〇〇さんの件で暇人と思われているわたしだが、意外とこれが多忙だったりする。なにしろ今、娘②が旅行中なのでニアをお預かりしてるだけでもなかなか大変なんだわ(^_^;)
ミニチュア・シュナウザーは活発で運動好きな犬種なので、散歩は毎日行うのは勿論、出来れば1日2回、それぞれ20分から30分程度の散歩が必要。雨の日や忙しい日でも、室内で遊んだり、少しでも外に出て気分転換をさせてあげないと、ストレスが溜まり問題行動に繋がるらしい。
ということで、今日はわたしが娘①と出掛ける用事があったので5時過ぎに家を出て海まで散歩に行ってきたU^ェ^U

朝からすっきり晴れて、江ノ島も、遠くに烏帽子岩も見える。
でこんな感じでニアの機嫌を取り、一応夫に彼女を託して、娘①と日本橋高島屋に向かった。
小泉淳作画伯展
お目当ては、建長寺開創750年記念事業の一環として法堂の天井画の雲龍図や、建仁寺慶讃800年記念行事に奉納する法堂天井画の双龍図の制作で知られる小泉淳作画伯展。

娘に誘われるままに行ったのだが、いやあー行って良かった。大変迫力のある日本画で、わたしの好みだった。しかも、すべて撮影OKという太っ腹展示もすごい!!いつか京都に行ったら、建仁寺で龍の天上画をぜひ観たいと思った。


彼は多くの大作を手掛けているが、このような植物を描いた作品も独特の温かさが感じられ、画伯の愛に溢れた眼差しを随所に感じるとることが出来た。




カフェウィーン
そして楽しみはこれだけにとどまらない(^^)
やだーこれって、本当にわざとじゃなくて、娘①が以前から行ってみたいと思っていたところだったらしい(笑)
あ、でも、娘①からは、「〇〇さんのことを思い出して嫌なら別なところでもいいよ。」と一応言ってもらってはいたの。でも、せっかくの娘の希望をわたし個人の事情で変更するのも嫌なので、「気にしないから大丈夫」ということで。でも結果的に、それが大正解だった♪

というのも、〇〇さんがスルーしたウィーンのカフェなんだけど…ウィーンのカフェ文化は、2011年にユネスコの世界無形文化遺産に登録されている。カフェは単なる飲食の場を超え、社会的、文化的な中心地として重要な役割を果たしてきたという歴史もある。
現地の人にカフェについて質問してみると、全員が「なくてはならないもの」と答えるという。多くの市民がカフェを利用するため、市内には1000軒を超えるカフェが存在。ちなみに日本のスターバックスの店舗数は1917軒(2023年時点、スターバックスジャパンHPから)。人口約200万人のウィーンに、日本のスタバの半数以上ものカフェが存在していることになるのだ。
あら、ここでも〇〇さんの欺瞞に満ちた言葉が思い出されるよなあ。たしか「お城や教会より市井の暮らしに心惹かれる(意訳)」みたいなこと仰ってましたよね?ぷぷぷ。ウィーンに行って宮殿コンサートに行かず密かに歓喜するわ、市民の暮らしを体感するせっかくの機会も、関心がないのひと言で失うわ…なんだかとっても可哀想に感じてしまう。゚(゚´Д`゚)゚。
なので、こちらは日本ではあるが、ウィーン市から日本で最初に認定を受けたお店らしいので、ウィーンのカフェ文化を体験出来てしまうということじゃない?
でこんなものを頼んでしまったわ。


そして食後のデザートたち。


ところで、日本でウィンナーコーヒーと呼ばれているものの正式名称は、メランジュ (Melange)。オーストリアを代表するコーヒーで、エスプレッソに同量のスチームミルクを加え、泡立てたミルクを乗せたもの(クリームを加えることもあり)。
そう、ナポリにナポリタンがないように、上海に上海焼そばがないように、ウィンナーコーヒーもどうやら日本人がネーミングしたものらしいのよ。
そしてこれはわたしの個人的な感想だが、シュニッツェルは、おそらく現地のものに及ばないだろうなと。だが、グーラッシュは、先日渋谷の牛頰肉のトマトソース煮込みに勝るとも劣らないぐらい美味しい(^^)
そしてデザートは、これは多分日本人好みにアレンジしているのか?ザッハトルテもコーヒーゼリーも甘さ控えめでとても美味しかった。
ところでこれはたまたまなんだけど、せっかくお肉を食べるのだから、ちょいとお酒を飲みたくなって、追加でこれを頼んでしまったの。
これ、サミクラウスというオーストリア産のビールなのだけど、アルコール度数がなんと14%(ワイン並み)で、世界一アルコール度数が高いビールとして過去にギネスブックにも認定されたこともあるビールだったの。

ちなみにサミクラウスとは、スイスの方言で「サンタクロース」を意味し、聖ニコラウス(サンタクロースのモデルの人)の祝祭日である毎年12月6日に年に1度だけ、限定醸造されるビールなんですって。つまりこのラベルのおじいさんは、サンタクロースさんってことなんですね。
ところでこのビール、通常のビールと違って、瓶詰の前に10ヶ月熟成させ、瓶詰後でもさらに何年も
熟成させることが可能で、本当の飲み頃は5年後とも言われている大変珍しいビールなのだ。
さて肝心のテイストだが、こってりとした甘みとフルーティーな香りが特徴で、以前わたしが飲んだことのあるバーレイワイン(Barley Wine:麦のワイン)という、同様に長期間熟成させてつくられる、ワインのような濃厚な味わいと香ばしい香りを持つビールに似ていると思った。

わぁ〜ウィーンてなんて素敵なところなんでしょう。独自のカフェ文化に、世界一濃厚なワインのようなビールがあって、それに合う美味しい料理たち。そして街中至る所に音楽と芸術が溢れてる。
あ、そういえば、わたしはオーストリアに行ったことはないが、お隣のチェコのプラハのカフェで頼んだメニューがこれだった。

ここはプラハの市民会館に併設されたカフェで、プラハで最も美しいカフェと言われている。
高い天井にはシャンデリアがあり、生演奏が流れとても優雅な雰囲気。チェコの代表的な画家アルフォンス・ミュシャがデザインした壁画が見られ、メニューの表紙にもミュシャの絵が使われている。

そうそう、〇〇さんの印象だとチェコ料理は、ドイツの田舎料理みたいな野暮ったい印象だったみたいだけれど、わたしの印象だとカフェもオシャレで、料理も洗練された印象を受けたのだけど、訪れた場所によってきっと全く違って見えてしまうのだろうな。
おっと、ビールの話から大きく話が逸れてしまった。
とまあこんな感じて、今日は盛りだくさんの1日であった。
朝は湘南の海を眺めながらニアと散歩して、昼間は娘と2人で日本橋のデパートを梯子して、小泉淳作画伯の絵を鑑賞して、ウィーンのカフェ文化を体験した。そして世界一アルコール度数の高いビールまで飲んでしまった。素敵すぎるにも程があるじゃないですか。娘よ、素敵な時間をありがとう(^^)
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