JALスマイルキャンペーンについて
今回のトラブルの一番の問題点は、元々『WEB限定』だったキャンペーンで、JALに言われた通り公式やTwitterの告知を待っていた大半の人たちがバカをみて、直接電話で問い合わせやクレームを入れた人たちだけがプロモーション価格で買えてしまったことだ。
いくらサイトに繋がらなかったとはいえ、一般に告知なく「WEB限定」セール価格のチケットを電話で販売してしまうのは企業コンプライアンス的にかなり問題ありだろう。
改めて今回の騒動をまとめるとこのような経緯となる。
①ANAが7000円セール発表 ②直後にJALがANAより安い値段のセールをすると告知「航空券全区間6600円」 ③ANAのセールを妨害、独占禁止法の不当顧客誘引の疑いもあり!? ④本日3/9の0時にセール開始 ⑤サーバーダウンてアクセスできず ⑥なぜか一部顧客に電話でのセール販売対応 ⑦本日14:30webセール中止
自分のためではなく
今年も旅友と5月に国内旅行を予定していることもあり、忙しい彼女のたっての希望でこのチケット争奪戦に参加を試みた。おそらく自分ひとりの旅なら早々に諦めて離脱するパターンだが、同行者のことを考えるとなかなかそうもいかなかった。
結局15時間もの間サイトにアクセスを試みてはみたものの何も得られず、精神的肉体的疲労と、JALに裏切られてしまったような後味の悪さだけが残る結果となってしまった。
そういえば以前、四国の旅の金毘羅さんの旅程のことで不快なコメントをされた時、憤りを抑えることが出来なかったのも、自分のことというより、忙しい仕事の合間を縫って、綿密なスケジュールを組んでくれた旅友のことを冒涜されたように感じてしまったからだった。
最初から意図して笑いをとりにいくような行動ならともかく、当事者が至って真面目に取り組んでいることをあげつらって笑いものにする行為は見ていてあまり気分のいいものではないし、人としての品性に欠けると言わざるを得ない。
話を元に戻そう。ということで本来わたしは、ひとり旅のほうが向いているタイプだ。
しかし同時に家族や友人など、誰かと一緒に出掛ける旅もまたひとりでは得られない楽しさがある。そして自然と相手を気遣ったり思いやったりする心も培われていく。
それは植物や動物のお世話をしている時の感覚にも似て…本当の思いやりとは、誰かに教えられる類のものではなく、自らの心の中にある温かいものに触れる経験によってもたらされるのかもしれない。
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