スウェーデン・アカデミーは9日、今年のノーベル文学賞をハンガリーの作家クラスナホルカイ・ラースローさんに授与すると発表した。毎年有力候補に挙がる作家・村上春樹さん(73)は、今年も受賞を逃した。
「ハルキ・ムラカミ」の名前はまたもやノーベルの俎上に上がらなかった。村上さんは2006年にノーベル賞の前哨戦的なフランツ・カフカ賞を受賞して以降、ブックメーカーなどで本命の上位に常に挙げられてきた。日本、そして世界のハルキストたちが受賞を期待してはガッカリする毎年秋の風物詩。今年もその流れは変わらず、「20度目の正直」はならなかった。
報知新聞社
ノーベル賞について、ご本人もかつて著作の中で「脳減る賞」と揶揄し、「(毎年騒動になるのは)正直なところ、割に迷惑です。だって正式な最終候補になっているわけじゃなくて、ただ民間のブックメーカーが賭け率を決めているだけですからね。競馬じゃあるまいし」などと否定的に述べていた。

これまた受賞によって、彼の著作が改めて注目を浴びることを目論む筋が毎年勝手に風物詩化しているだけ話で、側から見ても正直言ってほっとけよって感じだろう(^_^;)
わたし、個人的に彼の旅のエッセイは好きだが、小説は…あまり好みとは言い難い。しかし海外で人気というのは本当らしい。夫が旅先で何度か彼の著作を持ち歩くような熱心なファンに、「ハルキ・ムラカミについてどう思う?」と聞かれたことがあるくらい。
その時点で村上さんは、世界に広く知られる作家なのは間違いないのだから、今更ノーベル賞を貰ったところで、喜ぶのは本の出版社ぐらいではないのだろうか。
一方で、大谷ハラスメントと揶揄される…街を歩けば大谷の広告看板。CM映像が流れる。人と会えば天気と大谷。それが取引先や会社の人なら合わせるしかない。一人で歩いていても、知りたくもないのに大谷がHRを打ったとかなんとか、地震速報並みにスマホに情報が飛び込んでくる現状。
いい加減マスゴミは、あるターゲットだけにフォーカスし、調子のいい時は全面的に乗っかり、都合が悪い部分は伏せる偏向報道を繰り返すのはやめて欲しい。
村上さんについても、彼が受賞するまでそっとしておけばいいではないか。本人の意思と関係ないところで勝手に期待して、勝手にガッカリして、それを大々的に報道するって、失礼すぎるだろう。
そして、大谷の取り上げ方については、我も我もと群がる「節操のなさ」、「しつこさ」、「くどさ」…特に野球やスポーツに興味のない人からすれば、「また大谷か」という声が上がって、大谷が悪い訳ではないが、まるでハラスメントを受けたかのようなストレスを感じてしまうのだ。
本当に今の日本のマスメディアは岐路に立たされていると思う。
まだ記憶に新しいところだと、先日の自民党総裁選挙。メディアでは小泉進次郎候補の優勢が報じられていたが、蓋を開ければ高市早苗さんの勝利に終わった。
ブロサー内では、政治と宗教の話をすると嫌われるらしいが、わたしは敢えて言ってしまう(笑)
おそらく、小泉進次郎さんって、一般人としたら育ちも良くイケメンで素敵な方だと思う。だから、お兄さんのように芸能人になれば人気者になれるかもしれないが、しかし、これが一国の首相という点に於いては、あまりにも頭が空っぽすぎて、この人が国のトップに立ったとしたら世も末だなと思っていた。
なので高市早苗さんに関して特に期待していた訳ではないが、この2人のどちらかを選ぶしかないとしたら、高市さん以外は有り得ないだろうと感じていた。なので今回、ギリギリのところで彼女が総裁選に勝利したことで、自民党も日本も首の皮一枚で繋がったと少しだけ安堵した。
しかし本日、公明党が連日離脱を表明したことにより、週明けにはまた一波乱ありそうだ。
ただ今後もし高市さんが退陣するような事態になったとしても、小泉進次郎だけはわが国の首相にしてはならないと思っている。
これは彼が良い人か悪い人かの問題ではなく、誰がどう見てもこの国の舵取りを任せるには不適格な人であり、今後どれだけ経験を積んだとしても、彼が彼を担ぎ上げようとした国会議員や官僚たちを御するだけの力を持ち得ないことは明白だし、国際舞台の場でも、各国のトップと互角に渡り合える筈もないのだ。
もちろん今の自民党に限らず政界の人材不足は目を覆うばかりである。ただだからと言って、「頭の空っぽな人に政権を担当させていい」とは口が裂けても言えないだろう。
今は、わが国は、少子高齢化や物価高で未曾有の危機に直面している。しかし、それでも「軽い神輿」を担いでなんとかなると思っている危機感の無い勢力が嵩張っている。
まるでどこかのブログサークルのコメント欄のように、中身の無いやり取りに終始し、忖度と気配り、媚びへつらう輩たちが蔓延り続けたら、本当にこの国は終わってしまうだろう。
一般人のわたしに出来ることは何かと考えた時、メディアや声の大きい輩に洗脳されそうになる人に、少しでも自分の頭で考えることが出来るような情報を発信していくことかと考えている。
それがわたしにとっては、家庭菜園や花木類を育てることを通して得た知見なのだ。
実益を兼ねる趣味にとどまらず、まずは何事かに誠心誠意取り組んでこそ見える世界がきっとある。そしてそこで磨いた感性から更に一歩踏み出し、どんどん視野を広げていきたい。
「村上春樹さんがノーベル文学賞受賞を逃した」などと残念な話題に目を向けるより、もう少し国民ひとりひとりが、社会や政治に関心を向けるべきだと思う。
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