もうひと月くらい前になるが、ちょっと不愉快になることがあった。
わたしのブログのある読者が、確定申告のことで問い合わせをしてきた。その人は去年会社を退職して、今年初めて確定申告をしなければいけなかったらしい。
わたしは税理士ではないのでそれほど難しいことは分からないけれど、うちが自営業なので、普通の会社員の人よりは多少慣れてはいる。
その人からの情報を聞く限り、わたしでもなんとか対応出来そうな内容だったので、その日10回ぐらいやり取りをして、、、後日その人は税務署?で申告を済ませたらしい。
メールでやり取りしてなんかとかなる程度の話だったので、最初わたしはなんとも思わなかったが、、、あとからよくよく考えてみると、ただのブログ仲間程度の付き合いの人に確定申告の話を問い合わせるその人って、ちょっと自分勝手な気はしていた。
まあそれでも多少なりとも誰かの役に立ったのなら良かったと思っていたのだが、、、その人から「ありがとね」のひと言があって以来、わたしのブログを訪れる頻度があきらかに減ったのだ。
最初はただ単純に「きっと忙しいのね」と思っていたのだが、他のブログではコメントを見かけたりもしてるので、きっとその人にとってわたしのブログは読むに値しない位置づけなんだと感じた。
そうすると若干受け止め方も変わってくる。
そういう人からすれば、もともとブログ仲間は、垢の他人同士なので、自分に都合のいいときに利用はするが、一旦用済みになれば裏で何しようと勝手ということなのだろう。
広い世界なのでいろいろな人がいると思うし、それぞれ価値観も違うのでわたしの受け止め方が間違っているかもしれないが、それでもわたしが不快になったのは間違いない。
そうなるとだんだん、他の仲間のブログを読むのも辛くなってきた。わたしはブログを読んだら、何かしらコメントを書き残したいタイプなのだが、、、そのわたしを用済み認定した人のコメントを見かけるたびに胸が痛くなってくるのだ。
またこんなことを書くと大人気ないと思う方もいらっしゃると思うし、こういうことを書くこと自体アンタッチャブルな空気が流れるだろう。
でもそれでも書きたい。
昔からよく「他人にお金を貸してはいけない。もしどうしても貸したいならあげるつもりで貸したほうがいい」なんて言われているが、今回の話もそのケースによく似ている。
本来誰から何かを頼まれて何かをした場合、こちらからの押しつけでない限り、感謝されると思うのが普通の感覚だろう。
しかし、過去に何度かお金を貸したことのある人からの態度は感謝とは程遠いもので、、、おそらく貸した側のほうが罪悪感に苛まれるケースがほとんどだった。
どうして頼まれて何かをした側が不快にならなければいけないのだろう。
なんてことを考えていたら、今度はふと近頃の同調圧力について思うことを書いてみたくなった。
最近もやもやしている。心からいいねと思えるブログの記事には、いいねやコメントをしたいと思えるが、正直そうとも思えない投稿に出くわす時もある。
でも、そんな時でもコメント欄は絶賛の嵐だったりするわけで、、、まさかわたしはそんなこと思ってないけど〜なんて書いたら炎上するだけだろう。
正直そんなブログ記事にいいねやコメントする自分が嫌になってくる。
そう、例の確定申告の人が嬉々としてコメントしているところを見てしまうと、やはりそういう人って処世術に長けているから、その人の中で明らかにランク付けが出来ているのだろう。そして、その人が洟にもひっかけないわたしのブログ。
別にわたしがその人にとって優先順位が高かろうと低かろうと正直どうでもよかった。ただそれならその人にとってヒエラルキーの高い人に確定申告のお問合せをしてくれたらよかったのに。そしたら少なくともわたしがこんな嫌な気持ちになることはなかったはずだ。
わたしのブログは万人受けする内容ではないことも分かっているし、ダメな部類なんだろうということも自覚している。
だからと言ってそれこそただの垢の他人さまから勝手に蔑ろにされる謂れはない。
そしてブログなんか書かなければいいじゃないかと思われるかもですが、、、特定の誰かを名指しして攻撃する内容でない限りは、わたしはわたしのこころを整える為に書いているだけなのでいいんじゃないかと。
そして、そもそもほんとうに有益な情報があるとしたら、それを簡単に誰かに教えたりしますか?という問題もある。
よく投資で儲けてるとか、ブログで収入アップとか、英語がペラペラになるとか、さまざまなノウハウがネット上には溢れかえっていますが、無料で見られる部分にはそれほど価値のある情報は載っていない。
じゃあ他には何が?、、、きっとそれが承認欲求というもの。だから個人のブログはそれぞれが自分の承認欲求を満たせたらいいのかな。
そして自分の好きを押し通せばいいのかな。
実は思うことの半分も書いていないけれど、今日はこの辺で。
そしてこんなわたしの拙いブログに、いつも暖かいコメントを寄せてくださる皆さまには本当に感謝しかないことをこの場を借りてお伝えしたいと思います。
コメント