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【リアル名建築で昼食を】大磯迎賓館(旧木下邸別邸)

去年の誕生月からずっと長女に誘われていたランチにようやく行くことが出来ました。

今回訪れたのは、100年を超す歴史的文化財を使用したイタリアンレストラン。相模湾を見渡す広いダイニングで、契約農家からの新鮮野菜や、相模湾鮮魚、神奈川県ブランド肉をいただける地産地消メニューが提供されていて、薪窯で焼く本場ナポリピッツァも大変美味しいと評判のお店です。

こちら大磯迎賓館は、大正元年に建てられた別荘。ツーバイフォー工法の住宅としては国内で最も古い時代の建築物であり、国登録有形文化財に指定された洋風建築。この佇まいにふさわしい、最高のおもてなしをもって訪れる人をお迎えしたいという願いから大磯迎賓舘と名付けられたのだとか。

大磯迎賓館
本日のコースメニュー 

湘南ビールは、明治5年(1872年)に創業し、現在では湘南で唯一残った蔵元として知られる熊澤酒造が造るクラフトビールです。

熊澤酒造は、湘南ならではの風土を活かした独自の製法で、一杯一杯丹精込めてビールづくりに取り組んでいます。こだわり抜かれた素材と熟練の技術が融合したクラフトビールは、多くのビール愛好家たちから絶大な支持を受けています。

こちらは娘が頼んだ大磯オリジナルラベルバージョンです。レトロなデザインが素敵です。

湘南ビール 大磯オリジナルラベル

リモンチェッロは、南イタリアのアマルフィ海岸、ソレント半島、カプリ島付近一帯の伝統的食後酒で、レモンの皮をアルコールに漬け、お砂糖と水を加えて作る、シンプルな地酒です。イタリアでは食後酒として、至福のひとときを演出するのに欠かせないアイテムです。こちらは、地元大磯の普門さんの無農薬レモンから作られているのだとか。今回はスタッフさんお薦めのソーダ割りでお食事と一緒に愉しみました。

自家製リモンチェッロソーダ割り

見た目も美しいですが、蟹みそのバーニャカウダーが絶品でした。

大磯冬野菜のテリーヌ 蟹みそバーニャカウダーソース

真鯛とカネロニのフリットに柑橘系の爽やかなソースが絶妙にマッチして非常に美味でした。

大磯港 真鯛とカネロニのフリット 坂井農園みかんのヴィネグレット

先日のマンダリンオリエンタル東京のシグネクチャーの前菜で登場した菊芋がこちらでも。菊芋に含まれるイヌリンは、天然のインスリンと言われています。インスリンは糖の吸収を抑える働きを持つホルモンです。また、菊芋にはミネラルも豊富に含まれています。糖尿病の原因の一つがミネラル不足とも言われているので、イヌリンとミネラルが豊富な菊芋は、血糖値の急上昇を防ぎ糖尿病の予防にも繋がります。

こちらのポタージュ、ホタテのプレコット(半生)の加減が独特の食感を醸し出し、濃厚な菊芋とのハーモニーが素晴らしかったです。

まるしん農園 菊芋のボタージュ ホタテのプレコット

ちなみに孫にはお子様プレートを別途お願いしました。ボロネーゼ、ハンバーグ、マルゲリータ、エビフライにオレンジジュース、食後にデザート付きで、どれも子供が大好きな食べ物ばかりでした。しかしまだ幼児には少し多かったので、ピザだけはお持ち帰りにさせていただきました。

ここで、もう一杯飲みたくなったので、ドリンクメニューをみていたら、吉田茂元首相ゆかりの日本酒を見つけました。

大磯といえば、真っ先に思い浮かべるのが、吉田茂元首相です。大磯城山公園にある旧吉田茂邸は、明治17年(1884年)に吉田茂の養父健三が購入した土地に建てられており、吉田茂が昭和20年(1945年)頃から、その生涯を閉じる昭和42年(1967年)まで過ごした邸宅です。
政界引退後も多くの政治家が邸宅を訪れ「大磯詣」と言われました。また、元西独首相アデナウアー氏や、当時の皇太子殿下(上皇陛下)と同妃殿下(上皇后陛下)などの国内外の要人が招かれました。吉田茂没後には、大平首相とカーター大統領の日米首脳会談が実施されるなど戦後政治の表舞台としても利用されました。

こちらの写真は大磯城山公園のサイトからお借りしました。

旧吉田茂邸

近代数奇屋建築風の総檜造りの本邸は、建築家吉田五十八の設計のもと、京都の宮大工により建設されました。日本庭園は、世界的作庭家中島健が設計したもので、本邸周辺部分は、日本庭園研究家の久恒秀治によって造られました。
吉田茂がよく散歩をしていたといわれる庭は、心字池や築山のある日本庭園、松林、バラ園、サンルームがあり、日本庭園にはあまり用いられないカナリーヤシが植えられるなど、海外赴任生活の長かった吉田茂の嗜好の多様性、様式にとらわれない人間性が色濃く反映された庭園となっています。

そして吉田茂元首相が過ごした大磯町「旧吉田茂邸」のコンセプト、「決断の聖地」を酒名とした、大磯町と「旧吉田茂邸」公認のブランドが誕生しました。
(売上金の一部を大磯町旧吉田茂邸整備活性化基金に寄付。)

こちら、日本酒でありながらどこか白ワインを思わせるような辛口でキレのある味が特徴で、和食だけでなくイタリアンなどの洋食にもよく合うお酒でした。

司牡丹 決断の聖地

この、『決断の聖地』と一緒にいただいたピッツァは、マルゲリータとフレッシュなエビとアボガドソースに生地も厚すぎず薄すぎすかつしっかりとした食感で非常にレベルの高いものでした。

マルゲリータ・エクストラ エビとアボカドソースのピッツァ

そして、今回こちらのメインを食べたくてこのコースを選んだと言っても過言ではない、鹿のロースト。全くもって臭みがなく、お肉が非常に柔らかかったです。以前オーストラリア料理のお店でジビエを頂いたことがありますが、そちらと比較しても遜色ないクオリティでした。

湘南ジビエ 鹿ロースト

こちらは娘が選んだタリアータ。タリアータとローストビーフは焼き方や焼き加減など調理の方法が異なります。

タリアータはフライパンで調理し、表面だけ加熱するので中はレアの状態です。レアに仕上げるので、お肉の味をダイレクトに感じられる点が特徴です。一方ローストビーフは、オーブンでじっくり焼き上げ、中まで火が通った料理です。

タリアータとローストビーフは味付けも異なります。タリアータは牛肉にルッコラなどの野菜やチーズ、バルサミコ酢をかけるのが一般的です。一方、ローストビーフはグレイビーソースをかけるのが一般的です。グレイビーソースとは、調理されたお肉から出る肉汁をベースにつくられます。

丹沢足柄牛 タリアータ

鹿ローストと足柄牛のタリアータをそれぞれ少しずつシェアして頂きましたが、赤身好きなわたしは、鹿ローストを選んで正解でした。濃厚な肉の旨味を楽しみたいなら、足柄牛のタリアータがお勧めです。

そしてドルチェとカフェ。もう誕生日からかなり経っていますが、お祝いプレートっていつ見てもテンション上がります。

娘&義理息子くんありがとう。リアル名建築で昼食を。とても素敵で、美味しい時間を頂きました。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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