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かわいい子には旅をさせよ

わたしが旅好きになったのはいつの頃からだろう。

おそらくそれは父の影響で、わたしが小学校高学年ぐらいには父と一緒に、『タイ・マレーシア・シンガポール周遊の旅』なんていうルックJTBのツアーに参加して、東南アジアの各地を観光して回ったりしていた。

それは40年以上前の話で、わたしは右も左も分からず、ただとにかく暑くて、食事もそれほど美味しく感じなくて、今でこそ未来都市のようになっているシンガポールのマー・ライオンが、本当に見てがっかりのしょぼい大きさだったことが印象に残っている。

でもそんな昔のことなのに今でもその時のことは鮮明に覚えているので、若い時の経験は、やはり一生モノなんだと実感している。

『かわいい子には旅をさせよ』ということわざがある。これは文字通り“旅をさせる“というより、“子供がかわいいなら、甘やかさないで、世の中のつらさを経験させたほうがよい。“という意味。

人生は楽しいことだけではなく、自分で乗り越えなくてはいけないつらいことも。それらに対応できる経験をさせる大事さを伝えているのだ。


長女は大学時代、Wの「旅の会」というサークルに所属していた。このサークルは、W公認オールWのアウトドアサークル。その歴史はなかなかユニークで、あの筑紫哲也さんが、その創設に携わったことでも有名。

そしてその後、娘が卒業して社会人になって初めて有給休暇を取って出掛けた国がアイルランドだった。なぜアイルランドか?、、、そのサークルで、とても波長の合う後輩がいたのだが、、、当時は今と違ってかなりの就職難の時代で、就職浪人になってしまい、、、なぜか訛りの強いアイルランドで働きながら留学生活を送っていた彼女に会いに行ったらしい。

で、ここでその彼女のお父さんの話なのだが、実はその方超有名な企業グループのトップの方だったらしい。普通の親ならば、コネを使ってどこかの会社に就職させたに違いないが、その方は、そういう助け舟を一切出すことなく、娘の実力だけで勝負させたのだ。そしてその後の留学に関してもほとんど援助することなく娘に任せたのだという。

その後も、いろいろな経験をして、帰国して彼女は無事就職することが出来たのだとか。

世の中には、本人の地位や名誉に甘んじることなく、自身にもそして身内にも厳しい立派な親御さんがいるものだと、その当時とても感心したことを覚えている。


ひと口に旅といってもいろいろなカタチがある。観光やレジャーを楽しむ旅が一般的だろうが、留学先でバイトをしながら苦労して生活するという経験もまた大いなる旅のカタチだ。

いまこのコロナ禍で、渡航される方々の中には、滞在先でコロナの陽性反応が出て、帰国困難に陥っている方が少なからずいるらしい。

渡航は個人の自由なので、それに対してとやかく言うつもりはないが、この状況で現地でコロナに感染するリスクを何も考えないで渡航したのだとしたら、それはいささか覚悟が足りなかったのでは?と思う。

ただ、そういうトラブルも全てひっくるめて旅と思えるのなら、それも立派な旅といえるのかもしれないが。

わたしはかなり旅好きではあるが、いや旅が好きだからこそ、国内はともかく、今は個人が観光で海外に行くのは時期尚早かと思っている。自分が渡航先で足止めを喰らうことにより、誰にも迷惑をかけない自信があるなら兎も角、そうでないなら、自分の身勝手な行動によって他人様に迷惑をかけるなどあってはならないことだと思うからだ。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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