ただいまニアをお預かり中
昨日からニアをお預かりしています。シュナは、とても人間が好きで甘えん坊な子なので、いつもうちにいる間は片時もわたしから離れることはありません。なのでふだん気ままに暮らすわたしも、この時ばかりはかつて乳幼児を育ててきた時のような気分で気忙しくすごしています。
ところで、いまバンコクを旅行中の娘ですが、信じられないくらい身軽な格好で出掛けて行ったようです。荷物も機内持ち込みのみ。渡航の際はいつも不測の事態に備えて大きめなスーツケースを持っていくわたしとは大違いです。
空港からリムジンバスや公共交通機関で現地のホテルに向かうとかそういうこともせず『タクシーで行けばいいじゃん』とほとんど日本と同じような感覚でいるようです。
今回は現地のホテルで広島の友人と合流する段取りになっていて、その後のスケジュールはその子任せ。
お土産は?と聞かれましたが荷物が増えるのも煩わしいと思うので、『ドライフルーツでいいんじゃない?』などとわたしもかなり控え目なリクエストに留めました。
それから、今日じいと話していて分かったのですが、彼もそろそろ旅の準備を始めるようです。こちらは、マレーシア、シンガポール、プーケット(タイ)を周遊するようで、おそらく航空券の手配はわたしがすることになるのでしょう。
確定申告はニアのお預かりと『笑の大学』の観劇を終えてから本気だすことにします。
ロマネスコが止まらない
ところで去年から育てているロマネスコの収穫が近づいてきています。なんて美しい花蕾なんでしょう。
ロマネスコという名前はイタリア語で、イタリアではローマで作られ、その地で食べられてきた野菜で、ブロッコロ・ロマネスコと呼ばれています。分類上はカリフラワーの仲間とされています。
この野菜の最も大きな特徴は花蕾の様子で、フラクタルの構造をもち見事に美しい先が尖った螺旋状の模様を描いていることです。それは螺旋状に集まっている一つ一つの塊にも同じように螺旋が出来ていて、更にその中の小さな粒にも螺旋が出来ているのが分かります。まさに自然のアート作品のようです。
それからこれはあまり知られてはいませんが、このフラクタルな螺旋構造はよく見ると一般的なカリフラワーにもちゃんと受け継がれているんです。今度手にしたらじっくりと見てみると面白いかもしれません。
食べたいけど食べられない
さて、このところの体調不良についてですが、心配されている方もいらっしゃるようなので少しお伝えしますと、ずっと胃もたれのような状態が続いております。
朝になると空腹で目が覚めるのですが、いざ食べるとなるとご飯ならお茶碗に軽く一杯を食べるのがやっとといった感じで、そのご飯を食べてしまうと、他のおかずが食べられなくなってしまうので、ほとんど主食抜きのおかずだけの食事になっています。
ただそれだけだとあまりにも味気ないので、外出先で誰かと食事をする前には、胃腸薬を飲んでおくと、なんとか普通に食べられるかなという感じです。
まあこの物価高ですからものは考えようで、食費を節約出来ていると思えばいいのかもしれません。
そしてここ数日はニアの朝晩の散歩や、庭仕事や普通の家事もあるのでなかなか充実しています。
今回ひとつ気づいたことは、お腹が満たされることと、心が満たされることは必ずしも一致するものではないということです。
ある程度食べなければお腹は空いてくるのですが、少し食べるとすぐ満腹になってしまって、それ以上食べると、気持ち悪くなったり、お腹を下したりして辛くなります。その不快感が辛いので食べられなくなっているのが現状といったところでしょうか。
ただしこれは、治験薬がかなり有効に作用しているということなので、トータルでみると健康を取り戻しつつあるのだと確信しています。
そして、今目の前にある美味しいものを、食べたいだけ食べられないことが、こんなにも辛いことだなんて、本当にそうなってみないと分からないものなんですね。
だからといって、いま自分は本当の貧困で食べられないのとは違っている訳で、まだまだ生温く生きているのかもしれません。
空腹という極めて当たり前にある感覚でさえ、脳が正常に働いていなければ機能しない。あのロマネスコの美しいフラクタル構造のように、人間の脳内でも日々奇跡のバランスが保たれているなんてと…いまひとりで勝手に感動しています。
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