元旦、穏やかな気持ちで初日の出を拝み、じいとわたしとニアでのんびりTVを見ながらおせちとお雑煮を食べました。
今年はプランターから採った三つ葉を添えてみました。賑やかなのもいいけれど、こんな静かなお正月ってのも悪くないかなと思っていました。
しかし夕方になり能登半島地震の発生のニュースが流れてから状況は一変。
大学4年間を金沢で過ごした息子…2020年にはママ友とその息子の様子見がてら、輪島の温泉旅館に泊まって、蟹会席を堪能して、朝市でお土産を買って、穴水の牡蠣小屋で美味しい牡蠣をたくさん食べました。
そんなたくさんの思い出が詰まった場所が、一夜明け原型を留めないくらい変わり果て…とても切なくなりました。
その衝撃も冷めやらぬうちに、2日の羽田でJAL516便と海保機の衝突炎上事故が発生しました。旅客機の乗客乗員は奇跡的にも無事でしたが、海保の乗組員6名中5名死亡という痛ましいことに。
事故に遭ったJAL516便の機体は、2021年11月から運航開始されたエアバスA350-900型の13号機「JA13XJ」。A350-900は2019年より導入されているJAL国内幹線向け主力機で、369~391の客席を持ちます。
海保機は能登に向かう予定であり、ある意味1日の地震による悲しい連鎖が起きてしまったと言っても過言ではないでしょう。本当に心が痛みます。
JAL516便の乗客が無事に避難されのは、本当に不幸中の幸いです。 原因は、管制官の指示のミスかどちらかのパイロットの聞き間違いには違いないと思います。しかし今は責任追及は控えたほうが良いかと思います。
輪島朝市は1000年以上続く朝市で、路上でおかあさんたちが魚を売ったり輪島塗を売ったりしていたような、輪島市の中心部です。しかし地震による倒壊と火災によっていまその面影はほとんど失われてしまいました。
この新年の寒空の下、着の身着のまま逃げることしか出来なかった方々、救援を待ちながらついに力尽きてしまった方々、本当に何と声を掛けたらいいのか分かりません。
それにしても、バカみたいに軽く海外に金をばらまいたり、バカみたいに軽く海保職員を使い倒したり、政府は一体何をやっているのだろうか?
一歩間違えたら、支援要請もない中、慌てて夜間に支援物資を運ぼうとしたせいで、震災の被害者数(100人未満)を遙かに超える人の命が失われたかもしれないのだ。
そして、ひとつ気になったのは、今回の事故で炎上した機体の貨物室にペットは預けられていなかったのだろうか?炎上する機体の映像を眺めながら娘が、『ニアは自分の見えるところにいない限りは、絶対飛行機なんか乗せたりしないよ』と涙目になっていました。
確かに、こういった災害が起きた場合、どうしても人命ばかりが優先されてしまうのは仕方がないことかも知れませんが、ペットは飼い主にとっては人間の家族同然。もしかすると天涯孤独な人にとってみれば血を分けた肉親以上に大切な存在かもしれません。
残念ながら亡くなってしまった命は二度と戻ってはきません。しかし、ここでどこに問題があったかは徹底的に究明されるべきで、二重三重にも確実な対策がされるようすることが残された側が出来るせめてものコトだと思います。
改めて今回の地震で亡くなられた方々、海保の任務中に亡くなられた乗組員の方々のご冥福をお祈り申し上げます。
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