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「週刊文春」、新年特大号は約45万部“完売”に、電子版も急伸

他人の不幸は蜜の味

文藝春秋は15日、「ダウンタウン」松本人志の性的行為強要疑惑などを報じた「週刊文春」24年1月1日・11日新年特大号(23年12月27日発売)45万1000部が完売したと発表した。完売は20年6月18日号以来。また電子版の有料会員も大幅に伸びているという。

「週刊文春」の竹田聖編集長は「今回の完売、本当に嬉しく思います。ご愛読、誠にありがとうございます。紙の雑誌よりもスマホで情報を得るのが益々当たり前となっている昨今ですが、それでも、『スクープの力』は実に大きいのだと改めて実感しています」とコメント。続けて「誰も知らない情報を得て、どこよりも丁寧に裏付け取材をし、相手がどれほど巨大であっても忖度なく読者の皆様にお届けしていく――『週刊文春』が長年培ってきた報道姿勢を、今後も変える必要はないのだと読者の皆様に太鼓判を押していただいた気持ちです。今後も真摯に、愚直に、新たな『ファクト』の発掘に取り組んでまいります。引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします」としている。

報道に対して、松本が所属する吉本興業は発売当日に法的措置を検討することを表明。松本本人は今月8日、「裁判に注力したい」として活動休止を表明し、X(旧ツイッター)で「事実無根なので闘いまーす」と全面対決の意志を示している。

報知新聞

この報道における『事実』が何なのかは別として、『文春』は人の興味を駆り立て、需要を掘り出し、 商売として成功し、 会社としても、裁判費用に回せる分は稼げたと安心していることでしょう。

今回の件に限らず基本的に報じる側は話題性ありきで他人のプライバシーに踏み込みます。そしてこれは、世の中の根底に流れる『他人の不幸は蜜の味』という風潮がある限り繰り返されていくでしょう。

たとえわたしがここで、『こんな世の中でいいの?』と言ったところで、有名人のゴシップネタが、犯罪者以上の関心を集め、世間からは犯罪者以上の制裁を受け、報道側は名誉毀損上等で、間違えてもほとんどリスクはありません。そもそも名誉毀損に対する罰が小さすぎるのが問題だと思います。

わたしたちは報道によってひと一人の人生が大きく変えられた例を今まで何度見てきたか分からないのに…そんな恐ろしい力を持ったメディアであるならば、間違えた際には報じた側も再起不能になるぐらいの制裁を受けなければバランスが悪いと思います。

正義感ぶってその実、他人の不幸を嘲笑い『メシウマ』と思う醜い人間の感情を煽るだけのネタを垂れ流すことが、果たして正しい報道のあり方と言えるのでしょうか?

わたし的には、そういメディアのあり方が一番気持ち悪いと感じてしまいます。

一方でもし今回報じられたような性的被害が存在するのであれば、それはそれで裁判で明らかにされるべきだと思います。しかしそれは当事者同士の問題であり、わたしたちメディアの情報を受け取る側からすれば、有名人のゴシップネタよりも、もっと報じられるべき問題が山積だと思います。

あのどこかの政党の裏金問題や、関西万博の進捗状況、能登半島地震で被災された方々の現在の状況など待ったなしの案件はいくらでもあるはずです。

シャーデンフロイデとは

「他人の不幸は蜜の味」また「他人の不幸でメシがうまい(メシウマ)」など、他人の不幸を「ざまあみろ」と喜びに感じた経験は、多くの方があるのではないでしょうか?
心理学の分野ではこの感情を、シャーデンフロイデと言い、ドイツ語の「Schaden(損害)」と「Freude(喜び)」が組み合わさった言葉となっています。直訳すると「他人の損害を喜ぶ」となります。 

シャーデンフロイデは他人の不幸を喜ぶ感情なので、そのような感情を持つことは道徳的に良くないと思われる方も沢山おられるのではないでしょうか?

しかし、シャーデンフロイデは、人類が生存競争で生き残るためには必要な感情だったとも言われているのです。

人類は、他の動物のように、爪や牙も無く、早く走ることや、空を飛ぶこともできません。そのため人類は、集団生活で身を守ることを選択し、このシャーデンフロイデが、集団を維持するために芽生えた感情だと言われているのです。

またそれ以外にも、「相手を超えてやろう」との向上心や自己成長、モチベーション向上のきっかけとなり、文化や社会の発展には必要だったという側面もあります。

さらに、メンタル面では「喜ぶ」と言う感情はストレス発散になっていたとも言えます。

シャーデンフロイデの問題点

さてこの感情の最大の問題点は、快楽を伴うことだと言われています。また、他の快楽同様、中毒性があり繰り返し求めてしまいます。そのため簡単にシャーデンフロイデが得られる、芸能人のスキャンダルや、お笑い番組での弄りネタなどのニーズが高くなってしまうのです。

また、同じ快楽では満足できなくなるため、さらに大きな快楽を求める傾向もあります。付け加えると、快楽は時間やお金をかけてでも得たいものなので、今回の文春の記事のような大物芸人の性的行為強要疑惑など、より衝撃度の高い情報にはより強く反応してしまう結果となってしまったのでしょう。

またこれは、わたし自身もバラエティ番組などをみてついつい陥ってしまいがちなことですが、他人の不幸に対して、本来の自分は「同情」していたにもかかわらず、周囲の大多数の人が面白がっていると、その場の空気に流される同調圧力が働き、一緒になって面白がってしまうことがあります。そしてこのケースの一番の問題点は、大多数と同じ感情である安堵感から疑問を持たなくなってしまうことなのです。

旧ジャニーズの問題にしても文春が取り上げたのは確かですが、加害者が存命時に徹底して問題提起し続けていたならさらに意義もあったでしょう。そして結果として被害者は増え続けてしまいました。そしていまだにSNS等の書き込みが追随し、事実は不明のまま世論だけが勝手に膨張する歪んだ現象となっています。

報道する側も、そしてそれを受けとめる側のわたしたちも、問題点とリテラシーと物事の重要度を見定める力が必要だと感じます。

いずれにしてもTVや週刊誌を全て鵜呑みにすることほど愚かなことはないと思っています。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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