憂鬱な展開
CREA Travelerに続き、昨日はAGORA 7•8月号も到着。今回掲載の古民家、旧村上邸は鎌倉にある建物。我が家から比較的簡単に足を運べる距離感に気をよくしている。
実は今月、私の20年来の友人の誕生月で、とある古民家レストランランチの予約を入れてある。後日写真と共に素敵なレビューを載せられることを今から心待ちにしているところだ。
このところ、今年のお出掛けの展望が描けず少々落ち込んでいる。
例の大手広告代理店の絡みで振り出しに戻ったGO TOキャンペーンは、早くても8月下旬からの開始になりそうで、この夏の行楽は棚上げ状態。
本当は、都内のホテルレストランのフリーフロープラン等を利用したかったが、本日、東京のコロナ陽性者が新たに124人と発表されて完璧にその目論見は打ち砕かれた。
そして、今日たまたま近所に買い物に出て驚いたこともあった。すれ違う人々のほとんどがマスクをしていなかったのだ。たまたま、ちょっと外出した程度のことかもしれないが、ちらほらならいいけれど、年齢問わずほとんどの人がノーマスクなんて久しぶりに見た気がする。
もしかすると、これって、オオカミ少年の話みたいな展開?
あまりに自粛生活が続き、もうTVのコロナ情報にも飽き飽きして、当然仕事も以前の状態に戻ってしまってとか?様々な要因があるにしても、ちょっとこれって危険すぎでしょう。
パンドラの箱
神ゼウスは、まだ人間というものに男性しか存在せず、災難というものが無かった世界に、パンドラ(パンドーラ)という名前の最初の女性をおくります。すべての悪と災いを封入した箱を持たせて。
パンドラは、地上に着くと、好奇心からその箱を開けてしまいます。すると、中に入っていたあらゆる災いが人間界に解き放たれしまいます。
彼女はあわてて蓋をしました。すると箱の中には『希望』だけが残った。
パンドラの箱とは、このようなギリシャ神話から来た言葉だ。
女性のわたしからすると、パンドラが女性だったというのもなんだかもやもやする。しかしそれは脇に置いといて。。。
パンドラの箱が開けられると一体どんなことが起きるか。つまりそれは、アンタッチャブルなものやタブーに触れること。しかし、その行為は悪いことばかりではない。時に大きな新しい展開を巻き起こす。もちろんその結果が吉と出るか凶と出るかは分からない。しかし、図らずもそうなってしまったのなら、恐れてばかりいてはいけない。絶望を希望に変えられるような心の準備が必要。
もちろん、痛みもあるかもしれない。でもその痛みも必要な痛みかもしれないのだ。
今、わたしに出来ることは何?簡単にその問いに答えることは出来ない。しかし、どんな状況でも、これまで経験して得た知識を忠実に守る。そして、免疫力を高める食事に気を配ってみたり、遠くに出掛ける旅は妄想だけに閉じ込めてみたり、エコバックは出来るだけ洗えるものを使って、感染しない、感染させないミッションを遂行していくしかない。
『星の王子さま』のあまりにも有名な一節
大切なものは、目に見えない
わたしたち、ひとりひとりの行いは、たとえどんな高性能の監視カメラが世界中に配置されたとしてもそのすべてを追うことは不可能だ。
なぜなら、ひとの心の中まで透視することは出来ないから。誰かの目が怖いとか、誰かに言われたからとか、そんな言い訳はこの際、無しにして、ただ自分の良心の赴くままに。。。
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