摩周湖から空港へ

友人の計画では知床から釧路湿原にも足を伸ばしたかったらしいが、如何せん前日にイエローカードを喰らってしまったことと、元々最初から詰め込みすぎた(本人談)ので実現出来なかった。

しかし私の個人的な見解としては、どこもかしこも初めて訪れた場所なので、その余韻に浸る意味もあって必ずしもコンプリートしなくてもいいかなぁと。仕事でそういうことはいけないが、、、旅が計画通りに行かないことはある意味お約束だ。

私にしてみれば、往復の飛行機にさえ乗り遅れなければ、途中どの道を選んだとしても、“いい旅“だったと言える。私が運転しないので、ずっとドライバーをお任せしてしまった友人には感謝しかない。

そして、今回彼女がどれだけこの北の大地を愛しているのかも伝わってきた。正直私は、日本の旅を甘く見ていた。そして今年はコロナ禍で海外の旅を封印されてしまって、代替えのような気持ちでJALガチャをまわしたけれど、、、豊かな自然や食に触れて、改めて、『日本いいなあ』と思った。

日本すごいってドヤ顔することにはずっと違和感があった。だから、『日本いいなあ』ってのは、おそらく手前味噌な感覚で、やはり私は日本人だからそう感じるのだ。

『幸福』という駅から『愛国』という駅に向かう切符があるように、何かを愛する気持ちは誰かに押しつけられるものではなく、自然と感じるものだという、、、当たり前だが、日々忙しい暮らしの中でつい忘れがちなことを再認識させられた。

と、私が自分の世界に入り込んでいる間に、彼女が向かった行き先は。。。

私は、初めてみるこの景色のありがたさを本当に知ることはまだ無いのかもしれない。何度もこの場所を訪れているであろう他の観光客の方々の声が聞こえてきた。「あー今日はとてもよく見えるね。本当に来て良かった。」

なんの加工もしていない自然の景色、、、以前、フィンランド郊外の国立公園の森でみた鏡のような水面の輝きも美しかったが、今ここでみる湖の蒼さもまた深く雄大で、全ての音を吸収しているかのような静けさを内包している。

そして、ほんの少しの日の傾き加減でその表情を変えていく様を、、、おそらく何時間そこに立ち止まって見ていても飽きることなどないだろう。

頭の中で、セーラー服と機関銃で、薬師丸ひろ子さんが唄っていた歌詞が流れてる♪

〜このまま何時間でも抱いていたいけど〜♪

霧が出ていない摩周湖は、無敵かもしれない。

なーんて、行く先々で妄想を膨らませてしまう私ったら。うふふ。

さて、そろそろ帰りますか。

空港へ向かう道すがら見えた景色。昔みた「アルプスの少女ハイジ」がどこからともなく駆け下りてきそうな風景♪

昨日山道を走った時に汚れたフロントガラスに偶然出来たフィルターを通して見える夕日の色もまた素敵♪

Fair is foul, and foul is fair.

このマクベスの魔女のセリフで一番有名な訳は

「きれいは汚い、汚いはきれい」

美の概念など実は、あとから誰かがそうと植えつけた部分もあるよね。人によってはシミに見える汚れも、別な人にとっては模様に見えたり。

そんなことをふと考える機会が与えられるのもまた旅の副産物かもしれない。


この場を借りて、今回、突然の旅の丸投げに快く応えてくれた友人に、心から敬意と感謝の気持ちを伝えたいと思います。

そして、いつもこのブログを読んでくださり、いいねしてくださるブロガーの皆様の気持ちにたくさんの力をいただいています。

これからもよろしくお願いします。


と、かっこよく締め括っても良かったのだが、このあと案外空港までに時間を要し、割とギリギリで到着、、、疲れたのでクラスJにチェンジして、本当は、豚丼かラーメンなども食したかったが時間が無くて、ビールとワインの小瓶と、各種おつまみを持ち込み、フライト中、小一時間晩酌しながら、CAさんたちにご迷惑をお掛けしたかもしれない。あはは。

もちろん、目に余るような迷惑行為はしていない。ただ多少ご機嫌になって、おしぼりをいただいたり、空になったワインやビールのびんや缶を引き受けていただいただけの話。

きっと、「このおばちゃんたち、どんだけ飲んでんねん」(勝手に関西弁使ってる設定)と思われていたに違いない。

いいの、いいの。旅の恥はかき捨てですから。

それでは皆さん、次の旅でまたお会いしましょう(次の旅じゃなく、毎日書いてますけど)

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