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違いの分からない男

ここ数日、顔を合わせる度に、「具合が悪い」と連発するじい。申し訳ないがわたしはドクターではないので、そう言われても、病院に行ってくださいとしか言いようがないのだが。

そういう人といると変なストレスを貰いそうなので、「じゃあコロナになったんじゃない?」と言ってみたら「それはない」とまた断定的な物言い。ということで、万が一の可能性も無きにもあらずなので、いつにも増して同じ空間にいない配慮を。

おそらくこういうところが、わたしが優しくないと言われる所以なのだ。しかし、現実的にいくら「大丈夫?早くよくなってね♪」と言ってみたところで、じい本人の辛さや痛みが分かるでもなし治るでもなし。やはりこれは速やかに病院のお世話になるのが得策なのだ。

わりと早めの夕方…突然じいがやってきて「薬飲みたいので、何か作ってくれ」と言ってきた。なるほど、それなら仕方ないと思い、ありあわせだが、玉ねぎ、きのこ、刻んだケールを入れた栄養たっぷりのシーフードリゾットを作って提供。

ついでなので少し早めの夕食になるが、わたしも同じものを頂いた。自分で言うのもなんだが、どう見ても失敗作ではなかった。

しばらくして、様子を見にいくと、ひと口かふた口でその場に放置されていた。「あら、食べられなかった?」と言うと「体調が悪い時は魚介類は受け付けないんだ。でも一応薬は飲んだ」

?そんな話は今まで一度も聞いたことがなかったのだが。

使ったシーフードも冷凍ではあるが質の良い、大粒のエビ・ホタテ・アサリ・イカだったのだが。そのまま廃棄は忍びなかったが、食べるわけにもいかず。やむなくコンポスト行きになった。とても虚しくて悲しくなった。

その後、じいは仕事に出掛けた。まあそれはいい。問題はそのあと。

なんと出先のどこかでコロッケを買ってきて食べたらしい。空のパックがテーブルに放置してあった。

はあ?散々「具合悪い、具合悪い」と言って、わたしが体調を気遣って作ったシーフードリゾットにはほとんど口をつけず、出来合いのコロッケを食べる男。

きっとこの人はどんな病気になってもわたしが手をかけて作ったモノより出来合いの脂っこいモノを有り難がる人なのだ。

幸いなことに、子供たちのパートナーは違いの分かる大人だから良かったけれど。

これが俗にいう反面教師というものなのか。

とはいえ、こんなことを書いて誰かの同情をかおうとか、“可哀想なわたし“とか世界に向けて発信しようとは思わない。

これからは、何かあるか?と言われたら堂々と買ってきたお惣菜を食卓に並べようと思う。

あ、もちろんわたし自身は、ちゃんと手作りを食べますよ。あはは♪

そういえば今年も違いの分かる彼女から届きました。

いつもありがとうね♪

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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