夏のスイス&ドイツSP 美しきオモチャをめぐる旅
8月18日(金)午後10:00
せかほし待望の新作『夏のスイス&ドイツSP〜美しきオモチャをめぐる旅〜』が放送される。
優れたデザインで人気の欧州玩具。今回、東京にある輸入オモチャ専門店の買い付け旅に密着!中世の美しい街並みが残るスイスの首都ベルンでは心ときめくオモチャ探し!天才棋士・藤井聡太さんを夢中にした立体パズルも登場!その開発秘話とは?ドイツでは100軒以上の工房が軒を連ねるオモチャの村へ。愛らしい木製動物玩具には200年以上受け継がれた幻の職人技が!世界最大級のオモチャ博物館も堪能する保存版のオモチャ旅! 「オモチャというものが 未来永劫子どもを笑顔に するものであってほしい」JUJU 「自分が子どもだったときと 違ったオモチャの見方を 教わった気がします」鈴木亮平
知育玩具とは
たかがおもちゃとあなどるなかれ。
以前、藤井聡太さんが幼少期に夢中になり話題となったスイス生まれの木製立体パズル『キュボロ』。パーツに彫られた溝や穴の方向を考えながら、ビー玉の通る道、立体迷路をつくって遊ぶこのおもちゃの遊び方は無限。脳の活性化に繋がりそうだ。
教育の基本となる考え方である「三育」一つで、知能や知力を伸ばす教育のことを「知育」という。簡単に言い換えれば、子ども自身が自発的にものごとを考えられるようになる、自分で考える力を育てることを目的とした教育。
そして、このキュボロのような知育玩具は、「知能や非認知能力などの発達を促すおもちゃ」のことをさす。
もちろん知育玩具は普通のおもちゃと明確な線引きがあるわけではないものの、「子どもの能力や感性を育むことを目的」として開発されていること、知能を育てるために「脳や身体に刺激を与える仕組みが備わっていること」が大きな特徴だ。
そのため、遊び方に工夫が必要だったり、頭を使ったりするように設計されているので、子どもは自分なりの遊び方を考え、試行錯誤しながら遊んでいく。そして、その積み重ねが考える力・知能を養うことにつながるといわれている。
非認知能力とは
ところで、最近よく聞こえてくる非認知能力とはなんぞや。
非認知能力とは…興味や意欲、協調や自信など、人の内面に関する能力のこと。
テストの点数のように、はっきりとした数値では表せないものの、これからの時代を豊かに生きていくために大切な要素として、日本の教育現場でも注目されている。
ここでは認知能力についても触れておかなければいけないだろう。…これは従来から知られている数字で測れる能力のことで、IQ(知能指数)などがそれに当てはまる。
一方、非認知能力は、認知能力以外のさまざまな能力を指す。
たとえば、「最後までやり抜く力」や「人とコミュニケーションをとる力」なども。これらの能力は数字では測りにくいものの、豊かな人生を送る上では、重要となる能力と言える。
そして、一見、反対の性質を持つように思われる認知能力と非認知能力だが、実は関係性が深く、「非認知能力が高いと認知能力も高まる」といわれている。
たとえば、学習に意欲的に取り組む能力(非認知能力)が高い人は、学力(認知能力)が高い傾向にある、というパターンは想像がしやすいだろう。
この他にも、非認知能力が認知能力に影響を与えている例は複数あると言われている。
非認知能力の中心となる3つの力
- 忍耐力(最後までやり遂げようとする力)
- 社会性(人とうまくコミュニケーションをとる力)
- 感情コントロール(自分の感情をコントロールする力)
代表的な非認知能力の種類
- クリエイティビティ(0から1を生み出す力・工夫する力)
- 対応力(失敗から学びを得る力・応用する力)
- 意欲(やる気・モチベーション)
- 自己認識(自分を信じる力・自己肯定感)
- メタ認知(客観的思考力)
- 社会的能力(人と協力する力・リーダーシップ) など
さてここで説明している非認知能力は、今まで主に幼児教育の分野で注目されていたため、非認知能力を伸ばす方法は幼児向けの内容が多いのが現状。
しかし、非認知能力は大人になっても鍛えることは可能であり、大人だからといって非認知能力の向上を諦めるのは、この人生100年時代には勿体ないことだ。
わたしの個人的な体験から鑑みるに、新しい趣味を始めることで、新しい視点やアイデアを得る機会が広がると思えた。
例えばわたしの場合、いまはガーデニングがこれにあたる。その他、旅行、美術館巡り、食べ歩き、ワイナリー巡りなど自分の興味がある分野を見つけていくと、自然と新しい経験やスキルが身についていったり、創造性を刺激され、新たなアイデアの源泉に繋がっていくだろう。
編集後記
今週のせかほしの告知から、おもちゃ、知育玩具、そして非認知能力について考える機会を得た。
何かに関心や興味を持つことは、そこからまた別な何かに繋がっていくきっかけにもなり得る。
そういえば、わが家の子どもたち、たまたまだが3人共、幼稚園のお絵描き教室に通っていた。それが今、どのように生かされているかはわからないが、多少なりともクリエイティヴィティな時間を持てたことはきっと一生の宝物になったのではないかと思える。
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