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クリスマスローズを愛でる

最近、クリスマスローズってなんて不思議で美しい花なんだろうと、日々の移り変わりの様子を眺めながらうっとりしています。

そして毎日みているうちに、「今の鉢は少し小さいです」というこの子の声が聞こえたような気がしたので、急遽もうひとまわり大きな鉢に移植しました。

「うん、これでOKよ♪」と言われたかどうかは定かではありませんが、これでこの子の年越し準備もOKです。

わが家のクリローさんは、最初白い花が咲いて段々と赤みを帯びて、そのうち緑色に変化していく個体のようです。

わたしの園芸歴はまだ1年にも満たないのでまだ何かを語る段階にはないのですが、こんなふうにひとつとして同じ花を咲かせない花があるなんて…きっと園芸をやらなければ一生知らずにいたに違いありません。


余談ですが、わたしのつれあいは生まれた時からこの街で暮らしています。元々こちらは、彼のお爺さまの疎開先でした。その方は東京の青山で画廊を営んでいましたが、こちらに移住してからは高校で美術を教えていて休みの日はよく富士山の絵を描いていたのだとか。

それで今でも、色紙に描かれた水墨画がダイニングに飾ってあります。

最初わたしは、どうしてお爺さまは富士山の絵ばかり描いていたのだろうと不思議に思っていましたが、クリスマスローズを愛でるうちに段々とその気持ちが分かってきました。

たとえば、今日の富士山。

そして、ある日の夕暮れ時の富士山。

富士山はずっとそこにあるけれど、季節や時間や場所によって全く違う顔を見せてくれます。

まあ当たり前のことなのですが、自由な時間があるということは様々な気づきを与えられるきっかけになると思います。

よく仕事を退職されて暇になった方が時間を持て余し、些細なことに目くじらをたててご近所トラブルになったなんて話を聞くことがあります。もちろんそういった負の部分もあるにはありますが、逆に十分な時間がなければなし得ないこと、気づかないこともあるのではないでしょうか。

違いのわかる男

クリスマス・イブに、長女ファミリーが遊びに来た時のことです。義理の息子くんが急にコーヒーを飲みたいと言ってきたのです。おおそうなのねってことで、お砂糖とミルクたっぷりのカフェ・オレを淹れました。

すると義理の息子くんが娘に「これは美味しい♪きっといい豆を使っているに違いない」と言っていたのだそうです。

あら、よくお分かりで。これは、ママ友から頂いたスタバのブレックファーストブレンドでした。

でも、じいも娘も普通に飲んでくれてますが、何も言ってはくれないので、きっと豆の良し悪しまで考えてはいないと思います。

息子の彼女もですが、娘の旦那さまもきっと舌が肥えているのでしょう。そう考えると、子供たちはそれぞれステキな人に巡り会ったということです。

そうそう、自慢というわけではありませんが、息子の彼女さん、今年だけでもう4回もクラシルのコンテストに入賞してるのですよ。

だからある意味、わたし自身は肩身が狭いのです。毎日忙しい仕事の合間に新しいレシピを考えてそれをカタチにしてコンテストに応募して結果を出している彼女に比べたら、わたしなんてと思ってしまうからです。

なのでせめてわたしは、来年は今咲いているクリスマスローズからタネを取って自分だけの花を育ててみたいと思っているのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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