筋書きのないドラマ

例のお客がまたやってくれた。その船会社は基本的にインナーカーゴ受け入れ不可なのだが、担当者に直談判してSOに記載することとなった。

どこかの国の上のほうの人のはなしを見せられているみたい。

まさに無理が通れば道理引っ込むだ。

先輩に指示され2件分の書類に追記して通関に依頼してSOの変更をした。

その客に便宜をはかりまくりの先輩は、彼からその仕事ぶりを絶賛されていると部長が褒めちぎっていた。

でも部長は気づいていない。

その客をAとしよう。Aはその資金力にものを言わせてもの凄い勢いで中古車を買いまくり、それを各国に輸出している。

それに伴い大量の書類が必要となるのだ。が、先輩はブッキングを取るかもしれないが、いまそれを実際に書類にしてるのはわたしなんだわ。

何十台もの車両の情報をチェックして、その中にある不備もピックアップして、、、指示するだけなら誰でも出来る。いかに完璧でミスのない書類を迅速に作れるか。この仕事はそれが一番大切なんじゃないかと。

わたしは部長やAに認めらたくて仕事をしているわけではないので、別にどうでもいいが、、、今この仕事量をこなしているのは、わたしがいるからなのよと、、、最近ひとりほくそ笑んでいる。


政府が多くの国民の声を無視してオリンピックを強行開催した結果起きていること。

想定を上回るコロナ感染者の増加。変異株の蔓延により、たとえワクチンを接種していてもマスクも外せないし、今迄と変わらずソーシャルディスタンスや消毒に気を使い続けなければならない。

こうなったのはとどのつまり国のトップが専門家や有識者の意見に真摯に耳を傾けようとしなかった結果だ。


先輩もいまはいいだろう。調子に乗ってわたしに面倒な仕事を振るだけの比較的お気楽なポジションだから。

でもそれが延々と続くと思ったら大間違いだ。わたしが辞めた後、あなたがこの仕事を全部ひとりでやらなくちゃいけないのよ。

なーんて想像しただけで寒気がした。

まさにどこもかしこも想定外のことが起きているとでもいうのか。

いや本当は想定外なんかじゃない。

ウィルスにしろ、わたしというただの事務員にしろ、その性質やポテンシャルを見誤ると、あとで手痛いしっぺ返しを喰らったり、後遺症が残るってことよ。

それはまるで筋書きのないドラマだ。


最近すっかり写真はご無沙汰だが、仕事のある日は毎日お弁当作りを続けている。

今日は新しい花ふきんで包んでみた。

これは中川政七商店が、隈研吾さんとコラボした商品を発売したことにちなんで、クマザサで染め付けられている。

優しくて深くて、、、そして洗えば洗うほど柔らかくなるその風合いにとてもこころ癒される。

わたしもこの花ふきんのように洗えば洗うほど柔らかいひとになれたらいいのに。あはは。

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