝利を記念して建てられたと言われます。アイバクの存命中に完成したのは一部ですが、死後後継者によって工事が続けられました。

尖塔の高さ72.5メートルはミナレットとして世界一の高さを誇りますが、建設当初は100メートルほどの高さがあったと言われ、地震や落雷等で崩壊した後に修復されたのが現在の姿です。

また周囲に施された装飾もとても見事なもので幾何学模様や唐草模様等のイスラム教特有の彫刻たちから当時の職人の技術の水準の高さを伺い知ることが出来ます。

地震等で上部が崩壊したこともありますが、比較的建設当時の姿を留めているミナレット。

しかし、その周囲に目を向ければ、この遺跡が数百年の時の洗礼を受けてきたことがよくわかります。

このミナレットが現代に立っていることは奇跡であり、そこに多くの人々の努力があったと思うと、感慨深いものがあります。

錆びない鉄柱

そしてクトゥブ・ミナールには、インドを代表するオーパーツ「錆びない鉄柱」があることでも有名です。

中央のモスク内広場のさらに中心に「錆びない鉄柱」はあります。モスク自体は12世紀以降の建造ですが、この「錆びない鉄柱」は、鉄柱表面に刻まれた碑文によると、西暦415年、マウリヤ朝によって作られたものです。

錆びない鉄柱

近年研究が進み、インド工科大学カーンプル校のバラスブラマニアム博士は、その謎を解明し『Current Science』誌に発表しました。

バラスブラマニアム博士によると、この柱は古代インドの冶金技術の生きた証なのだとか。

鋳鉄の構造には、金属と錆の間に付着してバリアを形成する「ミサワイト」と呼ばれる非晶質オキシ水酸化物の保護層があると説明されています。

インドではかつて、鉄を精製する際にミミセンナというリンを豊富に含む植物を加えていた記録があります。ミサワイトは鉄に含まれるリンの含有量が多いと形成されるらしい。

現代の鉄は、リンの含有量は0.05%以下ですが、この鉄柱は1%もあるのだとか。

当時はリンを含んだ鉄を加熱しながらハンマーで叩くことで鉄の表面にリンを押し出し、ミサワイトのバリアが形成され、錆に強い鉄柱が完成したのだと説明されています。

編集後記

藤井さんの「grace」のMVに触発されて、インドの旅の思い出を紐解きながら、最後は1600年前に造られた「錆びない鉄柱」にたどり着きました。

これぞまさに

Amazing Graceな体験といえるかもしれません。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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