かつて日本がバブル期だった頃、女性が理想とする結婚相手について「3高」(高身長・高学歴・高収入)なんて言葉がもてはやされていた時代があった。わたしの同級生たちが大学を卒業した頃は超売り手市場で、世の中全体がイケイケなムードに包まれていた。しかし今はもう古き良き時代の昔話になってしまっている。
それどころか、かつての「3高」は夢のまた夢、アメリカの偉い人のこんな話の引き合いに出される体たらくだ。
イエレン米財務長官は8日、米国で続く約40年ぶりの物価高(インフレ)について、「到底受け入れられない水準」にあると述べ、抑え込みに全力をあげる考えを示した。一方で、低すぎるインフレ率も「日本で見られたように」問題をはらんでいると表明。低インフレ・低金利・低成長の「3低」に悩んできた日本を引き合いに、「経済にとって健全なことではない」という考えを示した。
朝日新聞デジタル
はあ、わが国はとうとう「3低」(低インフレ・低金利・低成長)という不名誉なレッテルを貼られてしまったらしい。そしてはこれは全て本当のことなので反論のしようもないことだ。
そういえばテスラ社CEOで世界一の資産家イーロン•マスク氏も日本の少子高齢化、人口減少問題について「いずれ日本は消滅するだろう」と警告していたっけ。
多分これからも急激に給料が上がることはない。なぜなら、原材料の輸入物価の上昇を従業員の給料を抑えることでデフレに対応してしまうから。
そして理系の人材を冷遇し、ITも産業も、生産も先進国ではなくなって 観光と中抜き利権だけの国になろうとしている。
今、日本の株価が比較的しっかりしているのも、円安によって割安になった企業の株を外国人投資家たちが買っているから。つまり円安によって買い叩かれているだけなのである。
こうやって今のこの国の現状を考えれば考えるほど、悲しい気持ちになるだけなので、出来るだけ考えないようにしようと思うけれど、米国株投資をやっている以上は、それは避けて通れない問題なのである。
あー3低だなんて、こんな最低な評価をされているのに、何も言い返せず我慢するしかないのが日本という国なのか。
国民を守るより財務省の顔色ばかり伺っている政府。
今それぞれの個人にできることはなんなのか、真摯に考えるべき時が来ているのではないだろうか。
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