4日、ハローワークの失業認定のあと、辻堂→新宿(JR湘南新宿ライン)をグリーン車で移動しました。
平日は休日より料金が高くなるのでJREポイント600ポイントでグリーン券と交換して使用しました。
加えて上下線共に帰宅ラッシュ前の中途半端な時間だったので空いていましたし、グリーン車なのでさらに密とは無縁な空間でした。
さて今回宿泊するホテルはKIMPTON新宿TOKYOです。
ホテルの公式サイトのアクセスの案内によるとJR新宿駅南口から徒歩12分ということだったので改札を出て右手方向に、小型のスーツケースをゴロゴロと転がしながら甲州街道(国道20号線)沿いをひたすら直進していきました。
エントランスに入るとさっそくポップなアートがお出迎えしてくれます。
色とりどりの色彩の中では、世界中のおかえりやようこそを意味する言葉たちが。そんなユニークなアートは、MOMA(ニューヨーク近代美術館)を思い出させてくれました。
1981年米国サンフランシスコで誕生し、今では世界各地で70を超えるホテルを展開するKIMPTON。
画一的なサービスではなく、独創的なデザインやサービスを提供するコンセプトホテルの先駆けとしても知られ、世界中の旅行者をひきつけています。
そんなホテルが、満を持して2020年10月に日本初上陸しました。場所はラグジュアリーなホテルが立ち並ぶ東京・西新宿の一角。KINPTONは、それぞれのホテルによってデザインが異なることも特徴のひとつです。
そしてここKIMPTON新宿TOKYOがテーマに選んだのは、常に世界の文化の最先端であり続けるNYマンハッタンのアートシーンでした。
クリエイティビティ溢れるNYのラグジュアリーな日常と、エネルギーに溢れる街SHINJUKU。2つの都市が融合するここにしかない世界を体験してきました。
チェックインはソファーに座りながら、、、通常だとここでウェルカムドリンクが提供されるところなのですが、今回は蔓延防止の影響なのかそれは無し?
その代わり?なのかどうなのか平日は新宿駅などからのタクシー代1000円まで1回限りのキャッシュバックキャンペーンをやっておりました。
予め本日仕事を終えてから合流する次女とニアがその特典を利用する旨を伝えてありました。
加えてわたしは、IHGプラチナ会員なので、ドリンクチケットか600ポイントの加算を提示されました。今回はドリンクチケットを選択しました。
更に、宿泊者事前予約限定でコース料理などが20%OFFになるキャンペーンを案内されていたのでディナーのコースも予約しています。
それと、これは多少お得かな程度の特典でしたが、予約した部屋のカテゴリーが、プレミアムルームキング→プレミアムルームキング(上層階)にアップグレードされていました。
さてさて、早速お部屋チェックです。
おっとその前に、今回こちらのホテルを選択した一番の理由は、都内にあるラグジュアリークラスのホテル中でもトップレベルにペットフレンドリーなホテルとして評判だったからです。
このように、当日宿泊するペットちゃんたちの名前が描かれたウェルカムボードが置いてあることも飼い主にとっては嬉しいおもてなしだと思いました。
それではさっそくお部屋にGo♪こちらのエレベーターはカードキーをタッチしないと稼働しない仕組みになっているのでセキュリティも万全です。
それから館内は24時間稼働のフィットネスジムとレストランのラウンジの一部を除き、ほとんどのエリアでリード付きのペットちゃんたちの移動が可能となっております。
そしてペット同伴でない他のゲストへの配慮なのか?PET IN ROOMの表示もありました。
部屋の中をざっと見回すと、ラグジュアリーというよりスタイリッシュな無駄を省いた空間といったかんじです。
ウェルカムギフト、今回はブラウニーでした。
そして手書きのメッセージカードも添えられていました。ちょっとここで残念なことがありました。ニアの名前がMIAで登録されていて、、、実は最初ウェルカムボードにも、ミアと書いてあったので直してもらったのです。なのでメッセージカードのほうはMIAのままでした。まあこれはご愛嬌ということで。
クローゼットの中には浴衣と珍しいグレーのバスローブとスリッパもブラックでふかふかでとても履き心地がよかったです。奥にはヨガマットと傘、上のほうにはスチームアイロンもありました。
ほぼ過不足なくアメニティは取り揃えてありますが、その他必要なものがあればタブレットで注文することもできます。有料のドリンクやスナック、クリーニング以外はほぼ追加料金も必要なく10分以内に届きます。
ところでKINPTONでは通常のホテルによくあるクラブラウンジがありません。その代わりといってはなんですが、毎日17:30-18:30にソーシャルアワーが設定されていて、こちらは宿泊者は全員フリーで利用することが出来るようになっています。
お部屋チェックをしている間に17:30を回ってしまったので、そそくさと1階に降りて行きました。娘からもそろそろニアを軽く散歩させてタクシーで向かうと連絡がありました。
本日のソーシャルアワーは、1階のThe Jones Café | Barで行われるようなのでフロントにひと声かけてそろそろ娘が到着する旨を伝え先に始めることにしました。
こちらも当然ペット同伴可です。ブランケットも貸してもらえます。
本日のカナッペ3点とアルコールも白、赤のワインとサングリアから選べます。グラスが空になるとスタッフが「何かお代わりしますか?」とちゃんと聞いてきてくれます。
そうこうしている間に次女とニアご一行さまがやってきました。
スタッフさんが来てニアちゃんにもおやつも持ってきてくれました。とても美味しかったらしく勢いよく食べていました。
他のわんちゃんたちに興味津々なニア
ちなみにこちらのホテルでは、わんちゃん以外のペット、、、たとえば猫ちゃんや鳥さんたちもウェルカムです。
スタッフさんたちに聞いたところによると最近訪れた一番珍しいペットは、たぬきさんだったそうです。
ということですっかりこの場に馴染んできたところで、一旦部屋に戻り19:00のディナーまでひと休みすることにしました。
お部屋では初めての場所で粗相をすることもあるかもしれないので一応おむつをつけて見ました。
ニアちゃん探索中♪
そんなこんなであっという間に19:00が近づいてきたのでディナーの予約を入れた2階のDistrict – Brasserie, Bar, Loungeに向かいました。
ここで早速ドリンクチケットを使用しました。アルコールは何が用意出来るかと聞いたらシャンパーニュもOKということで2つ返事でお願いしちゃいました。
ひとことでシャンパーニュと言ってもいろいろな銘柄がありますがドリンクチケットのサービスと思うと、なおさら美味しく感じられました。やはり普通のスパークリングワインとは似て非なるものでした。あとで調べたらこちらの銘柄はポルヴェール・ジャック ブリュット NVだと思われますが、とてもコスパの良いシャンパーニュだと感じました。
今回、最初は2時間フリーフローのおつまみメインのコースを予約していたのですが、まんぼうもありお食事メインのコースに変更しました。
今回のコースは
TIMES SQUARE
わたしと娘共に、前菜は
天使海老のタルタル・大根&アップルキムチ キャビア・桜海老チップスを選択しました。
この天使海老のタルタルとキムチとキャビアの組み合わせはもう絶品でした。
パンと一緒に出されたのは塩麹のバターでこれまたワンランク上のバターといったテイストでした。
ところでこちらのレストランではわんちゃんのお食事の用意もあります。
今回は鹿肉のハンバーグでしたが待てという間もなくニアがあっという間に平らげてしまいました。
さて、メインはまたも2人共、オーストラリア産 ビーフサーロインのグリル クラッシュインカポテト・緑野菜のソテー・赤ワインソースをチョイスしました。
こちら予想以上にボリュームがあり、尚且つソースもミディアムレアの焼き加減も絶妙でした。付け合わせの野菜たちもとても甘かったです。クラッシュインカポテトとは、おそらく「インカのめざめ」という名称のじゃがいもで作ったマッシュポテトです。
少し珍しい名前の「インカのめざめ」。南米アンデスで、お祭りでしか食べられなかった高級じゃがいもを日本向けに改良し誕生した品種です。 起源地とその新しさを表現して命名されました。見た目は比較的小ぶりで鮮やかな黄色い切り口が特徴です。 収量が少なく長期間の保存に向いていないことや、サイズが小さめで大型機械では取りこぼしが多いことから生産量は限られており、そのおいしさもあいまって「幻」とまで言われている逸品です。
さてここまでの感想ですが、、、正直いってこのホテルのメインダイニングがこれほどレベルが高いとは思っていませんでした。
見た目が美しいだけでなく素材のひとつひとつまで厳選されていて一切の妥協がありません。
それでいてそれらを提供するスタッフたちは常にフレンドリーでカジュアルな雰囲気でわたしたちに接してくれていました。あと皆さんもれなくペット愛に溢れていました。
そして最後にわたしがお茶と共に選んだデザートが、
シトラスが香るマスカルポーネ &フェルメンテッド ブラックライスミルフィーユ・エルダーフラワーアイスクリームでした。
甘さ控えめですが、ふわふわのマスカルポーネとミルフィーユの食感が口の中で溶け合いました。
本当に心からパーフェクトといえるディナーを堪能しました。
その後、娘と交代でゆっくりバスタイムを楽しみました。
このホテルのオリジナルブランドのシャンプーやコンディショナーが穏やかで優しい刺激、、、尚且つほのかに漂うアロマな香りがとても心地よかったです。
こちらのホテルは創業者であるビル・キンプトンの
Ridiculously Personal(とんでもなくパーソナル)で記憶に残るステイを
との願いのとおり、館内はゲスト一人ひとりに寄り添う温かな雰囲気に満ちていました。
ニアのこの満足そうな顔を見れば分かります。
まるで我が家のようにくつろげるこの空間は、まさにとんでもなくパーソナルでした。
宿泊記はまだまだ続きますが、今日はこの辺で。
お疲れ様でございました。
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