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心理的安全性について考える

心理的安全性とは、「psychological safety」という心理学用語の和訳で、“ある集団“の中でメンバーが恐怖や不安を感じずに安心感を持って発言・行動できる状態のことを指す。

Bal du moulin de la Galette

たとえば「こんな質問をしたら能力が低いと思われるのではないか」とか「反対意見を言ったらみんなに嫌われるのではないか」といった意識を一人でも持っている場合、この集団は心理的安全性が高いとは言えない。

このような概念について世界の企業が関心を持つようになったきっかけは、2016年にGoogle社が過去5年間にわたって行った「プロジェクト・アリストテレス」において、「最高のチームをつくる5つの要因のうち、最も重要なのが心理的安全性」であると発表したことからだった。

ここでひとつ注意すべきは、心理的安全性が高い組織とは決して「仲良しグループ」ではないという点だ。あくまでもメンバー全員が意見を対等に交わし合い、互いに刺激し合える状態を指すことを理解しておかなければならない。

誰が何を言っても否定(反対)しない、間違っていても指摘しないというような環境では、メンバーたちは成長することが出来ない。

それどころか「仲のよい雰囲気を壊したくないから意見をしない」という「空気を読む」文化が浸透している日本においては、一人ひとりが自分の意見を臆することなく表現できるような環境を作ることは容易なことではないのだ。


最近こんなコトを考えるようになったきっかけはなんと言っても元総理が銃弾に倒れて以降、僅かながら蓋をされてきた不都合な真実が露呈してきたこと。

そして個人的には、“嫌われてもいい覚悟“が出来てきたこと。おそらくサークル内でわたしは嫌われ者だが、さして孤独を感じてはいない。

なぜならリアルな世界のわたしは毎日菜園の植物たちと語り合い、気の置けない友人や心優しく面白い子供たちに見守られて日々楽しくすごしているからだ。

人気者にもインフルエンサーにもセレブにもなれないが、、、一生の中でひとりの人間が心を通じ合える相手なんて限られている。

だから上辺だけの馴れ合いなんて要らないし、目に見えない人の影に怯えている暇などないのだ。

ある人が教えてくれた。「わたしたちのブログのペルソナはもっと広い世界にある」と。

だからサークル活動に心をすり減らすより、より深く面白く、まだ見ぬ誰かの為になるような記事を書くことのほうが重要なのだ。そしてそれが自分を成長させることに他ならない。

そんな野望を抱いていれば、いつかきっと自らの心理的安全性にたどり着けるに違いない。

求めよ さらば与えられん

(Ask, and it will be given to you.)

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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