全然凄いと思えないことを、さも得意そうに自慢された時、皆さんはどういうリアクションをされますか?
私はすぐ顔に出てしまって、なんて答えていいかわからなることが多いです。
過去にこんなことがありました。
それは旅先から素敵なカフェの画像を送った時のはなし。
オーストラリア、メルボルンで最もエレガントなアーケードと呼ばれるブロックアーケードで、19世紀から営業を続ける由緒あるカフェがあります。その名は「ホープトンティールーム」
もともとは、ビクトリア州の女性労働組合のためのティールームとしてオープンしたカフェで、創始者である「ホープトン」の名前を冠したのだとか。
その人に送ったのが以下の画像。
店内は全面にウィリアム・モリス調のツタ柄があしらわれ、ほぼ緑一色。日本ではなかなか見られない装飾です。
こちらは朝食のフルーツパフェ。
どれくらいの時間が過ぎたのか、ノスタルジックな気分に浸りながらいただいた香り高い紅茶、そしてその空間はまるで別世界。
あらゆるものが目まぐるしく変わる世の中で、こうして変わらぬ時を刻むカフェがあるって素敵だなぁと。
それで、たまたまわたしよりも先にメルボルンに旅行したことのある当時の職場の知り合いに画像を送ったのですが、、、。
「そうなのね♪わたしもいま、妹と2人で旅行中なのよ」
と送られてきたのが、今となっては懐かしいあの、ホテル三日月のプールの画像でした。
まあ〜三日月をバカにしているわけではありませんが、わたしが彼女の立場ならちょっと気が引けて画像は送らないです。
その画像を受け取ったわたしを見て一緒にいた友人が「どうしたの?」と聞いてきたので、画像を見せると「このひとはホテル三日月のプールがこのティールームに勝るとも劣らないと思ってるのよ」と言って笑ってました。
なんていうか、以前からこのひとはこういう負けず嫌いなところがある人で、しかも何かにつけ「〇〇ちゃん凄〜い」と言ってくる割には絶対自分のほうが凄いと思ってるオーラを隠しきれないのです。
こういう人の厄介なところは、自分の価値観だけが正しいと思っていて、他の人もみんな同じ、若しくは同じでなけれ認められないということころです。
こういうひととも仕事をしている時はお付き合いするしかありませんでしたが、プライベートの領域までその人に脅かされたくないので仕事を辞めたら速攻でLINEをブロックしておさらばしました。
今振り返ってみても、その選択は間違いではなかったと思っています。
最近は仕事もせず、極力他人との交流も避けているので割と平和です。じいじとは呉越同舟とでもいうのか、ガーデニングという共通のテーマで協力関係にあるので近年になく穏やかにすごしています。
でも、じいじが変わったわけではないので、いまはわたしの心の在りようが変わってきたのだと思います。
ネット上でも、、、いわゆる匂わせな画像をあげて物議を醸しているひとがいますよね。それほどあからさまじゃないにしても、そういう人って常に自分が優位に立っていないと気が済まないひとなんでしょう。
でも本当に満たされているひとは、そんなことには気にも留めないし、きっともっと豊かな人生を送っていると思います。
「自分凄い」自慢したい気持ちも分かりますが、誰がどう見ても凄いことはわざわざアピールしなくても自然と伝わってきます。
そういえば先日、息子の彼女のインスタを見たら、ストーリーズに一瞬だけアップされていたのですが、以前クラシルというサイトのコンテストで、“お餅レシピ“を投稿して優秀賞を貰っているにもかかわらず、またしても今度は“キャンプ飯メニュー“に投稿して入賞していたらしいです。
こういうひとは、本当に凄いと思います。第一、クラシル自体がプロ級の人たちが投稿する場で、彼女もクラシルからオファーがきて始めたのだそう。そして、その中で評価されているのですから、それはもう本物だし彼女は素晴らしい才能の持ち主だと思います。
でも以前、彼女、これもチラッとコメントしてましたが、「優秀賞は嬉しいけれど、最優秀賞じゃないから悔しいので、もっと精進します」とも言ってました。
こういうひとには頑張って貰いたいし、出来ることがあるならなんでも協力してあげたいと、わたしもわたしの友人もいつも思っています。
さて今朝の湘南地方はかなり激しい暴風雨でした。案の定、庭のえんどうと、じゃがいもが一部横倒しになっていたので、新たに支柱をたてるなどして対処しました。
そして今、じゃがいもの花がきれいに咲いています。花の色具合からみると、ベニアカリ(北海道産)か、はるか(長崎生まれ北海道育ち)どちらかではないかと思われます。
それから今度はピーマンの蕾を見つけました。
そしてカモミールはもう花を咲かせています。
最後に久しぶりに梅桃の近況ですが、実が丸みを帯びて艶々になってきました。
わが家の庭はイングリッシュガーデンのようなおしゃれな庭には程遠いですが、いろいろな植物が共生するユニークな庭だと思います。
わたしからみると庭にはまだまだ空きスペースがあるように思うのですが、じいじは、
「これくらいがちょうどいい。余白があるのがいいんだ」
と言っています。うーん、それはそうかもしれないと、今回は珍しく納得した次第です。
ところで、じいじの憎らしい暴言をお知らせします。
日一日と芽をだしているベビーリーフたち。元気に育っていると報告したらなんと「何あれ雑草じゃないの?」ですって。
ちなみに、わたし、ずっとプランター周りの雑草だと思って一生懸命取っていた草が実は、芝生の一種だということが分かりました。どんなふうに育つかちょっと観察してみようと思います。
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