早いもので、10月ももう半ばを過ぎようとしている。ということでそろそろ夫の海外渡航日まで1ヶ月を切ったので、ハワイ(USA)のESTA、ニュージーランドのNZeTA、オーストラリアのETAの申請の手続きをした。
以前NY(USA)に飛んだ時、事前にESTAを取得したことはあるが、その時オーストラリアはこれらの電子渡航認証は必要なかった。が最近では、日本のようにビザ免除国であっても、観光、ビジネス、乗り継ぎ目的で90日以内で滞在する外国人(18歳未満の子供も含む)に事前に電子渡航認証を義務化する国が増えてきた。
例えばカナダは2016年から、イギリスは2025年の1月8日から義務化されており、これに加えて、今後はヨーロッパのETIAS(日本人を含むビザ免除国の旅行者は、シェンゲン協定加盟国などの渡航時に事前申請が義務付けられる)が、2026年の第4四半期(10月〜12月)に開始予定となっている。
今のところ、申請方法はPCとスマホアプリの2通りで申請出来るところがほとんどだが、オーストラリアETAは、 スマートフォンアプリ「AustralianETA」のみ利用の申請となり、パスポート、顔写真、クレジットカード等でオンラインで手続となる。(有効期限は通常1年間で、1回の滞在期間は最長3ヶ月)。

申請は当然アナログな夫に代わって、全てわたしが手続きしたのだが、オーストラリアに限っては完全にアプリ使用となるので、今までのように手数料を払って旅行会社や代行業者に手続きをお願いする訳にもいかないので、普段からスマホ使いに慣れていないと、今後は渡航もままならない時代になりそうだ(^_^;)
とは言え、申請時の操作方法は特に難しいこともなく、英文の設問等も事前に調べておけば戸惑うこともないことばかりだ。ただ、普段から手続きなど他人任せにする癖がついている一部のシニア世代の人は要注意なので、今後どちらかに渡航の予定がある場合、以前と制度が変わっている場合もあるので必ず最新の情報を手に入れるようにしないと、パニックになるなんてこともあるかもしれない。
それにしても、ひとくちに電子渡航認証と言っても、国によって微妙にやり方も違うし、手数料も短期間にどんどん値上がりする一方なので、注意が必要だ。
ちなみに、ニュージーランドの場合、NZeTAの申請料は、申請方法によって異なる。公式サイトのウェブから申請する場合は$23、専用アプリから申請する場合は$17となり、これに加えて、ほとんどの場合で国際観光税(IVL)として$100が加算される。そのため、公式サイトでの申請は合計$123となり、アプリでの申請は合計$117となり、入国するだけでも、それなりの出費となる。
それにしても…自分ひとりで全て事前の手続きをするなら、いくらでも勝手に行ってね♪と送り出せるけれど、ホーチミン、ニャチャン、エアーズロック、シドニー、メルボルン、クライストチャーチ、ホノルル、コナと、4カ国8都市をひと筆描きで移動するとかわたしのサポートをあてにする旅はやめてほしい。
旅なんて自分が行くから煩雑な手続きも我慢して出来るが、自分が行きもしない旅のために、いろいろと神経をすり減らすことほどアホらしいことはない。
夫は確かに旅慣れてはいるかもしれないが、そろそろスマホの操作に関しても自己完結出来る程度にはリテラシーをあげてくれないと、家族の負担が増すばかりなので、もっと当事者意識を高めてほしいものだ。
ちなみに、わが家は夫婦仲が良くないので、2人で仲良くは無理だし、お互いの価値観も違っているので、それぞれがひとり旅するのが理想的と考えている。でもだからと言って、仲良し夫婦を特に羨ましいとも思わないので、他所の家庭の仲良しアピールを見せつけられてもウザいとしか思わないし、「寂しい人たちね」と勝手に憐れみの目で見られるのも甚だ迷惑なことだと感じている。
突き詰めれば、ほとんどの人はひとりで生まれ、ひとりで死ぬ生き物なのだから、誰かと一緒じゃないと楽しく過ごせないなんて価値観もまたひとつの考え方にすぎないと思うのである。
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