その訃報に接して

2021年12月18日、女優の神田沙也加さん(享年35)が急逝されました。

わたしは関係者ではありませんが、ひとりのミュージカルファンとして、とても衝撃をうけています。

おそらくご本人も、その訃報に接した関係者の方々もいまは何が起こったのか分からないぐらい茫然自失の心境とお察しします。

この場を借りて神田沙也加さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。


コロナ禍以降、不要不急の外出が控えられるようになりもうすぐ2年になろうとしています。

わたしもコロナ禍前の自分の趣味の大半を制限されてきました。

1番は旅行ですが、2番目はミュージカルやお芝居などの観劇からもすっかり遠ざかっていました。

この年末になりようやく岡田将生の舞台を観ることが出来そうなので楽しみにしていました。

こちらのお芝居はJR有楽町駅からほど近い場所にあるシアタークリエで上演されています。

シアタークリエのある日比谷界隈には東京宝塚劇場や日生劇場があり、そこから少し足を伸ばせば帝国劇場や東京国際フォーラムなどもあり、ちょっと大袈裟かもしれませんが、ここは日本のブロードウェイ的なエリアでは?と思っています。


少し古い話になりますが日生劇場では何度か大地真央さんの主演舞台を観たことがあり、特にマイフェアレディのイライザ役はずっと彼女のおはこでした。わたしももちろん一度観たことがありますが、数年前から神田さんがそのイライザ役を引き継いでいました。

神田さんといえば言わずと知れたあの松田聖子さんと神田正輝さんのひとり娘です。

しかし舞台の世界ではこの大地さんが彼女の師匠であり母親代わりであったこともあまりにも有名な話です。

そのような状況を鑑みても舞台を愛する全ての人たちにとって彼女を失ったことの大きさはかりしれないものがあるのです。

そして直近と言っていいのか分かりませんが、三浦春馬さん、竹内結子さんに続き、若く才能に溢れ将来のある大切な役者さんがいなくなってしまったことが本当に残念でなりません。

と同時に前日の悲劇に続いてこんな悲しいニュースを聞くことになるとは思ってもみませんでした。

そしてわたし自身も3人の子供を持つ立場として考えてみても長女とそれほど年の変わらない子供を失ってしまった親御さんの気持ちはいかばかりかと思います。

ましてあの大スターの松田聖子さんのお子さんとして小さい頃から何度もワイドショーでも取り上げられていたこともあって直接関わりはなくても、、、親の七光りと言わせない頑張りを見せてくれていた姿は少なからず夢や希望を与えていた存在だったはずです。

わたしも彼女が出演する舞台は何度も観ていました。レミゼラブルのコゼット役や、劇団新感線の薔薇とサムライ、ダンスオブバンパイア、屋根の上のヴァイオリン弾きなど、、、有名芸能人の子弟にありがちな甘えなど一切感じさせず、むしろストイックに励んでいました。

きっと周囲の方々はもっと多くのことを知っていたと思います。だから彼女も愛されていたのだとも思います。

自分よりはるかに若い人の訃報に接すると本当に胸が締めつけられるような思いがします。

ただひとつ思うことはどんな人生であっても一旦それを失ってしまったらもう二度と戻ってくることはありません。

きっとわたしだけではなく少なからず心に傷を抱えて苦しんでいる人も大勢いることと思います。

でも生きている間は、そのたったひとつの命を大切にしてほしいと思います。

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