長女は学生時代から御朱印集めをしたり、城めぐりをしたり、、、わりと日本古来の文化に造詣が深いようです。
本日、4月8日は『灌仏会』お釈迦さまの誕生をお祝いする仏教行事です。通称『花まつり』とも呼ばれていて、こちらのほうがなじみ深い方が多いかもしれません。
日本では、様々な草花で飾った花御堂(はなみどう)の中で、甘茶を満たした灌仏桶の中央へ安置した誕生仏像に柄杓で甘茶を掛けて祝うのが一般的です。
今日は神社仏閣巡り好きな長女に誘われたので二つ返事でこのイベントに参加してきました。
久しぶりに江ノ電に乗って、、、まず極楽寺に向かいました。


日本国内はもちろん世界中に熱狂的なファンを生み、今なお高い人気を誇るバスケットボール漫画『SLAM DUNK』(原作:井上雄彦)。そのアニメ版のオープニングに登場する「踏切」が鎌倉の江ノ電に実在し、訪れるファンが後を絶ちません。場所は江ノ電「鎌倉高校前駅」の改札を出てすぐのところ。

七里ヶ浜エリアで「スラムダンクの踏切」と並んで人気が高いスポットが「七高通り」。七里ガ浜高校と鎌倉プリンスホテルの間を、海に向かって真っすぐ抜ける坂道で、映画やドラマのロケ地としてたびたび登場する。振り返ったときの眺めがよいことから「美人坂」の別名も。七高は娘の母校なので、田舎育ちのわたしからするととても羨ましかったです。

ちなみに、『スラムダンクの安西先生のモデルは七高のある体育教師』というのは地元ではわりと有名な話です。

余談はさておき、、、極楽寺に到着しました。





もうすっかり葉桜になっていますが、これはこれでステキです。


天上天下唯我独尊とは、お釈迦さまが誕生した時に唱えたとされるお言葉ですが、ここにいらっしゃるのがその時のお姿を現しているようです。

コロナ禍の影響でしょうか?こちらでは甘茶をかけられないようです。

お釈迦さまは摩耶夫人の右脇から生まれたとされ、その直後に七歩歩いて右手で天を指し、左手で地をさしてこのお言葉を述べられそうです。
その真偽はともかく、その深いお言葉は、人間として生まれたわたしたちひとりひとりが胸に刻んでおくべき言葉だと思います。
文字通りの意味でいうと、、、『この世界にわれよりも尊いものはない』ということになりますが、その言葉の奥には
“人の命は皆それぞれ尊ばれるべきである。だからこそ、戦争で奪われてよい生命や、理不尽な事件によって失われる生命があってはならない。人種や国籍、性別に関わらず、個として我々は尊ぶべき存在なのだ。自分に対しても他人に対しても、この精神を持つことは非常に大切である。“
というようなお釈迦さまの世界中の人々に対する思いが込められているのだと思います。




こちらの甘茶は、この甘茶の木から採られたものです。わたしもいただきましたが、お砂糖も加えていないのに本当に甘かったです。



極楽寺の近くには開山した忍性さまのお墓もあるので併せて伺うことにしました。












次は成就院に向かいました。








ここでは甘茶をかけることが出来ました。






成就院を出て右手のほうへ進んでいくと海が見える絶景スポットが。





いかされていることに感謝しなければいけないと、、、改めて気づかされた思いがしました。

こちらで名物、力餅とお赤飯、お煎餅をお土産に買いました。



長谷寺に向かう途中でPIZZERIAの看板を見つけたのでランチ休憩を兼ねて入ってみました。




ハーフピザのセットを2つ頼みました。メインのピザは、それぞれマルガリータとサルシッチャにしました。


追加のデザート、、、わたしはピスタチオにしました。娘はヘーゼルナッツにしました。両方食べ比べてみましたが、ピザはサルシッチャが好みで、ジェラートはヘーゼルナッツのほうが濃厚に感じられました。

たまたま、わんこ歓迎の看板を見つけて入りましたがとても感じのいいお店でした。次女とニアと長谷寺に来ることがあるか分かりませんが、また来たいと思いました。

長谷寺に向かう途中、孫が突入して行ったので追いかけて入りました。







素晴らしく手入れの行き届いたお庭でした。花まつりに来てよかった♪

次はいよいよ長谷寺です。











写真を撮っていたらこの木にりすがいたのですが、動きが早すぎて目で追えませんでした。















不謹慎かもですが、小顔で綺麗な仏像だなあと惚れ惚れとしてしまいました。








あの世に極楽があるとしたらこんなところなんでしょうか。

本日2回目の甘茶です。




野菜だけで作られたお饅頭です。
















娘も孫も頑張りました。お疲れ様でした。帰りは鎌倉駅でコロッケを買って帰りました。

たくさん歩いてカラダは疲れましたが、こころはたくさん癒された一日でした。
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