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スティルス布教はダメでしょう

第73回『NHK紅白歌合戦』で代表曲『死ぬのがいいわ』のパフォーマンスを披露し、大きな話題を呼んだ藤井風。今もっとも注目を集めているアーティストの1人だが、その“宗教的メッセージ”をめぐってファンの間では大論争が巻き起こっている。

現在広まっているのは、藤井がインドの宗教家「サティヤ・サイ・ババ」(以下、サイババ)を信仰し、そのメッセージとアーティスト活動が不可分になっているという疑惑だ。

藤井のアーティスト活動には、そんなサイババからの影響がさまざまな部分で見て取れる。

たとえばこれまでに2枚のアルバムをリリースしているのだが、そのタイトルは『HELP EVER HURT NEVER』(2020年)、『LOVE ALL SERVE ALL』(2022年)。いずれも、サイババの有名な教えとされている文言そのものだという。

実際に藤井はメディアなどで、スピリチュアル界隈で有名な「ハイヤーセルフ」という言葉を口にしており、創作活動の根幹に宗教性があることは間違いないのだろう。

そこで現在問題視されているのは、藤井が「サイババの名前を出さずにその教えを引用していたこと」だ。

サイババの思想、サイオーガニゼーションを明示せずに楽曲やグッズなどに取り入れていたことで、拒絶反応を引き起こしてしまったのだろう。

まいじつエンタより

これは宗教に限ったことではないが、いわゆるステマ行為は、いまだ日本では明確に違法と認定はされてはいないものの、既にアメリカをはじめとする欧米諸国では違法と位置付けられている。

わたしも以前、藤井風の楽曲を自身のブログで紹介したことがあり、それと知らずにサイババの教えを刷り込まれていたことを知り、少なからずショックを受けた。

しかも彼が公式のInstagramでした反論(現在は削除されている)自体が、サイババのこの言葉に酷似していたのだ。

他の人の悪いところを見つけようとしたり、それを話題にしたりしてはいけません、そのような企ては、あなた自身の心を曇らせるからです。もし、他人の短所や欠点を見つけるなら、結局自分自身の内にそうした短所や欠点を育てることになるのです。

サイババ

ここで問題なのは、この教えの良し悪しではない。

どのような思想信条を抱こうが個人の自由であることは言うまでもない。

一方で懸念されているのはサイババと明記されずに教義が楽曲として提供されていることが“ステルス布教”につながるのではないかということ。

そして、アルバムタイトルや歌詞で一言一句違わず具体的にその教えを引用することは、他者のメッセージであることを隠して自身のイメージを確立するマナー違反をおかしているのだ。

これはわたしたちブログを運営する者としても常に忘れてはいけないことで、他人のアイデアやメッセージを、あたかも自分のものであるかのように使用することは、その倫理観を問われてもおかしくない問題なのだ。

藤井風…好きなアーティストだったけれど、おそらく以前と同じような気持ちで彼の作品に触れることは出来なくなるだろう。

ちなみになぜサイババ信仰が問題視されているかといえば、イギリスのBBCが報じた少年への性的虐待疑惑や、日本ではのちのオウム真理教事件へとつながる超常現象ブームへの下地を作った張本人と考えられているからだ。

一見耳に心地よい美しい教えの裏に、こうした事実があったことをけっして忘れてはならない。

そしてこれはわたしの極めて個人的な感覚だが、愛とか平和とかを真顔で語るような集団にはあまり近づきたくない。ほとんどの場合が怪しげな宗教の勧誘だったり、高額な商品を買わせるようなイベントだったりと、およそ愛とか平和とかとは似つかわしくないことだらけだったりするからだ。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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