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G7広島サミット関係閣僚会合盛り上げに…志摩市民による「千羽鶴プロジェクト」

千羽鶴

戦争や天災による被災地などに千羽鶴を折って気持ちの支援をおくる行為がよく見られるが、わたしは以前からこういったことは偽善的で迷惑な行為だと思っていた。なぜなら、その千羽鶴は最終的にはゴミとして処分される場合がほとんどだからだ。

そして今回またこんなニュースが飛び込んできた。

「G7広島サミット」の関係閣僚会合「G7三重・伊勢志摩交通大臣会合」が6月に志摩市内で開催されることを受けて現在、G7参加国の国旗や欧州連合(EU)の旗を千羽鶴で作ろうと多くの市民が折り鶴作りに取り組んでいる。

5月19日~21日に広島県で開かれる「G7広島サミット」、6月16日~18日に「G7三重・伊勢志摩交通大臣会合」が開かれることから、各国の代表や関係者らをもてなし、各国への興味や関心を持ち国際理解を深め、同会合を盛り上げようと企画した「G7千羽鶴プロジェクト」。志摩市や商工会、観光協会、民間団体、民間企業などで組織する「未来につながる“MICE City Shima”市民会議」が企画した。

昨年12月下旬から進めている同プロジェクトには、市内の小学校7校1680人、中学校6校961人計2600人と市民約500人が参加。G7の7カ国とEUの計8種類の旗をそれぞれ2セット、計16枚の旗を作る。折り鶴26羽を1束としそれを横に39列並べ、計1014羽で1つの旗を完成させるため、1万6224羽の折り鶴が必要になる。旗の大きさは
縦約90センチ、横約150センチ。同会合開催100日前になる3月8日に披露する予定。

伊勢志摩経済新聞

折り紙は日本の立派な文化なのは間違いないが、今どき千羽鶴が喜ばれると思う感覚はどこからくるのだろう。これはこの企画を考えた側の単なる自己満足に過ぎず、これを貰った外国の方々を困らせるだけの行為だ。

しかも、なぜここに市内の小中学生を動員するのか。今それでなくともPTAや地域の自治会のあり方など時代遅れの慣習を見直すときがきているというのに…おそらくこの自治体の各学校でも教員やPTAが余計な負担を強いられているに違いない。

そして、こんな斜め上をいくような見当違いの『おもてなし』を自治体を挙げて取り組むことに異議を唱える人が誰もいなかったのだろうか。

こんなありがた迷惑な行為はみっともないので早々にやめるべきだ。これは決して美談などではなく、むしろ贈った相手に余計な負担を強いるだけの行為だと広く知らしめるべきだ。

そもそも日本ではおめでたいとされる鶴が、国によっては不吉なものになることにも注意が必要なのだ。鶴は北欧方面では「死を運ぶ鳥」であり、「ケルト神話」では殺戮を好む神、エススと共に描かれるなど「不吉な鳥」の象徴 となっている。

ラナンキュラスの切り花

このところ春のような陽気が続いていたこともあり、寄せ植えのラナンキュラスの花芽がどんどんあがってきている。いつまでも花を咲かせておくと新しい花の開花が滞るので、満開の花を早々に切ってガラスの花瓶に挿してみた。なんて綺麗な花だろう。折り鶴も自宅で飾って愉しむくらいならちょうどいいのにと思う。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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