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【名建築で昼食を 大阪編】辰野金吾(代表作・東京駅)さん設計の建物に魅せられて

7日深夜放送の名建築〜今回は、日本銀行大阪支店旧館大阪ガスビルでした。

日銀さん、予約制で見学可能です。ただし資料展示コーナーおよび記念室の一部写真撮影可と制限があるようです。

日本銀行 大阪支店旧館 外観(写真提供 日本銀行)
記念室 (写真提供 日本銀行)

そして放送では普段観ることの出来ない階段室の模様を垣間見ることが出来ました。

階段室(写真提供 日本銀行)

こちらの階段の構造とフォルムが圧巻だったので、実物を見られないのだとしたら非常に残念なところです。


この建物を設計した辰野金吾さんについて。

彼は、エジソンが白熱電球を生み出した1879年、工部大学校(現・東京大学工学部)の第一期生として、政府が招いたイギリスの建築家ジョサイア・コンドルから建築を学んでいました。

同年、学校を首席で卒業。4人いた卒業生は皆、日本で最初の建築家として活躍するわけですが、とりわけ首席だった辰野さんは、官費留学生としてヨーロッパでさらに深く建築に関わっていきます。

彼の代表作として真っ先に名前があがるのがこの東京駅。

東京駅

彼が設計したのは、3階建て全長約335メートルにもなる、レンガと鉄筋造りによる駅舎です。関東大震災でもびくともしなかったほど堅牢で、震災当時は堂々と建つその姿に、多くの人が励まされたことでしょう。

そしてこちらのドーム。太平洋戦争で1945年に被災。ドームと3階の大部分を消失しましたが、これらが2012年10月1日に復原、丸の内駅舎の一部としてグランドオープンしました。

その他、今回番組で紹介された日本銀行は、本店、旧小樽支店の設計も手掛けています。

そしてこれから同番組で放送予定の大阪市中央公会堂の設計にも携わっていました。

大阪市中央公会堂

この建物の一番の魅力は正面出入り口の上部に大きなアーチをあしらったネオ・ルネサンス様式によるモダンな外観です。

写真提供 大阪市中央公会堂

内部もそれは立派な造りで、あのアインシュタインやヘレン・ケラーなど、歴史的な人物たちの講演も行われました。

おそらく番組内ではその詳細や貴重な内部の映像が放送されると予想されるのでアートや建築に興味のある方は永久保存版として録画されることをお勧めします。

ちなみに、次回9月14日(水)放送される名建築は神戸女学院。ここは“日本一美しいキャンパス“として知られていまして、米国出身の建築家・ヴォーリズ設計の代表作です。日本国内のヴォーリズ建築の建物としては初めて重要文化財に指定されました。

こちらもファン必見の回ではないでしょうか?

いやぁ〜名建築っていいですね。ひと所にたくさんの見所がぎゅっと詰まっていて建物全体がまるで美術館のようです。

あの厳しかった夏も終わりを告げ、だんだん過ごしやすくなってきました。

ところで「芸術の秋」という言葉は、1918年、雑誌で登場した“美術の秋”という言葉がきっかけで広まったそうです。大正モダニズムが花開いた時代、芸術の秋はすぐに根付いていったとか。

涼しくて快適な秋は、じっくりと作品を鑑賞したり、制作に取り組むには絶好の季節。そんなアートを楽しめる施設は全国各地にあるはず。そんな場所を目的地のひとつに旅を計画するのもまた楽しいひと時ではないでしょうか。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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