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Mother’s Day

わたしには今、母と呼べる人が誰もいない。

実の母はわたしの息子が幼稚園の年中の時に亡くなり、義理の母は6年ほど前に89歳で他界している。

なので最近わたしにとっての母の日は、子供たちから何かを貰うだけのイベントになっている。

ちなみにわたしは「花より団子」おばさんなので、カーネーションに心を動かされることはない。そして、Sweetsも得意なほうではないので、子供たちにしてみれば面倒臭い母親に違いない。

そもそも誰かに何かを貰っても素直に喜べない性格なんだと思う。

欲しいものは自分で選んで手に入れたいし、誰かに何かを貰うより、好きなひとに自分から何かをプレゼントしたい性分なのだ。

なので今回、次女から欲しいモノを打診された時にも、ちょうどその時自分で買った包丁の代金をつけることで相殺したのだ。

本格的な包丁を手に入れたら、研ぎ石が欲しくなったので、それを長女にお願いすることにした。

そしてそれで、なんて素敵なことだと自己満足の世界に入り込んでいた。

あ、そう言えば息子から何も無いな?と思っていたら、さっき連絡があって「2000円ぐらいで何か欲しいものある?」と聞いてきた。あはは。

「うーん、何?一桁間違ってない?」とよほど冗談を言ってやろうかと思ったがやめておいた。

その微妙な金額で何が欲しいと言われても、そーいうのが一番難しい。

なので次回からは、お姉ちゃん(長女)と合算してくれたらいいかもとアドバイスをした。

ということで、息子からのプレゼントは今のところ保留。

よくよく考えなくても、わたしは昔から冷めた母親だった。

亡き母や、わたしの友人からいつも、、、「あなたはもっと子供を褒めたほうがいい」と言われていた。

そう、大体の母親は、みんな優しくて褒め上手だと思う。きっとそれが母性というものなのだ。

きっとわたしは最初からその母性が欠けているのかもしれない。

しかし、ひとにはそれぞれ自分のスタイルがあっていいと思う。

というのも、そんな若干母性に欠ける母親に育てられた子供たちでも、とりあえずひと様に迷惑を掛けることもなく、ある程度の常識人に育っているのだから。

よく「理想の母親」なんて言葉を耳にするが、それって何だろう?

母親はこうあるべきなんて誰が決めたというのだろう。

あなたは母親なんだからもっとしっかりしなさいとか、、、むかし口煩い誰かに言われたことがあったが、大きなお世話だ。

その誰かの何も知りもしない癖に、知ったかぶりして、あたかも自分が最高の母親と言わんばかりのひとのほうがどうかしている。

どんなに偉そうなことを言っても、その母親が育てた子供たちを見れば全ては一目瞭然なのだから。

?何イライラしてるの?って。

いやーなんとなく。辛かったことが走馬灯のように思い出される時があるでしょ?

さてさて、もう既にバリバリ使っているけれど、次女への報告用に写真を撮りました♪

相変わらず長女のチョイスが冴え渡る。

「刃の黒幕」なーんか、あの鬼滅を彷彿とさせるネーミングだわね。うふふ♪

わたしの今一番の関心事は、例のヤバい孫が自分の母親にどんな母の日のプレゼントを贈るのかということだ。

それを見届けるまでは元気でいようと思う。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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