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【シェアレンティング】〜その子どものプライバシーを侵害する行為〜

シェアレンティングとは

シェアレンティング(Sharenting)とは、親が自分の子どもの写真や情報を、SNSなどオンライン上に投稿(シェア)すること。

「Overshare(過剰にシェアすること)」と「Parenting(子育て)」を組み合わせた造語です。

インターネットやSNSの普及により、自分の思い出や体験を他人とシェアすることが気軽に出来るようになりました。子どもの可愛らしい姿や面白い瞬間を捉えた投稿は、一見微笑ましく無害であるかのように見えます。

また、投稿をする親同士にとっては、育児のアドバイスを与えあったり、大変な時期に支えあったり、新たな繋がりを得るなど、様々なメリットもあるでしょう。

しかし、テクノロジーが発達した現在、オンライン上にシェアされた写真やビデオはデータとして扱われ悪用されるリスクも伴います。特に子どもの場合、本人の同意なく、また知らされることもなく、投稿されることがあり、それらはデータとして半永久的に残るため、子どもの生涯を通して何らかの悪影響を受ける可能性もあります。

シェアレンティングが持つリスク

それでは、シェアレンティングを行うことで、どのような影響・リスクがあるのでしょう。

1.子どもの個人情報がなんらかの形で流出し、詐欺に遭うリスク

2.投稿した写真やビデオを加工され、悪用されるリスク

3.自分の子どもの写真が、第三者によってその人の子どもの写真であるかのようにSNSに再投稿されたり、別の目的で再利用されたりするリスク

4.子どもの同意なしに情報がシェアされることで、親子関係に悪影響を与えるリスク

5.シェアレンティングの目的が「いいね」を多く獲得するためなど、より大きな反応を求めるものだった場合、必要以上に子どもに要求をしたり他の子どもと比較したりすることで、子どもにプレッシャーを与えてしまうリスク

6.「いいね」や「再投稿」の数など、ソーシャルネットワーク上の評価基準を、子どもが常に意識してしまうリスク

シェアレンティングによるなりすましや詐欺の影響として、イギリスのバークレー銀行は、2030年頃には年間被害額が667百万ポンド(約1,227億円相当)、被害件数が740万件程に上るだろうと予測し、オンラインで子どもの生活を共有している親は、SNSでは誰もがやっているという「誤った安心感にだまされる」ことが多いと指摘しています。

この誤った安心感と、わが子を「見せびらかしたい」欲求によって、無自覚な親の多くが知らず知らずのうちに子供に関する重要な情報をいくつも漏えいしてしまい、それが悪用される恐れがあるのです。

個人情報の盗難リスク以外にも、次のような精神衛生上の悪影響が及ぶ恐れも指摘されています。

学術誌『Children and Youth Services Review』に2019年に掲載された研究結果によると、“思春期の子供の多くはシェアレンティングに反対しており、その目的が周囲からの印象を良くすることだと感じた場合は特にその傾向が強かった。この研究では、シェアレンティングに対する青少年の最も一般的な意見は「恥ずかしい上に役に立たない」というものだと判明した。ただし、親の動機が情報の保存だった場合は例外だった。“

親は「いいね」を多く獲得し、たくさん共有してもらいたいがために、子どもを必要以上に追い詰めてしまっていないでしょうか?子どもは、良い成果を出さなければいけないというプレッシャーを内面化し、常にソーシャルメディアの評価基準を通じた評価を求めるようになるかもしれません。そしてこれは、子どもの自己肯定感や自尊心に悪影響を及ぼす恐れがあります。

また、アメリカのFBIが1997年におこなった研究では、子どもに対する犯罪は親戚や知人によって行われたケースが7割から9割を占めているという研究結果もこのような結果から公開範囲を知人に限定したとしても、過剰に子どもの情報を共有することの危険性が伴うのです。

確かに、先日毒親について投稿した際にも予想以上に反響がありまして、たとえ血を分けた親類縁者や極めて親しい友人であったとしても100%信用していいかと言ったらそうではないという…残念な体験をされた方々の貴重なエピソードを聞くことも出来ました。

たとえ親と子であったとしても、それぞれ独立したアイデンティティを持つ存在であり、子どもは親の所有物ではないので、どんな些細な情報であっても本人の許可なくそのプライバシーを晒すことは許されるべきではないと思います。

自分がされて嫌なこと

今でこそ、わたしも孫のいる身となりましたが、かつては子どもの時代がありました。そしてその時に、親に教えられたことと言えば、自分がされて嫌なことを人にしてはいけない』ということでした。

この年末年始、お子さんの投稿だけでなくさまざまな場所での買い物風景などが投稿されている場面を見かけました。大体の方々はぼかしを入れているのですが、中にはそういう配慮のない方も一定数いらっしゃいました。またその中には本人自身や家族の姿にモザイクをかけているにも関わらず、見ず知らずの他人の映り込みにはほとんど配慮のない方もいらっしゃいました。

自分のプライバシーは守りたいのに、他人のプライバシーはどうでもいいのか?そんな身勝手な投稿を見るたびに不快感を覚えずにはいられませんでした。誰も勝手に自分のプライベートを晒されていいと思ってはいない筈です。

これは年齢、性別、国籍、人種関係なく、今地球上に生きる全ての人々に共通して配慮されるべき事柄ではないでしょうか。

いわんや、たとえ親子であったとしてもですよね。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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