水をえたトドのように

今日はやっと金曜日♪新しい職場は相変わらず一日中電話が鳴り響き今は電話に出られないのが申し訳ないくらい。

それにしてもこの年になって、こんな刺激的な仕事をやらせて貰えるなんて、、、なんて私は果報者なんだろう♪

かなり昭和な社内のしきたりなど、多少違和感を感じる場面があるにしても根底にはみんなが助け合う土壌がある。スマートなビジネスというより、実際にモノが動く現場の熱気が感じられるのである。

そう、その活気は、ちょっとアジアンな市場を散策している時の気分にも似ている。

おそらく今まで気づかなかっただけで、私はこういうマニュアル化されていない日々刺激に満ちた仕事に憧れていたのだ。

やり甲斐だけでなく、日々目に見えない報酬を貰い、給料日には給料を貰える。かと言ってこの会社に骨を埋めるつもりかと聞かれたらそうとも言い切れない。ただとにかく今は、楽しい。

もちろん、こういう職場の雰囲気に圧倒されてしまう人もいるかもしれない。

ただ去年の今頃、障害者の自立支援の為のグループホームで働き始めた頃と比べると、本当に雲泥の差というか、、、まあ今、何事も辛いと感じないのは、あの地獄のような1年があったからだとも言える。

年下の同僚に申し送り時に掃除の不備について、皆の前で罵倒され、打ちのめされた。私は料理は好きだが、あまり掃除は得意なほうではない。本を読んだり、調べ物をしたり、時には旅に出たり、短歌を作ったりそういうことが性に合ってると自覚していた。

でも、長年主婦をやってきたなら、家事が出来るのは当たり前という考え方もあるけれど、それでも好き嫌い、得手不得手はあってもいいではないか?

利用者同士の軋轢に巻き込まれたこともあった。そして良かれと思って発言したことが理解されず苦しんだ。それどころか、世話人という立場であるが故に、一部の利用者から明らかに見下された態度をとられた。

いろいろな場面で自分自身の尊厳を傷つけられてきた。私は本当に無能だと、、、自分自身を責めることしか出来なかった。

でも今は全然そんなふうには考えなくなった。分からないことがあっても根気強く教えてくれる先輩たちがいて、お昼の時間にはいろいろ楽しくお話が出来て、〇〇さんって面白い♪って言ってくれる人がいて。


神様はきっと、私に乗り越えられる程度の試練を与えてくれていたに違いない。そしてそのご褒美に、自分自身も気づかなかった私の居場所を与えてくれたのだろう。

一年前の私は、砂浜に打ち上げられたトドのように自分の重さで動けなくなっていた。

今の私は、水を得たトドのように、あまり身軽ではないけど、楽しく水と戯れている。

なんとも微笑ましい空気に包まれながら。。。

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