プーさんがとうとうやってしまった。世界の大半の国々も今回ばかりは、まさかと思っていたのではないだろうか。
ただ振り返ってみればその兆候は、ワリエラのドーピング問題辺りから見てとれたのかもしれない。
過去のオリンピックでは、どれだけ有名選手であろうと一度ドーピングで陽性と判定されたら一発退場が当たり前だった。
それが今回ばかりはロシアが一方的に選手を競技に出場させ、それによってフィギュアスケートの団体のメダルは宙に浮いたまま。
ロシアの身勝手な行動によりIOCの権威も地に落ち、ロシア以外の国が多大な迷惑を被る事態に陥ってしまっている。
これだけのことを平然とやってのけてしまう国だもの、、、一旦振り上げた拳を下ろすことなど出来はしなかったのだ。
しかしロシアとてこれから明るい未来が待っているとは言い難い。たとえ軍事的に勝利を納めたとしても、西側諸国から厳しい経済制裁をうけた場合、今度は自国民を守ることが難しくなってくるからだ。
どんな理由があるにせよ戦争によって人が幸せになることはないのだから、ロシアが一刻も早く理性を取り戻してくれることを願うばかりだ。
そしてこんな時代だからといって塞ぎ込んでばかりいても仕方がない。わたしたち日本人がどんなにウクライナ情勢を危惧しようとも何もすることはできないのだから、今の自分の生活をただ全うするしかない。
過去わたしたちは震災によって多大なる被害を受けた経験がある。その時点では絶望的な気持ちになったけれど、それでももう10年以上の時が流れている。
そしてそんな時いつもこう思うのだ。
明けない夜はないし、止まない雨もない。平和ボケ、お花畑と言われようと、逆にまだ平和でお花畑でいられるのなら、その時間を思いっきり楽しみたい。
今日はサルシッチャのトマトスパゲッティを作った。
①フライパンにオリーブ油大さじ1を熱し、サルシッチャをひと口大にちぎって並べ入れ、中火で両面を焼く。
②全体に焼き色がついたら、トマト缶、白ワイン大さじ2を加え蓋をして5,6分煮てソースが2/3くらいに煮詰まったところでトリュフソルト小さじ1、ブラックペッパー、バルサミコ酢を大さじ1/2を入れて味を整える。
③ ②に茹であがったパスタを入れて手早くあえる。最後に器に盛り、粉チーズを振りかけて完成。
粉チーズでもいけるが、パルミジャーノ・レッジャーノを削りかけたら更に本格的な味わいになることうけあい。
今回黒トリュフソルトを加えるタイミングはバッチリだった。
トリュフソルト、、、小さじ1程度の量でも十分香る。使ってみて本当に魔法のような調味料だということが分かった。ちなみにわたしが貰ったトリュフギフト5点セットのお値段は1.4万円くらいするものらしい。
今度はフライドポテトにかけてみようかな。
明日世界が無くなるとしたら、、、最後の晩餐には何を選べばいいかしら。
どんなに辛いことがあっても必ずお腹は空いてくるのだから、、、とりあえず今は美味しいものを食べる幸せを満喫したい。
そいえば、わたしはミラノで一度だけレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐を観たことがある。
修復されたあとでかなり鮮明になったと聞いていたのだが、想像以上に色が薄かったことが印象に残っている。
美術の教科書やネットなどで出回っている写真は多少修正を加えているのだということが分かった。
料理も最後のちょっとした隠し味で出来栄えが大きく変わってくるように、あの最後の晩餐も多少色をデフォルメしてあげないとぼやけて見えてしまう。
まさに百聞は一見にしかずな体験だった。
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