長女夫婦からとても素敵なものが届きました。
そう思ったのには理由があって…コロナ禍直前、わたしとママ友は、かねてから念願だったフランス旅行から帰ってきたばかりでした。
それ以来ずっと海外には行けておらず、ことある毎に『あの時フランスへ行って良かった』と懐かしく話していたのを覚えてくれていたようで、そのフランスにちなんだものを贈ってくれたのです。
まずわたしとママ友に、長女から『エッフェル塔の夕暮れ』が。
これは現在、新国立美術館で開催中の『ルーブル美術館展』にちなんで、とらや東京ミッドタウン店でのみの限定販売品なのだとか。
元々これは、2015年とらやパリ30周年を記念して販売された羊羹でした。それから前回の2018年ルーヴル美術館展、2020年とらやパリ40周年、そして今回2023年ルーヴル美術館展と復刻販売されているものです。毎年販売されるとか、全国の「とらや」で販売とか「通年販売」されているものでもありません。
それどころか国立新美術館のミュージアムショップでさえも販売されておりません。
橙色の琥珀羹の空、羊羹でエッフェル塔とパリのシルエットが浮かび上がる様子見ていると、あの時の旅の記憶が蘇ってくる思いがしました。
そして、義理の息子くんからは、すずらんの苗が届きました。さっそく鉢に植え替えて、庭の半日陰のところに置いてみました。
なぜにすずらんと思った方もいらっしゃるかもしれないので説明させていただきますと、本日5月1日は、主にフランスを中心に『すずらんの日』と呼ばれているのです。
フランスではこの日、恋人やパートナーそして、日頃からお世話になっている友人や家族などにすずらんを贈る日とされているのです。
そして、すずらんを受け取った人は、幸運が訪れると言われているのだとか。
フランスではすずらんのことを「ミュゲ(Muguet)」といい、すずらんの日のことを「ジュール ドゥ ミュゲ(jour de muguet)」 と言います。
この素敵な習慣は、1561年5月1日、幸福をもたらす花とされるすずらんの花束をプレゼントされたシャルル9世が大変喜び、宮廷のご婦人たちにも幸せを分けてあげようと毎年スズランを贈るようになったのがきっかけと言われています。
残念ながら今のところフランスに出掛ける予定はありませんが、そんなわたしの心を慮り、子どもたちがフランスの風を運んできてくれたことが何よりも嬉しく感じられました。
さて、5月1日にすずらんの花そのものを見ることは出来ませんでしたが、花が咲いているかどうかはこの際どうでもいいことです。
代わりと言ってはなんですが、今日はわが家のすずなりのハーベリーポットのいちごの画像をお届けします。
皆さん、それぞれに幸せが訪れますように。
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