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【これだけはおさえておきたい?】大塚国際美術館

大塚国際美術館

最終日のメインイベント♪

チケットはチケットは事前購入すると、大人3300円が3160円に。QRコードを提示するだけでスムーズに入館できるのでお勧めです。

また車で行く場合、駐車場は別にありますので、そこだけは注意です。ここから美術館行きのシャトルバスに乗って移動します。


正面入り口がありますが、これは地下から上がっていくので、B3Fから2Fまで回ることとなります。

以前、NHKの「ザ・バックヤード」でこの美術館の陶板画のレプリカについて放送していた回を見たことがあります。

「ただのレプリカの展示でしょ」などと侮るなかれ。1074点の作品を展示しているこの美術館自体がとんでもないアート作品なのです。敷地が公園内で高層階の建築物が建てられない為、地下に穴を掘り、地下3階地上2階建ての美術館になったのだとか。

これは他の美術館展示でも言えることですが、ガイドブックなどを観ながらの鑑賞だと左脳が優先してしまい、右脳の働きが鈍ってしまうので、多少お金は掛かりますが、音声ガイドを聴きながら作品を観ることをお勧めします。

芸術は知識よりも感性の目で体感するものだと思います。

まず最初に、普段から美術鑑賞や世界史などに興味のある方と、そうでない方ではこの美術館での見方が変わってくると思います。

全て見て回ろうとすると4キロの距離を歩くことになるようなので、歩きやすい靴を履くことをお勧めします。

そしてお子さんやお年寄りの方などは疲れてしまうと思うので、あらかじめ、これはという作品を絞っておいたほうがよろしいかと。

システィーナ礼拝堂から

美術館側もその点をよく考慮しているようで、館内に入って一番最初に目に入ってきたのがこれ。

ここは大塚国際美術館のシンボル的存在です。

『環境展示』という、絵画だけではなくその周りの環境空間も再現した展示になっています。

入口に一番近い作品で、ここを見ない人はまずいないと思いますが、外すわけにはいきません。

盛期ルネサンスを代表する巨匠で、「神のごとき」と称されたミケランジェロ。

ここに再現されたのは、彼が4年半の歳月をかけ描いた、天井を埋め尽くすフレスコ画と、その20年後、祭壇画として5年の歳月をかけて描いた「最後の審判」です。

システィーナ礼拝堂/ミケランジェロ

ゲーテをして「人間がどれほど偉大なことを成し遂げられるか、システィーナ礼拝堂を見るまでは、誰もわからないだろうと」と言わしめたミケランジェロの作品。

本家ヴァチカンでは、こちらは一番最後の鑑賞で、しかも写真撮影は不可でした。また市内観光ツアーという限られた時間内だったこともあり、ゆっくり観ることも出来ませんでした。

そして日本とは違い、大変混雑していたので、スリなどの盗難にも気を配らなければいけませんでした。なのでたとえ陶板のレプリカであったとしても、これだけ高度に再現された展示をみるだけで感動ものでした。

こちらは陶板の原寸大の見本です。

そして、ここはあの米津玄二さんが、大晦日の紅白に出演した時に使用された場所なので、彼自身が描いたレモンのジャケットのイラストが展示されていました。

Lemon 米津玄二

エル・グレコの大祭壇衝立画 復元

そして個人的にはこのお部屋がとても気に入りました。

こちらは、ルネサンス後期のマニエリスムからバロックにかけての巨匠エル・グレコの作品が並んでいます。

中央には大祭壇衝立画 復元として、16世紀終わりから17世紀はじめにかけて描かれた、6枚の絵が展示されています。

本物は戦禍により絵が散逸してしまって、受胎告知(中央下)、キリストの洗礼(右下)、キリストの磔刑(中央上)、キリストの復活(左上)、聖霊降臨(右上)はスペインの美術館に、受羊飼いの礼拝(左下)はルーマニアの美術館に分かれて所蔵されています。

大塚国際美術館では、全ての画を大祭壇衝立に復元させて展示しています。

一度にこれら見ることができるのは、この美術館だけです。

彼の傑作の多くは、スペインのプラド美術館の所蔵品なので、とても懐かしい気持ちになりました。

大祭壇衝立画 復元 エル・グレコ
聖三位一体
聖アンドレアと聖フランシスコ
聖マウリティウスの殉教

こちらは、エル・グレコの最高傑作と言われるオルガス伯の埋葬です。これもトレドのサントメ教会でみていますが、とても混雑していた上に、写真撮影も不可でした。

オルガス伯の埋葬

またこの絵は世界三大名画のひとつとも言われています。ちなみに、世界三大名画と言われている絵画は、諸説ありまして、他にもベラスケスのラス・メニーナス、レンブラントの夜警、レオナルド・ダ・ビンチのモナ・リザなどが挙げられています。

アレクサンダー・モザイク

こちらは作者不明ですが、紀元前1世紀頃の作品で、テッセライ・モザイクの最高傑作と言われています。アレクサンダー大王の説明には、ほとんどこの絵が登場するので、教科書などで一度は見たことがあるでしょう。

5.12×2.72mと巨大なこの画は、遠くから見ると普通の絵ですが、近づいて見ると文字通り、小さな石片などを集めてモザイク状に描かれた物だとわかります。

このようなディーテイルまで再現されていることはただただ驚くしかありません。

スクロヴェーニ礼拝堂 壁画

スクロヴェーニ礼拝堂 ジョット

ルネサンス絵画の祖、また西洋絵画の父と言われるジョットが、14世紀初めに描いた礼拝堂を埋め尽くす作品。

有名な『ユダの接吻』と呼ばれる画をはじめ、登場する人物たちそれぞれの細かな心情や行動を描いた、物語を感じる作品に埋め尽くされた空間です。

ユダの接吻

聖書を生身の人間の現実に引き出して、ここまで描いた表現は当時他にはなく、それが中世の画家に分類されながら、ルネサンス絵画の祖と言われる所以です。

大塚国際美術館では『環境展示』による再現で、スクロヴェーニ礼拝堂のスケールそのままに、それらを楽しむことができます。

これは特に実物を見てみたいと思った作品でした。

アテナイの学堂

これも、わたしがヴァチカンでみたラファエロの作品です。

アテナイの学堂

レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロとともに、盛期ルネサンスの三巨匠の一人と言われるラファエロの傑作で16世紀前半の作品です。

ヴィーナス誕生

ヴィーナス誕生 ボッティチェッリ

こちらも教科書などでよく知られている作品です。わたしはこの実物をフィレンツェのウフィッツィ美術館でみていますが、ここは海外では珍しく写真撮影が不可だったので、ここで再びお会い出来てよかったです。

最後の晩餐

そして、この大塚美術館ならではの作品がこれです。

レオナルド・ダ・ヴィンチ自ら「最高傑作」と公言した、15世紀終わりに描かれた壁画です。

キリストを神ではなく一人の人間として描き、12人の弟子たちの前で裏切り者の出現を予言した一瞬を描いたこの作品。宗教画の有り様を変え、登場人物の性格や心理を視覚的に見事表現した、当時としては前例のない作品でした。

最後の晩餐 修復前

こちらの修復後の実物はミラノで実際にみていますが、実物はこちらの陶板の作品よりもかなり薄い印象を受けました。

また現地では、一度の見学に人数制限が設けられるなど、セキュリティや保存に大変な気の使いようだったので、こちらでゆっくり眺めていたほうが楽しめると思いました。

最後の晩餐 修復後

モナ・リザ

世界で最も有名な肖像画と言われる、16世紀はじめに描かれたレオナルド・ダ・ヴィンチの作品。

モナ・リザ

こちらパリのルーブル美術館では、厳重に保存されていて、遠目から見ることしか出来なくなっています。

ここ大塚美術館では他の大作に埋もれややもすれば、見落としてしまいそうなぐらい人がいませんでした。

ただ美術的観点からみると、ダ・ヴィンチはこの画を『スフマート』と呼ばれる輪郭線を一切描かず陰影で形態を捉えた技法、『空気遠近法』と呼ばれる遠い背景を青白く描き広がりを感じさせる技法といった、当時独自であった技法を集約させて描いているのですが、確かに構図は地味な肖像画にすぎないので、その他大勢の扱いをうけるのも仕方ないのかもしれません。

7つのヒマワリ

19世紀後半にゴッホが描いた7つのヒマワリを、同時に見られる世界で唯一の場所がここ大塚国際美術館です。

各国で所蔵されるヒマワリを一堂に会しただけではなく、焼失して本物が存在しない作品も、陶板複製画にて再現され加わっています。

ゴッホは速描きの画家で、その画は油彩が乾かないうちに重ね塗りしていくため、絵の具が盛り上がって独特の力強さを生んでいます。

芦屋のひまわり(焼失)

ゲルニカ

こちらはピカソの故郷スペインのゲルニカ爆撃を主題としている20世紀を象徴する絵画です。

ゲルニカ ピカソ

これも以前マドリードのソフィア王妃芸術センターでみたことがあります。

1937年パリ万博での発表当時、すでに名声のあったピカソですが、この絵の評判は一部を除いてあまり芳しくありませんでした。

しかし、その後徐々に評価され、やがて反戦や抵抗のシンボルとなりました。

岡本太郎など、この絵に影響を受けた後世の芸術家は数知れません。

展示まとめ・前半

ここまできて、あの有名な絵がないと思った方が大勢いらっしゃると思います。当然です。なぜならこちらで紹介されている絵画の本物が来日した場合、この中の2,3点もあれば十分お客さんが見込めるような傑作揃いですから。

しかしお伝えするわたしも、それを見る皆様も、これだけでも十分すぎるくらいのエネルギーを消耗していると思います。

明日以降も引き続きお伝えしたいと思います。

寄せ植えと苔玉

今朝は、ラミウム・スターリングシルバーを分割して、2つ寄せ植えを作りました。

こちらの寄せ植えのメインはピンクのミニ薔薇です。手前にクローバー、後ろにカルーナで高さを出してみました。

そしてこちらは、シンプルに。真ん中にプリムラジュリアン・ピーチフロマージュなんて美味しそうなお菓子の名前と間違えそうな可愛らしいバラ咲のお花と、リュウの髭と呼ばれる黒いリーフとラミウムの組み合わせです。

そして今日は、以前から気になっていた苔玉作りにチャレンジしました。

材料は、100圴などで見かけるミニ観葉植物、水苔、そしてダイソーで入手した苔と、鳥避けに使ったテグスを使ってみました。

今回は、3COINSのミリオンバンブーを使ってみました。

初めての苔玉

ちなみにお皿は姑が集めていた食器を暫定的に使ってみました。多分ノーブランドだと思われ。

これからわたしがいる部屋にあるアロマティカスとともに、お部屋の空気を浄化してくれる予定です♪

そういえば昔、息子が幼稚園ぐらいの時に、マリモッコリなんてキャラクターが流行っていて、気持ち悪いぐらい集めていたことを思い出しました。あれはどこに旅立っていったのでしょうか。あはは。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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